唄う六人の女のレビュー・感想・評価
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薄っぺらく、かつ不快
本年度観た邦画では岸辺露伴に次ぐ不味さ。
粗筋を読んだ限り、マヨイガとかニンフとかのモチーフを使った都市伝説的な話かと思っていた。結果としてはまだしもそっちの方が良かったかなという印象。
まず女たちの造形があまりにも薄っぺら。魔女とかセイレーンとかニンフといった森に棲む者たちはもっと猛々しいものです。この映画の女優さんたちはとてもフォトジェニック(もちろんそれが狙いだとは思うけど)でも肉体を余り感じさせない。つまり体熱や体臭や汗がほとんど伝わってこない。「唄う」といってるけど彼女たちは声を発さない。この場合の「唄う」は生命感を発散させるといったイメージだと思う。だから肉体的な表現は極めて大事。でもそれが薄く全くリアルではない。きれいなおベベを身に纏い今美容院に行ってきましたっていう髪かたちで森を守れますか?彼女たちが説得性を持たないので森そのものにも深みや神秘性がでてこないのです。
続いて男優2名。竹野内豊は自分で「フォトグラファーです」と名乗る。つまりはファッション雑誌やCMを主戦場にしているカメラマンなのでしょうがこの設定と本映画の映像が何かCMっぽいことが響きあっている。いつもながら肉体的に弱々しく言葉にも重みがない。とても頼りがいのある人には見えないのです。そして山田孝之。私はこの人がかなり苦手です。素が極端な人見知りで反動で演技する時は目立つよう目立つようにアクの強い立ち居振る舞いをする、という触れ込みでそれが基本的なアクトのメカニズムになっている。つまり我々は彼が「弾けている」姿をいつも見せられるわけで押し付けがましく暑苦しい。今回は粗暴な人物の役柄で役には合っているのかもしれないが。
核廃棄場をつくるために森を買い取ろうとしていて、それを活断層があることを暴いて阻止するという設定もどうもね。そういった大袈裟な状況がなくても森は守らなきゃならないし。また核廃棄場をつくるためには長期間に渡り綿密な調査、アセスメントを行うので活断層を見落とすなんてことはないです。原発とごっちゃになってませんか。
竹野内豊演ずる萱島がブツブツと人間が生まれてきた理由がどうのこうのと言ってるんだけど何を言っているんだがちょっと分からない。
トトロやもののけ姫を観て育ってきた世代が中途半端な知識と見識で環境をテーマにした映画をつくるとこうなる、悪い見本でした。
なかなか良い
サスペンススリラーというよりも、ダークファンタジーといった色合いの作品。
そういった意味では、何となくミッドサマーのような雰囲気もある。
森の妖精の化身たる六人の女性と南丹山中の奥深い森の神秘的な映像展開がいい。
また、タイトルと対照的に一言も発しない女性たちのキャラクター設定も良かったと思う。
特に「見つめる女」桃果のキラキラした目が印象的。
山田孝之は相変わらずの安定感。ヒール役をやった時は尚一層味が出る。
竹野内豊はこういうショボい善人役は板に付いてる。
ところどころ、意味不明なカットもあるがあくまでもファンタジーと考えれば、それも納得。
それにしても、はじめしゃちょーはどういう経緯で本作に関わったのかな?
妖艶な不思議な世界
自然の美しさと名演技に救われた映画
嫌いじゃないけど消化不良
作品全体の雰囲気は好きです。俳優陣も悪くないです。
ただし、見初めてからずーっと「なかなか話が展開しないな……」と思ってたら、唐突にテーマらしいものが突きつけられ、あっさりと終了。
「6人の女たち」の存在で受け取ったメッセージと、突きつけられたテーマが微妙に合致せず、なんとも残念な仕上がり。
主人公2人も「巻き込まれたので逃げる」以上の行動原理が見出せないため、先々の展開に興味が持てなかったのも見ていてツラい要因でした。
山田孝之の野望やその裏にある計画など、もう少し早めに登場させ、ストーリーに強く絡めれば、緊張感のあるストーリー展開になったのでしょうが、その場合は本作特有の不思議な魅力は損なわれる気がするので難しいところですね。
ホラー映画じゃなくて虫映画じゃないかよォ!(怒)
ホラー映画に不愉快スパイスとして一匙虫加えてるタイプじゃなくてシンプルに虫映画じゃないか!(怒)
なんだよあの青大将の絵は!(怒)(怒)
四歳の画力じゃねぇんだよ!(怒)(怒)(怒)
写真家なっとる場合か絵を描けよォ!(怒)(怒)(怒)(怒)
でも開始2分でこれは虫映画ですアピールしてくれたから親切(スンッ)
この映画は虫愛でてる不思議ちゃんです。
虫が平気で不思議ちゃんが好きな人にはハマると思います。
私は虫はとても嫌いで不思議ちゃん映画はよく分からんかったってなるタイプですが、山田孝之さんのクズ演技が天才過ぎて楽しかったです。
女性に男性が蹂躙される話かと思いきや結局男に女の人生が振り回される話だったんじゃないかと思います。
そうなるように計算したわけじゃなくて、無意識のうちにそういう展開になったんじゃないかと思います。
ともあれイケメン二人とスレンダー美女のサービスシーンもりだくさんだったのでヨシ!!!!
竹野内豊と山田孝之がダブル主演なので見に行きました。
神秘の森の世界
今をときめく女優陣の怪演!
俳優さん達は素晴らしい!
妖艶な6人の女が唄う日本昔ばなし
完全に売り出し方を間違えちゃってる作品💦
予告から受けた印象で予想していた話と大きく異なったけどそれが良くて結果、凄く好き💕
予告の見せ方だとホラーとかスリラー的な感じだったからそれを期待しちゃうとトンデモナイ感じになるかと(だから結構酷評されちゃってるのではないかと💦)。ホラー・スリラーが苦手なくせに女性達のビジュアルの良さに釣られて観ることにしたあたしにとってはホラー系ではなかったのがかなりのポジティブサプライズ✌️(冒頭のドキドキ感とかグロさはありますが。)あと、俗世のもの代表みたいな山田孝之へのイライラもかなりのものww
なら、何ジャンルなのかというと、あたしの中では『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』の“合わせ技実写版”みたいなイメージかな。
海のもの、空のもの、地のもの。それと人間がしっかり共存する世界。いいね💕
(疑問として残るのは、六人はなぜみんな女性なのか……)
こわーいよ。
舞台挨拶に当選し鑑賞。
主演のお二方が制作に関わっているようであまり色々いいたくないのだけれど。。
描写がこわい。リアル。不気味。
で、最後の大伏線回収。
ただこれは、舞台挨拶で説明があったからわかったかも。
普通にみるのじゃわからない可能性あり。
ほぼ絶対に2度みなければいけない作品。
舞台挨拶でも『2度みてわかるような仕組みになってます』と話されていた。
役者さんは『賢いですね』と言っていたが鑑賞側からすると『ズルー』って。
ただ自分は1度で十分と思ってしまった。。
大切なテーマであることはわかる。
わかった上でみたらより理解できるのだろうけれど
エンドロールに大きなヒントが。
ただエンドロールなんだよなー、もっと早くヒント欲しい。
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