「苦しみの檻」千夜、一夜 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
苦しみの檻
いなくなった理由に心当たりがなく。
可能性は幾つも考えられるが、待つ側はわからない。
だから、自分が何か悪かったんじゃないのか?
自分勝手に欲望のまま蒸発したのか?
事故や事件に巻き込まれたのか?
北朝鮮に拉致されたのでは?
そもそも生きているのか?
どこまで待てばいいのか?
思考の檻に閉じ込められて一歩も進めず、「何も変わらない」ことを選ぶしかなくなる。
そんな「残された側の苦しみ」そのものの描写ゆえ、観ていて苦しくなるばかりでした。
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