劇場公開日 2022年10月7日

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千夜、一夜のレビュー・感想・評価

全52件中、21~40件目を表示

4.0裕子はいい男が似合う

2022年10月20日
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健さん、ジュリー その他共演者は必ず色気ある男性スターいわゆる男前。

そしてその男たちを虜にしてきた田中裕子。
今回はそんないい女の裕子を、千夜の苦しみを与えて30年も帰らない男の物語。

待ち続ける理由がわからなくなり本当に夫を愛しているのかさえ疑うようになったが、たった一夜の出来事で解放された妻の物語かなあ、良いストーリーでした。

もう少し日本海の厳しい海の背景を神的描写に落とし込んで欲しかった。

やはり裕子は演技力NO1❣️

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gottama

4.0田中裕子から目が離せなかった

2022年10月19日
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寂しさ切なさ、諦め、狂おしさがひた寄せる。
それでも待ち続ける。
ダンカンのしつこい鈍感さが苦しい。

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すぅ

5.0待つ身と待たせる身

2022年10月17日
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ホモサピエンス

3.5大人の切なさなのか?

2022年10月17日
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それとも意地なのか?
田舎だからこそ人の目があるので意地になっているかもと、思ってしまった
それよりずっと思い続ける男の思いの方が切ない
しかし、年配の方向けの映画ですな

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シネパラ

3.5生き様にみる幸せの尺度

2022年10月15日
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hum

4.0ダンカンが本当の漁師にしか見えない…。

2022年10月15日
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鑑賞方法:映画館

しかし、田中裕子さんは素晴らしい。
なんなんだろう、この表現力は…。
演技派揃いで、現実と演技の境目がなくなってしまっている。
ダンカンさん、生まれながらの漁師じゃないですか。
しかし、田中裕子さん走りますね。まだまだ、元気でご活躍の姿を見れそうですね。
待つ時間は長い。そして、待つ人間にとっては何もできない。
勝手に失踪するのはいいが、失踪している間に人も世の中も変わってしまう。
この映画は、北朝鮮の拉致問題にはそれほど触れず、島にすむ人達の人間模様を丁寧に描いているところが素晴らしい。
また、印象に残る一本に出会えた。やはり映画は素晴らしい。

#169

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caduceus

4.0そこまで誰かを愛せますか

2022年10月15日
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失踪した夫を30年待つ女。
尽きるところテーマは「男と女」なのかなと。
冒頭の場面が物語っていることに観終わってそう感じました。

男はどれだけ自分が女に愛されていることを理解していたのか。
女はどれだけ愛した男のことをわかっていたのか。

男はどうして何も言わずに突然消えてしまうのか。
女はどうしていつまでも信じて待ち続けられるのか。

タイトルは「待つ女」でもなく「消えた男」でもなく「千夜、一夜」
待ち続けて過ぎていった夜はたった一度の夜で全てが埋まってしまう…ということなのか。
それとも幸せが続いた日々がたった一夜で昨日までが幻だったかのように変わってしまう…
ということなのか。

一番印象に残ったセリフ「わたし狂ってるから」

自分のこれまでの人生でそこまで誰かを愛したことなんて、
あったような無かったような…

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puccino

4.0役者がいい

2022年10月15日
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鑑賞方法:映画館

ストーリーはともかく役者がいい。
尾野真千子の最後の出番と田中裕子の後半の場面は本当によかった。
失踪者を待つのは、確かにしんどいよね。
何かでバランスを保たなきゃね、というのが苦しいほどわかりました。

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khapphom

4.0内なる心のタイムリープ

2022年10月15日
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鑑賞方法:映画館

意外そして圧巻。
田中裕子さんは勿論なのだが、ダンカン氏がお見事でした。あのキャラクターは大っ嫌いですけどね笑
ほとんどの登場人物が何かを「待っている」物語。表向きは「失踪」に対する「喪失感」を描いている様に映るが、その実「愛」を探す物語であり「距離感」を探る物語である。私は登美子にかなりのシンパシーを覚えてしまったので、閉塞的な社会の善意の押し付けや、「不器用」では片付けられない愛の押し売りに辟易していたし、奈美の「自分の計画ばかり推進します(共有してるつもり)」も嫌悪でしかなかったが、人に寄ってはそちらに寄り添って登美子や洋司が気持ち悪く映ったりもするんだろうな、なんて思って終わった後も暫く関心しきりでございました。
イメージなものなのか年配のお客さんが多かったのだけれども、広い世代に是非とも観て頂きたいと強く思った次第です。

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lynx09b

3.5田中裕子

2022年10月14日
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この人は改めて言うまでもなく、名優。
この映画を見ただけでも、40年以上、第一線で活躍している理由が充分わかる。

声の張りはもののけ姫の頃と変わらないし、表情の機微でその時々の心象を微細に表現する力などは男女合わせても全ての俳優さんの中で一番じゃないかと思っている。

ただ、ストーリーはいまいちかな。

失踪人(いなくなってしまった人)をキーワードにしつつ、身寄りに急に先立たれたり、認知症で自分のことを忘れられてしまったり、いくら思いを寄せても応えてもらえなかったりと、自分の存在をないがしろにするかのように置いてきぼりを食らう人々の姿を重ねていくのはいいと思う。

ただ、そんな中に漂着した脱北者は必要なのか?

なんだか、あれで拍子抜けしてしまったし、設定を佐渡島にしたのも、北による拉致という政治的要素まで絡めて話を大きくしたほうが、文化庁の文化芸術振興費補助金を受けやすいだろうというソロバン勘定まで透けて見えてしまった、というと下衆の勘繰りが過ぎるか?

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藤崎修次

3.5愛する人への想いの濃さ、人によって様々

2022年10月12日
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愛する人への想いの濃さ、人によって様々。
2人の女性、激動の昭和の女性を演じる田中裕子さん、平成の女性を演じる尾野真千子さんの2名の演技派。
前者は30年思いを馳せて前に進めない、後者は2年で整理をつける。そこの対立にどちらが正しいかはわからない。
新潟県佐渡の海岸という拉致による行方不明という悲劇の事実と絡めた物語。

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masayoshi/uchida

3.5こう言う終わり方は好きじゃないけど この作品でなら、これで良い気がする

2022年10月12日
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こう言う終わり方は好きじゃないけど

この作品でなら、これで良い気がする

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jung

3.5「わたし、狂ってるから」

2022年10月11日
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「わたし、狂ってるから」
登美子(田中裕子)のセリフ、こういう言葉をサラッと言ってのける凄み、今回も田中裕子さんは切れ味鋭く、魅力的な女性を演じています。相変わらず、「無言」の中にも多くを物語っているような印象は、特に今作を背景に「男」である自分からしたら肩身の狭い思いすら感じるほどです。
そして尾野真千子さん、この人も田中さんにも負けず劣らず、観ていていつしか「演技」を感じさせないほど自然な感情表現のボリューム調整は、そのミキシングが完璧すぎます。素晴らしい。
他の出演者にも一定の「理解」が出来る違和感のなさは、俳優の皆さんが長けていることも然ることながら、これぞキャスティングの妙だと言えるでしょう。ダンカンさん、実にハマってます。
物語はミステリーを題材にしたヒューマンドラマ。中盤以降の展開はなかなか面白く、意外性もあって前のめりに観られます。特にキーとなる小道具「カセットテープ」から、終盤に起こる登美子の「夢遊」に震えます。

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TWDera

2.0星🌟の数ほど男はいる あ、失踪者だっけ

2022年10月11日
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泣ける

悲しい

単純

うーん😔時間がまったりと流れるなか、拉致ダの脱北者ダの日本海側独特の話が進む。プラス地方で特に問題となっている一人暮らし老人や、結婚できない人の話が重なり、地方感を醸し出しながら物語は進む。
対照的な女性二人の思いや葛藤はとても上手く表現されていたし、古風な女性像と現代的な女性像も上手く表現されていたが、結局人の価値観は十人十色と言いたかったのか、最後もよくわからない終わり方で…

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ろくさん

4.0重く静かにすすむストーリー

2022年10月11日
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登美子にとって失踪した元夫は、初めて男であり最後の男であろう。また、逃げ出したい父の元からの解放者でもある。そしてイケメン。まさに白馬(漁船だけど)の王子。幸せの絶頂の中で忽然と姿を消す。10年やそこらじゃ忘れられないでしょう。
大都会ならまだしも、田舎じゃ人間関係も狭い。出会いとか、慕われたりとかあっても、結局は失踪した夫の影がつきまとう。切り替えスイッチないですって。
恐らく、10年20年と経ちチラシを配らなくなったあたりから静かに狂い始めてたんじゃないかな。20年といえば子供が成人する頃である。20年は失踪と言う子供と向き合い、また二人の生活を楽しむ頃に失踪と言う狂気に囚われたのかな。

表題通りなので、疲れてると寝るかもなのです。元気な時に見ましょう。

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Oyster Boy

4.0一応、趣旨は理解しなくもないのだけど…(減点対象でネタバレを含みうるので注意)。

2022年10月10日
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yukispica

4.0佐渡へ佐渡へと草木もなびく。佐渡は来よいか住み良いか

2022年10月10日
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泣ける

悲しい

難しい

その島を初めて訪れた作家が、
その大きさに驚き、小説に書き残している。

作家の名前は『太宰治』、
小説のタイトルは〔佐渡〕。

まぁ無理もない。
東京23区よりもなお大きい面積の島が
日本海にぽっかりと浮いているのだから。

古くは『順徳天皇』や『世阿弥』『日蓮』が流され、
江戸時代は幕府の屋台骨を支える黄金の産出地として栄え、
最近では天然記念物である朱鷺の最後の生息地となり、
今では世界遺産への登録を目指す。

が、一方で、『曽我ひとみ』さんの北朝鮮への拉致で知れ渡った通り、
浜辺で遅くまで独りで遊んでいると攫われるぞ、と
親から戒められたとの話を、島の出身者からは聞く。

拉致問題が耳目を集める以前から、
実は島民にとっては、人が居なくなってしまう事件は身近にあったのだ。

ただ、これは〔砂の女(1964年)〕でもいみじくも語られている通り、
今でも年間に八万人ほどの人が全国で行方不明者として警察に届けられと言う。

申請があるだけでもこの数なのだから、実体は更に多いことは論を待たず。

姿を消す理由は様々だろう。
先に挙げた映画のように、囚われ、しかし魅入られてしまうこともあるのかもしれない。

『登美子(田中裕子)』の夫が忽然と姿を消してから、もう三十年も経つ。
最初の二十年はチラシを配り周囲に協力も呼びかけたが、
今ではそれも沙汰止み。

彼は拉致に遭ったのか、それとも、元々遠洋漁業の船員だった気風が蘇えり、
世界の港を風来坊のように旅しているのか、
それとも不慮の事故で既に鬼籍に入っているのか。

何れも定かではないものの、
歳を経るにつれ、夫の顔や声の記憶も朧げになりつつあるのは確か。
しかし思い起こされるのは「ちょっと出かけて来る」との最後の言葉。

再婚の話も持ち込まれはするものの、
頑として独り身を貫き、
何かが起こるのを、ただ漫然と待ち続けている。

一方で、やはり二年前に夫の『洋司(安藤政信)』が失踪した
『奈美(尾野真千子)』が現れ協力を依頼する。

それが『登美子』の日常に変化を及ぼすものの、
凝り固まった心は、なかなかに解れることはない。

しかし、所用で出かけた新潟市内で、ある事件が起き、
それは彼女の気持ちを大きく揺さぶる。

コトの是非を論じるのであれば、
明らかにふぃと姿を消した方に非があり、責め立てされるのは当然。

のっぴきならない理由があったとしても、
何らかのサインは示すべきだろう、
勿論、突然に攫われてしまうとの緊急時は別として。

残された側の不安は如何ばかりか。
劇中でもそれは、幾度となく触れられる。

他人は確かに心底気遣っているのだろうが、
心細さは当人にしか判らぬもの。

たまさか同じ立場になってしまい、
気持ちが通じ合う場面もありするのだが、
それとて完全に一つになったとは言えず。

『登美子』の複雑な家庭事情や、
そのために男性不信になってしまった過去は語られるものの、
夫の『諭』についてはぼうとして、
キャラクターを構成できる情報すら見る側に与えられないのは特徴的。

我々は、彼女の心中のやり場の無い気持ちだけを
ただひたすらに共有させられる。

エンドロールが流れる段になっても、
事態は蝸牛の歩みほどにも進展しない。

更に孤独を託ち、理不尽さに戸惑う
主人公だけがぽつねんと取り残される。

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ジュン一

3.0田中裕子の名演?怪演?

2022年10月10日
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悲しい

難しい

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りあの

3.0熱く静かに待つ

2022年10月9日
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難しい

待つという部分に''超''焦点を当てた映画
一人一人の待つ思いと強さとこだわりを感じさせられた。失踪した方も色んな理由あり。言葉には出さない・出せない部分は他方からは真実は分からない。理由を知りたくとも失踪したままでは分からない。戻ってきて理由を知ったところでお互い幸にも不幸にもなるだろう。
話は静かに地味に進んでゆく。これが長く待つ側の深い感情を表しているように思う。

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うめ

3.0失踪者

2022年10月9日
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佐渡ヶ島を舞台に、失踪者とその家族や周囲の人々の姿を描いた作品。
夫が失踪してから30年もの間その帰りを待ち続ける登美子のもとを、2年前に夫が失踪した奈美が訪れる。彼女は、登美子の経験を踏まえ、夫の捜索に協力してほしいと訴える。
30年も夫の帰りを待つ女と、2年間で耐えられなくなった女。この対比がうまい。そしてずっと登美子に思いを寄せる男、さらには戻ってきた男を配する。それぞれの心理描写が丁寧で、淡々とした映画だが飽きることはなかった。

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ぽてち