「スカイハイだと知らないまま観たかったかも」天間荘の三姉妹 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
スカイハイだと知らないまま観たかったかも
キャストが魅力的だったので観たくなった本作。観始めてすぐに「これってスカイハイだよね」と妻に言われた。
スカイハイって、あの「お逝きなさい」のスカイハイ?
よくよくタイトルを確認してみると、確かにスカイハイと書いてある。知らなかったなあ。スカイハイはもう一つある劇場版しか知らないけれどまあいいだろう。
北村龍平監督が普通のドラマかぁなんて思っていたのに、スカイハイならそうなるか。スカイハイ劇場版も北村監督だったものね。
さて本編について。
スカイハイをよく知らない自分でもいつものスカイハイとは違うであろうことはなんとなく分かる。なんせ、三ツ瀬という謎の町に、謎の人々、なのだから。
後半は三ツ瀬のことについてがメインになってしまうかと思うが、前半は三姉妹、というか天間家の物語で、この部分は大雑把に言うと「海街diary」だったね。
冒頭に、あの世とこの世の間にある町と紹介されるので、ファンタジーであることはすぐに分かる。
なので、スカイハイだと知らないままのほうが面白く観られたのではないかと思ってしまった。スカイハイだとどうしても「おいきなさい」に引っ張られるからね。
更に違った可能性の選択肢が最初からなくなってしまうのは残念。
あとは、観る原動力になったキャストだが、こちらは概ね満足。
女優志望だっただけあって大島優子の演技は悪くないんだけど、あんまり大きい仕事してない。頑張れ。
やっぱりなんとなく地味なのか。本作でも、のん、門脇麦、寺島しのぶに囲まれて、若干影薄かったもんな。
コメントする