「恋愛と見合に正解はないけど、皆共鳴は求めている」恋愛終婚(レンアイオワコン) サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛と見合に正解はないけど、皆共鳴は求めている
2024年劇場鑑賞85本目 名作 80点
個人的に2024年劇場鑑賞108本中4位の作品で、23年公開の同型作品マリッジカウンセラーと甲乙つけ難い傑作である
結局は先入観と人は信じたいものを信じるし観たい様に観るということだと思う
相談役がひょんなことから恋愛に落ちることも、憧れから師弟関係になり二人にとってそれが落ち着くことも、世間では冷ややかな目で見られる歳の差婚や同性愛も、お互いの何かフィルターが外れた瞬間や、二人の世界の強靭さが芽生え覚悟ができた時、他の全てを払拭するのかもしれない
4組それぞれのストーリーも、物語としての起承転結と終盤の伏線回収劇もテーマ+αで盛り上がりを魅せて熱気が高まった
自我が形成され自覚し人付き合いも厳格になる年頃に皆一生を生きていく共鳴する人物を求めることは、そしてその末にゴールインすることは、ある種自分の人生を肯定する為の最たる行為なのかもしれない
夢と現実の狭間でまだ生きる自分の行く末は如何なものなのか、どんな人が待っているのか、実物だ
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