劇場公開日 2022年8月5日

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「元軍人が長崎で被爆者に会い平和を願う」長崎の郵便配達 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5元軍人が長崎で被爆者に会い平和を願う

2022年8月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

第二次世界大戦戦でイギリス空軍の英雄となったピーター・タウンゼンド大佐は、マーガレット王女との恋が報じられたが、家柄から恋は実らず、ジャーナリストになり世界を旅し、長崎で被ば者の谷口スミテルさんを取材し、ノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を書いた。
谷口さんは16歳の時に郵便配達中に被ばくし、背中に大火傷を負いながらも奇跡的に命が助かり、その後は核廃絶を世界に訴え続け2017年に亡くなった被ばく者だった。
本作では、タウンゼンド大佐の娘で女優のイザベル・タウンゼントが2018年に家族と長崎を訪れ、父の書いた本とボイスメモを頼りに父と谷口さんの交流を追って、感じたことをドキュメンタリーで映した作品。

元軍人が悲惨な被ばく体験を持つ谷口さんと会ったことで、戦争反対、平和の大切さを伝える人になった事を伝えたかったんだんだとわかった。
イザベルさんがフランス語と英語が流暢に話せて、素敵だった。
広島に住んでるから被ばく者の話は聞く機会も多いし、資料館も何度も行っているが、この作品を観て、長崎の資料館にも行ってみたいと思った。

りあの