「良くも悪くも村に吸い取られ積み上げてきた何か」ヴィレッジ サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも村に吸い取られ積み上げてきた何か
2023年劇場鑑賞28本目 良作 64点
藤井道人ファンとして期待の作品
結論、ファンとしてハードルが高かったのはあるし、それを度外視にしても、期待はずれかなぁ、残念
ストーリーの随所に感じる、こうなるんだろうなが全部セオリーすぎるのが、ハマらない人にはハマらないのだろうけど、個人的には別にそこはそーゆー監督だし特別マイナスには感じなかったけど、、、
なんというか、伝えたいことの核心が朧げで深く印象に残らなかった
一部では能面がいらない等あり、個人的にもその意味合いやシーンが無駄だったり、中途半端だとういのはわかるけど、要はそこに住む村の住人が何か問題を抱えたり、はみ出したりしない様にいい顔してやり過ごす、平穏を保つみたいな、そこに住む個人と集団での顔のギャップをテーマとして描きたく、それに古くの文化として顔を隠して踊るこれを採用したのだけど、何かグッとこない
ヤクザと家族が大好きで、新聞記者も当時から評価は落としたものの好きで、余命10年は嫌いな当方ですが、今作は正直監督の底を知れちゃった気もします
というのも、ファン以外がよく口にするのは絵や撮り方が綺麗だったり匠なのはこだわり伝わるけど、キャラクターの設定や演出、展開やセリフが古典的で普遍的で面白みがなかったり、薄っぺらいという意見が散見しますが、それもよくわかるし、ファンは賛否を許容した上で好んで観てるので、問題ではないのだけど、今作は確か監督交代があったりと聞いたので、ちゃんと正面でぶつけられなかった印象があります
若い監督なので、わたくしの鑑賞の眼と共に成長していきたい人ではあります
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