「邯鄲(かんたん)の夢」ヴィレッジ 佐々木さんの映画レビュー(感想・評価)
邯鄲(かんたん)の夢
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予告あたりから横溝感満載で楽しみにしていました
しかし長かった
削ろうと思っても削る所がいまいち見当たらない
能のテーマが話全体に広がっているのでそこも削れない
『邯鄲』(カンタン)の様に主人公(片山優)が開放され、そして夢から覚める
そのような筋だった
注)ラストの話します
どこで終わってもいい感じだと思う
1:霧の中を主人公が村を目指して歩く
優のたたずまいが素晴らしかった
2:村長の家を焼く
これは鉄板(家長が炎に包まれる辺りはすごく良い)
3:ミサキの弟が村を出る
鑑賞中・一番ピンとこなかった
鑑賞後、時間が経ってから
『村を出る』と言う選択肢(みんな村に帰ってきている)から
離れられない人々を考えると
やはり本当のラストがラストで良かったと考え直した
いい映画はやはりラストの選択も上手いと思った
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humさんのコメント
2023年4月30日
登場人物中、最もか弱い印象の弟の決意に応援したくなりました。
彼はか弱いようでいて、自分の信念をつらぬける。(尊敬する優の指示にも最後には自分の信念を捨てなかった。)実は強い心を持っているのだなと思いました。外からわかりにくい内面をあらわす象徴だったと思います。