「三国志みたいであるが」銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第二章 旅行者さんの映画レビュー(感想・評価)
三国志みたいであるが
30年前ぐらいに小説を全巻読破しました。その後、最初のテレビ版をたぶんリアルタイムでチラ見。そして、今Amazonさんで星乱と激突を鑑賞。策謀は第一章観ずに、今回第二章を劇場で鑑賞しました。小説の記憶があるので二章から観ても違和感なく楽しめました。
小説の時から感じていましたが、遥か未来の話、スペースオペラなのだけれど、三国志とか水滸伝みたいなChinaの歴史ものを読んでいるような感覚があります。ラインハル艦隊2万隻が曹操軍兵力2万とかと重なります。この一つの要因は、劇中で艦船の諸元、性能、武器の解説などが紹介されず、兵器の性能が戦いの結果に影響する視点がないからのように思えます。
宇宙を舞台にしたSFですが、そこがヤマトやGUNDAMと違う点です。ヤマトもGUNDAMも
銀英伝もどれも素晴らしい作品ですが、銀英伝は人物の背景が丁寧に描かれていて、登場人物に感情移入できるところが優れていると思います。キルヒアイスが死んでなければと物語の最後まで思ってしまいます。オーベルシュタインをラインハルトが助けていなければ、ifの銀英伝を想像してしまうのです。
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