劇場公開日 2022年8月5日

  • 予告編を見る

「あったかもしれない未来。でも、実現しなかった今。だから、どうする?」プアン 友だちと呼ばせて night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5あったかもしれない未来。でも、実現しなかった今。だから、どうする?

2022年8月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編を観てなんだか面白そうと、思っていた作品。
やっと観ることができた。

映画館を出ての第一印象は、『いい映画を観させてもらったな〜』、『観てよかったぁ』だった。

冒頭からしばらくは、スタイリッシュでお洒落でテンポ良く満足して鑑賞。予測してた流れ。

しかし…、そこからの展開が予測を超えた展開で……、さらに没入した。
夏目漱石や太宰治、村上春樹さんのテイストもあったし…。

脚本が秀逸。

黒澤明監督や橋本忍さんの書いたストーリーみたいだなあーと感じた(ぶれや不具合がないわけではないけど…。でも、)秀逸。

元カノ達、
(踊りが好きな)アリスさん(素直な表情や仕草がとっても美しい)、
(女優を夢見る)ヌーナーさん(もの憂げな可憐な表情がとっても美しい)、
(写真家の)ルンさん(純粋。だけど地に足付けてる感がとっても美しい)。
そして、ルンさんの娘さん(天使)。
そして、そして、プリムさん(千変万化のチャーミング。美しい)、(横浜生まれだそう)。
お母さん(ホントにお姉さんみたいで美しい)も……

みんなみんな、チャーミングで魅力的で、なによりアジアン綺麗だった。

みんな、キャラが立っていて、かつ、まったくかぶってなくて、すごい。

カクテル、カセットテープ、そこから流れてくる音楽、DJのお父さん、深夜ラジオ、車、そして景色……、も、もうひとつの魅力。あと、♪nobody knows♪の音楽も。

タイの人はああやって、手を合わせるんですね。
そこも好きでした。

night runner