「守るべきものとは何なのか」ヴィレッジ まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
守るべきものとは何なのか
村社会の中で何かを守りながら生活していくイメージは容易に想像できるが、実際には自分が必死にしがみついているのではないだろうか。この作品が何を言いたかったのかはボンヤリとしていて、観客に解釈を委ねられているようだが、人間の身勝手さと臆病さの輪郭ははっきりと描かれていた。
能の演目を通して人生は一瞬の夢幻のようなもの、と言いたかったようだが、それを語るには過酷過ぎる人生描写。産廃処理場と古典芸能の共存する村は無理がある感は否めない。
横浜流星がこの後どんな役者になっていくのかはとても楽しみだ。
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