劇場公開日 2022年10月7日

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「重く静かにすすむストーリー」千夜、一夜 Oyster Boyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0重く静かにすすむストーリー

2022年10月11日
iPhoneアプリから投稿

登美子にとって失踪した元夫は、初めて男であり最後の男であろう。また、逃げ出したい父の元からの解放者でもある。そしてイケメン。まさに白馬(漁船だけど)の王子。幸せの絶頂の中で忽然と姿を消す。10年やそこらじゃ忘れられないでしょう。
大都会ならまだしも、田舎じゃ人間関係も狭い。出会いとか、慕われたりとかあっても、結局は失踪した夫の影がつきまとう。切り替えスイッチないですって。
恐らく、10年20年と経ちチラシを配らなくなったあたりから静かに狂い始めてたんじゃないかな。20年といえば子供が成人する頃である。20年は失踪と言う子供と向き合い、また二人の生活を楽しむ頃に失踪と言う狂気に囚われたのかな。

表題通りなので、疲れてると寝るかもなのです。元気な時に見ましょう。

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Oyster Boy