「淡々と薄暗く希望を抱き紡ぐ」千夜、一夜 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
淡々と薄暗く希望を抱き紡ぐ
2022年劇場鑑賞78本目 佳作 58点
予告からして小規模で好きな雰囲気でとりわけ楽しみにしていた作品
基本的にはずっと暗く低飛行な色味の中、失踪した尾野真千子の旦那を主演が見つけうちに連れ戻し静かに時に激しくぶつかるシーンはいい意味で緩急が良くグッと引き寄せられたのを覚えています
余白もあって読み込む様な作品なのですごく好みですが、何か少し足りなかったです。
おそらくですが、終わり方かなあと思います
それでも旦那を待つときめわかっていながらも一人で生きていくのを決めた終わり方もありですが、個人的にはそうじゃない方が最後にもうひとう引き寄せられるシナリオになったんじゃにかなあと思います
似た境遇の尾野真千子に良かれと思いながら、叶わぬ夢を託すかの様にとる行動や終始感じる自分の世界に生きる感じが、終わり方の伏線にもなっているので、説得力はありますが、途中からこの人や物語の終わらせ方が明確にわかってしまうので、終わりに差し掛かるにつれて冷めてしまいました。
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