唄う六人の女のレビュー・感想・評価
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サスペンスか?
美しき妖精と社会問題が交錯したダーク・ファンタジー
6人の美しき女達に、2人の男が、人雑離れた山奥の古民家に監禁されるという、ショッキングな世界観を描いたサスペンス・スリラー。前半部では、昔話に出てくる『山姥』を想起するようなシチュエーションで、監禁された男達を、不可思議で怪奇な雰囲気によって追い込んで、ホラー感覚に包まれていく。しかし、後半部に入ると、一気に現代的な社会課題にスポットライトが当たたり、ダーク・ファンタジーと社会派ドラマの二面性を兼ね備えた作品と言える。
ある日、萱島信一郎はのもとに、40年近く音信を断って、山奥で一人で暮らしていた父の訃報が届く。その父の屋敷と管理しいる山の処分をする為に、不動産会社の宇和島凌と会って、譲渡することを決める。萱島は、その帰り道、宇和島の車でに送ってもらう途中、落石事故に遭う。そして、その事故から目が覚めたところは、謎めいた6人の女が暮す山の中の古民家。しかも、縄で縛られ、自由を奪われた状態であることに気づく。
その女達は、喋ることはしないが、一人一人が
・刺す女(水川あさみ) ・濡れる女(アオイヤマダ) ・撒き散らす女(服部樹咲)
・牙を剥く女(萩原みのり) ・見つめる女(桃果) ・包み込む女(武田玲奈)
と特徴があり、ラストには、その正体と共に彼女達の存在意義も明らかになる。それぞれがミステリアスな雰囲気を纏い、2人の男達を翻弄していく中、萱嶋と宇和島も、何とか脱出を試みるのだが、いつしか元の場所にもどってきてしまうという、迷宮の山へと迷い込んでしまったのだ。
そして、後半部に入ると、萱島の幼少期の事故とその後の父が生涯をかけて携わってきた仕事が、この6人の女達と大きく関わっていることが明らかになる。そしてそれは、現代における社会問題へとスポットが当たり、内容もファンタジーの世界観から急展開して、サスペンスの様相が色濃くなっていく。
竹野内豊と山田孝之のW主演による本作。善人の萱嶋役には竹野内、ヒール役の宇田島には山田と、2人のそれぞれのイメージそのままの配役がピッタリとはまり、安定感ある演技をみせていた。また、水川あさみを中心にした6人の女優陣も、神秘的な妖艶さと鮮やかさを醸し出していた。
サスペンススリラー❓
放射能汚染とかの環境問題を含ませると解り易さが増すが、それが為の臭...
映像は素晴らしいと感じましたが。
前半は中だるみ。意味もわからないし、なんじゃこれっていう
感想で、早く終わってくれないかななんて思ってしまいました。
ハッとするような映像が挟み込まれてるのが救いでした。
後半、どういうストーリーかが明確になるんですけど、よくある話だったので
そこでもがっかり。急にいい話にされてもなあ(笑)。前半と辻褄が
合わない部分もあるし…。役者さんたちの演技はいいのに、残念。
実はかなり好み・・・・。
評を見ると評価は全く割れてる。分かる気がする・・・。結構粗削りで悪く言うと学生映画のノリ。ただ日本映画にありがちな演劇舞台のようでもあるが、そこは頑張ってフォトジェニックに映画寄りしてて好感が持てた。ロケ地と6人の女性たちの美しさで持った映画といって良い。一見🎥ミッドサマーを想起させる映像美。映像の美しさとその不可解な演出、物足りない竹野内と過剰な山田孝之の組み合わせもある意味妙なバランスとなって機能してるように思える。🎥PERFECT DAYSに出演してたアオイヤマダに導かれてこの映画にたどり着いたが、見て飽きは来ないのではないかと思う。すくなくとも🎥パストライブス 再会で描かれた女性像よりはるかに好きだが、女性の個の確立に反対するものではない。ボーボワールもシモーヌヴェイユも大好きである事をここに宣言しておきたい。
215 唄ってねーぞ(笑)
オカルト風と思って楽しみにしていたらファンタジーですか?
彼らはアレの化身ですか?
なぜに彼女は二役?
鑑賞後の感想として
キャストの演技は非常によかっただけに
不動産の類は不要ですかね。
日本映画で投げっぱなしスープレックスはなんだかなあ
でしたが面白かったと言っておきましょう。
60点
京都シネマ 20231115
バランスが悪い
大人のお伽話
カラコン女子の威力にひれ伏せよ。
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