「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」プアン 友だちと呼ばせて ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや
したたかな構図をもった青春・ロードムービー・友情映画
前半と後半明らかに主人公たちの立ち位置が変わるのだが
それがこの映画の核になるとは・・
前半の流れからは予想もつかない。
それがどうのこうのいうより、人としての生き方が?となる
ところ。善人が誰というより、この映画様々なしかけをこら
しているものだから、愛のカオスという状態までいってしまい
時代も行ったり来たりで (なんだかなあって・・)
最後の車からみせる笑顔に救われる。決して悪人ではないが
友達としては致命的な裏切りが、すべてながれさるようないい
笑顔でした。上映時間を90分ちょいでまとめたらもっと高評価
になるかもしれない。笑
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NOBUさんのコメント
2022年8月25日
今晩は。
親鸞の悪人正機説ですね。
但し、私は、ウードは悪人ではないと思いながら観ていました。
彼は、ボスを想いつつ、ボスに恋心を持つ女性プリムに対しての想いが募り、二人を”悪意なく”別れさせてしまったことに悔いを持ちつつ、自ら余命宣告された事により、再び二人を結び付けたいという思いで、ボスとの旅に出たのかな・・・、と思いながら鑑賞していました。
あ、でもそう考えるとウードはある意味悪人であり、”悪人正機説版贖罪のロードムービー”ですね。納得でございます。
では。返信不要です。