謝肉祭までのレビュー・感想・評価
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独自の世界観、意味不明
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イリエナナコ企画・脚本・監督の作家性の強い独自の世界観、祭りまで一週間、海辺(佐渡島)の古民家に「踊る神」「笑う神」「視る神」が集う。神と言っても酒は飲むし煙草は吸うし、俗っぽさは人間以上のトホホな演出。
なんでも、その内二人は祭りで自害しなければいけない「しきたり」と言っている。前日なっても決まらずくじで決めることに、映画は祭りまでの逡巡する3人をダラダラと描くだけ。クラウドファンディングで作られた43分の短編映画だが、それでも長いと感じる退屈さ、奇妙なコスチュームでわざとらしい振る舞い、活舌も悪くセリフも聞きずらい。
イリエナナコはカトリック系中学校の3年生の時、文化祭向けの路上生活の子供の映画を撮ったそうで、それが何とセリフは中国語、「街」という題で「どこにもあるけどどこにもない街」にしたくて英語では分かるだろうから中国語にしたそうだ。その頃から独自の世界観を持っていたのですね。
謝肉祭はそもそもカトリックの祭りだし、生贄という風習なら分かりますが、そうでなく犠牲となる神というのもキリスト由来の発想なのでしょうかね、イリエナナコ監督は昔から観客を翻弄する難解さが売りのようですから、凡庸なおじさんには分からなくて当然ということでしょう。
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