唄う六人の女のレビュー・感想・評価
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サスペンススリラー❓
放射能汚染とかの環境問題を含ませると解り易さが増すが、それが為の臭...
映像は素晴らしいと感じましたが。
前半は中だるみ。意味もわからないし、なんじゃこれっていう
感想で、早く終わってくれないかななんて思ってしまいました。
ハッとするような映像が挟み込まれてるのが救いでした。
後半、どういうストーリーかが明確になるんですけど、よくある話だったので
そこでもがっかり。急にいい話にされてもなあ(笑)。前半と辻褄が
合わない部分もあるし…。役者さんたちの演技はいいのに、残念。
実はかなり好み・・・・。
評を見ると評価は全く割れてる。分かる気がする・・・。結構粗削りで悪く言うと学生映画のノリ。ただ日本映画にありがちな演劇舞台のようでもあるが、そこは頑張ってフォトジェニックに映画寄りしてて好感が持てた。ロケ地と6人の女性たちの美しさで持った映画といって良い。一見🎥ミッドサマーを想起させる映像美。映像の美しさとその不可解な演出、物足りない竹野内と過剰な山田孝之の組み合わせもある意味妙なバランスとなって機能してるように思える。🎥PERFECT DAYSに出演してたアオイヤマダに導かれてこの映画にたどり着いたが、見て飽きは来ないのではないかと思う。すくなくとも🎥パストライブス 再会で描かれた女性像よりはるかに好きだが、女性の個の確立に反対するものではない。ボーボワールもシモーヌヴェイユも大好きである事をここに宣言しておきたい。
215 唄ってねーぞ(笑)
オカルト風と思って楽しみにしていたらファンタジーですか?
彼らはアレの化身ですか?
なぜに彼女は二役?
鑑賞後の感想として
キャストの演技は非常によかっただけに
不動産の類は不要ですかね。
日本映画で投げっぱなしスープレックスはなんだかなあ
でしたが面白かったと言っておきましょう。
60点
京都シネマ 20231115
バランスが悪い
大人のお伽話
カラコン女子の威力にひれ伏せよ。
薄っぺらく、かつ不快
本年度観た邦画では岸辺露伴に次ぐ不味さ。
粗筋を読んだ限り、マヨイガとかニンフとかのモチーフを使った都市伝説的な話かと思っていた。結果としてはまだしもそっちの方が良かったかなという印象。
まず女たちの造形があまりにも薄っぺら。魔女とかセイレーンとかニンフといった森に棲む者たちはもっと猛々しいものです。この映画の女優さんたちはとてもフォトジェニック(もちろんそれが狙いだとは思うけど)でも肉体を余り感じさせない。つまり体熱や体臭や汗がほとんど伝わってこない。「唄う」といってるけど彼女たちは声を発さない。この場合の「唄う」は生命感を発散させるといったイメージだと思う。だから肉体的な表現は極めて大事。でもそれが薄く全くリアルではない。きれいなおベベを身に纏い今美容院に行ってきましたっていう髪かたちで森を守れますか?彼女たちが説得性を持たないので森そのものにも深みや神秘性がでてこないのです。
続いて男優2名。竹野内豊は自分で「フォトグラファーです」と名乗る。つまりはファッション雑誌やCMを主戦場にしているカメラマンなのでしょうがこの設定と本映画の映像が何かCMっぽいことが響きあっている。いつもながら肉体的に弱々しく言葉にも重みがない。とても頼りがいのある人には見えないのです。そして山田孝之。私はこの人がかなり苦手です。素が極端な人見知りで反動で演技する時は目立つよう目立つようにアクの強い立ち居振る舞いをする、という触れ込みでそれが基本的なアクトのメカニズムになっている。つまり我々は彼が「弾けている」姿をいつも見せられるわけで押し付けがましく暑苦しい。今回は粗暴な人物の役柄で役には合っているのかもしれないが。
核廃棄場をつくるために森を買い取ろうとしていて、それを活断層があることを暴いて阻止するという設定もどうもね。そういった大袈裟な状況がなくても森は守らなきゃならないし。また核廃棄場をつくるためには長期間に渡り綿密な調査、アセスメントを行うので活断層を見落とすなんてことはないです。原発とごっちゃになってませんか。
竹野内豊演ずる萱島がブツブツと人間が生まれてきた理由がどうのこうのと言ってるんだけど何を言っているんだがちょっと分からない。
トトロやもののけ姫を観て育ってきた世代が中途半端な知識と見識で環境をテーマにした映画をつくるとこうなる、悪い見本でした。
なかなか良い
サスペンススリラーというよりも、ダークファンタジーといった色合いの作品。
そういった意味では、何となくミッドサマーのような雰囲気もある。
森の妖精の化身たる六人の女性と南丹山中の奥深い森の神秘的な映像展開がいい。
また、タイトルと対照的に一言も発しない女性たちのキャラクター設定も良かったと思う。
特に「見つめる女」桃果のキラキラした目が印象的。
山田孝之は相変わらずの安定感。ヒール役をやった時は尚一層味が出る。
竹野内豊はこういうショボい善人役は板に付いてる。
ところどころ、意味不明なカットもあるがあくまでもファンタジーと考えれば、それも納得。
それにしても、はじめしゃちょーはどういう経緯で本作に関わったのかな?
妖艶な不思議な世界
自然の美しさと名演技に救われた映画
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