ナワリヌイのレビュー・感想・評価
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ドキュメンタリーだけど映画みたい
前半、眠気があったが…
科学者のコンスタンチンがうっかり罠にハマってとうとうと暗殺について話してしまう。それを聞いたナワリヌイ達は嬉々する。そして、割と軽い口調で明日は雨だなと天気の話でもするかのように工作員は殺されるな、殺される、その前に助けてやるかとラフに話している姿がロシアの恐ろしさを如実に表している。
一言で言うと、もの凄い映画。 一人でも多くの人に見て欲しい。 もち...
一言で言うと、もの凄い映画。
一人でも多くの人に見て欲しい。
もちろん重い作品だけど、テンポ良く進むし、
ナワリヌイやその周りの人たちの
チャーミングな人柄に救われる。
奥さん、群衆へ毅然とした態度で対応し、かっこいい。
ユリヤコールと、ナワリヌイの最後のシーンの言葉には胸が熱くなった。
腐敗した祖国を救おうとする男 VS プーチン・ロシア
ロシア政府の腐敗を暴こうとして、プーチンに毒殺されかかるが、ぎりぎりで助かる。
ロシア国内にも、支持者が多数。
弾圧され投獄。
しかし、真の祖国ロシアを取り戻す為に戦い続ける男。
平将門も こんな人だったのだろうか。
実話に迫力を感じる。戦争の今皆是非見て。
ナワルヌイ氏毒殺未遂当時ニュースで見ていたが深刻問題と受け止めなかった平和ボケだった(ToT)。ノンフィクションの中にもユーモア(笑)がありナワルヌイ氏の人柄が魅力的だ。今も投獄中なのは許せない!オススメです\(^o^)/
ナワリヌイ氏本人が信じられないミッションに挑み驚愕の事実を鷲掴みにする快進撃が笑えるけどゾッとする、とことんガチな『ミッション・インポッシブル』
まずナワリヌイ氏の強烈なキャラクターに度肝を抜かれます。映画は2本作ろう、まず1本は面白いやつ、私が死んだ後に真面目なやつを1本と笑いながら言い放つそのキャラクターにグッと引き込まれます。飛行機内で体調を崩して昏睡状態に陥った自身の体内から神経剤ノビチョクが検出されたことを知らされたことも「殺したいならなぜ撃たないんだ?そんなもん使ったら政府の仕業だってバレバレじゃないか!」と楽しそうに語る。そしてそんなナワリヌイ氏を支えるスタッフや家族もとにかく逞しい。特に奥さんのユリアさんのカッコよさは格別で、緊急着陸後ナワリヌイさんが搬送された病院に駆け付け、こんな病院にいたら何されるかわからんから夫を連れ出すんだと屈強な警官達に守られた病院にズカズカ乗り込んでいく勇姿には惚れ惚れします。
とにかく面白いのはブルガリアの調査ジャーナリスト、クリストがロシア国内の膨大な情報ソースからナワリヌイ氏を毒殺しようとした実行犯を特定していくくだり。この辺はもうドキュメンタリーであることを忘れてしまうくらいスリリング。そしてそんな彼らにナワリヌイ氏自身が接触を試みる辺りから次々に判明する驚愕の事実。こんなこと言っちゃったら彼は殺されちゃうねとかとにかく前のめりで楽しそうなナワリヌイ氏もスゴイですが、都合が悪い人間は虫でも殺すかのように排除する政府と、デマ情報を自国内にばら撒きながら突きつけられた事実に対してはフェイクだと平然と言ってのける国内メディアが牛耳るロシアの絶望的な現況にとにかく驚きます。そして同時に日本はどうなのかと考えると実は大して変わらないことにも愕然とさせられます。
とにかく恐ろしい現実にキャッキャと楽しそうに挑んでいくナワリヌイ氏と仲間達の快進撃はそんな絶望も露わにしていきますが、国内にはそんな彼らへの熱狂的な支持者達が多くいることもしっかり捉えていて後味爽やか。ナワリヌイ氏が最後にロシア国民に語りかける言葉は胸に突き刺さります。
所々で爆笑してしまうくらい楽しいのに時折添えられる一言にゾッとさせられる、ニコニコ笑いながら手榴弾でキャッチボールをしているかのような破壊力抜群のドキュメンタリーです。
今こそ見て欲しい反体制派の実録
ロシア、プーチンの暗部を切り込む
碧い眼ハンサムで背の高い画体のいい
ナワリヌイ氏。
笑顔はとてつもなくかわいく、弁舌は力強く
冷静。どれほど太い神経を持っているのか。
動じない、毒殺未遂後でも、トリックテルを
したときの相手から巧みに聞き出そうとする話術。
真実を聞き出した時の支援者二人と共に
ガッツポーズ。様々な事を暴いていくべリングキャットの存在など同志に恵まれている。
家族との時間を大切にし、妻を愛し、妻も彼を尊敬し愛している。
ロシア指導部に対する皮肉やジョークは彼の人間味
が溢れている。
空港で待っていたたくさんの支持者達。老婦人でも
容赦なく連行するプーチン支配下の警察。
NEVER GIVE UP!=HUGE POWER!
by NAVALNY
そういったHUGE POWER=VICTORYを導く。
驚愕のドキュメンタリー
容易に言葉が見つからないほどの衝撃を受けたドキュメンタリー映画❗️ノンフィクションなんだけど作られたサスペンス映画よりスリリングだったし、めちゃ心揺さぶられた。アレクセイ・ナワリヌイはプーチンの対抗馬として政治活動をしていたが航空機内で毒殺されかける。その報道は覚えていたけど詳細はまったく知らんかったからすべてが驚きだ。そして実行犯が電話でつい証言してしまうシーンにはロシア当局の一部が垣間見えて驚愕しまくり。人の善悪の根幹を考えさせられる。ロシアには正義のために闘う善良な人が多いことも見せてくれた。現在はロシア国内のことは世界には報道されないけどかなり大変なんだと思う。特に反プーチンの人たちはどうしてるのだろうか。獄中のナワリヌイ本人も。心配だ。さらにドイツ政府の毅然とした対応などをみると大人だなぁと思う。これじゃあ日本は国際社会に相手にされないはずだよ。分かりやすく言えば日本はそりゃあ良いところもあるけど幼くて弱いんだよね。しかし本作で残念なのは音楽が安っぽいこと。安易に観客を煽るようなサスペンスフルなサントラはもっと控えるべき。今日は観たい映画がなくて困っていたんだけど大正解。めちゃ脳が覚醒させられた
今のロシア事情だからこその一作。
今年168本目(合計444本目/今月(2022年6月度)15本目)。
ということで、有給消化デーでこちらの作品に始まる4作品(4作品目で「精神的に」力つきた…。詳細は「plan 75」にて)。
こちらの作品、ウクライナ侵攻が報道されるこの連日の中、急遽放映が決まった経緯があるようで、若干字幕として変な日本語(通じないわけではない)はあります。とはいえ、この時世に日本で中立的な観点で描かれていることは高く評価できます。
ロシアが題材(プーチン大統領批判の趣旨のナワリヌイ氏(弁護士)を描いた)という事情はあるものの、ごく最近の話なので、ロシア映画に代表される共産主義独特の考え方や文化を知らないと理解不能にはなりません(むしろ、史実に沿って描かれている以上、専門的な用語だらけで、そちらが理解しにくい。理系文系両方ハイレベルな知識が要求されます)。
実在する人物で現在も存命な以上、いくらでも調べれば情報は手に入るし、急遽決まったとはいえ公式サイトも丁寧なので(予告動画も結構丁寧)、見に行く・いかないの判断は結構つきやすいほうです。
良いことはよい、悪いことは悪いとして極めて平等に描かれている(一方的に祭り上げているわけでもないし、極端にプーチン大統領たたきをしているわけでもない)点で好感が持てます。
しいて言えば、この主人公よりもプーチン大統領のこれまでの政治上の活動のことを知っていると有利かな、という気はしましたが(どうしても日本では、ウクライナ侵攻に伴って連日報道される割に、プーチン大統領そのものに焦点があてられるシーンは少ない)、あれば程度の扱いです。
採点上、特に差し引く要素はないので、フルスコアです。
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