「森の緑と不思議な物語に引き込まれます」唄う六人の女 greensさんの映画レビュー(感想・評価)
森の緑と不思議な物語に引き込まれます
個人的な人生の記念日(結婚記念日的な)に舞台挨拶付き上映会があると知り、祈る気持ちで応募したらまさかの当選。大喜びで出かけてきました。
さて、肝心のレビューですが、森の深い緑がとにかく美しく、目に焼き付きました。自然の大切さを訴えるメッセージ性は、最初から映画の前面に出される訳ではないのでくどくなく、6人の不思議な女達と主人公2人の格闘が展開して行くうちに徐々に心の底に響いてくる感じでした。
俳優さん達については、全員、絶妙なキャスティングでしたね。6人の女達は言葉を発しない役柄だけに、語りかけてくる力が強く感じました。
1人ずついうと、アオイさんは舞台挨拶でのお話でダンサーだと知り、どうりで、と思いましたが、水の中での動きが特に美しかった!(ナマズというのは、映画をみた後に聴いたら、あ、そういう設定なんだ、、と気付く感じで、個人的には特にナマズでなくても、山の水の神とか、そういう理解でも映画を理解するうえでは良いのかな、と感じました)。
萩原さんは山田孝之さんとは過去に映画でアクションの共演があったとのこと。山田さんもそうですが、動きのキレと躍動感が凄かったです。お2人は舞台挨拶でのトークでもアクションの掛け合いみたいで軽妙でした(会場も笑いで盛り上がりました)
水川さんは、突いたり刺したりのサディスティックな(笑)役柄で迫力がありましたが、スクリーンに大写しになったお顔をみたら、口角が上がっているのが目に入り、とても愛らしくも感じました(変わったところを見てるね、と言われそうですが、たまたま目に入っちゃったんです)。
武田さんは、主人公の彼女役とヤマネ役の一人二役とのこと。母性からくる芯の強さと小動物的な愛らしさの両方をを感じさせてくれて、どちらも適役と思いましたが、私自身は、「ヤマネ」が森の中に登場した場面を「彼女」が登場したものと錯覚?してしまい、「彼女が、まだ生まれていない子供を連れて森の中にいるということは、何を意味するんだろう、、」とモヤモヤしながら深読みしかかりました。一人二役には、何か特別な意味があったのかな、、、その場では理解しきれなかったので、種明かしが知りたくなります。
フクロウ役の桃果さんは、演技も素晴らしかったし、フクロウを象徴する行動に一貫性があったこともあり(物静かに見つめる様子とか、卵とか)、桃果さんがフクロウだと理解しやすかったです。監督から指導があったという首の動かし方も、リアルすぎず、よい感じでした(本物のフクロウの首の動きは、ちょっとエクソシストっぽくて怖いかも、、)
服部さんの出演場面は、モダンバレエの舞台を観ているようで、抽象性が一番高い難しい役柄なのかな、と思いましたが、四肢を伸ばしたお姿が植物の伸びやかさで、キレイでした。
主人公のお2人(竹野内さんと山田さん)は、日頃から自然を愛する方々とのことですが、それゆえに山田さんは「こういう人間にはなりたくない」という役柄をはっきりとらえて演じられのかな、と思いました(本当に、「地上最低、最悪の嫌なヤツ」でした!)他方で竹野内さんの方は、もしかして普段も肩の上に森の精をとまらせておしゃべりする能力があるのでは?という雰囲気を感じました。自然を愛する普段の山田さんが「山の男」という感じだとすると、竹野内さんはそれとは全然違う個性なので、このお2人もまた、互いに入れ替え不可能な、唯一無二のキャスティングだったのかな、と思います。
そんなこんなで、スクリーンの緑に癒されつつ、不思議な美しいストーリーを楽しませて頂きました。ありがとうございました!
マジカルミステリーツアー?万歳!
琥珀糖さん
こちらこそ、コメントにフォロー、ありがとうございます(^^)
この作品は森の深い緑とミステリアスな空気感が日本的で、素晴らしかったですよね!
これからもよろしくお願いします♪
、、、とこんな感じで「ご本人たちに話をもっときいてみたい」と感じるような、面白い記事やインタビューが色々でていましたので、ご関心がある方はぜひネット検索をして見られることをオススメします!(もうすでにご存じでしたら、ご放念くださ〜い(笑))
人生で経験した数々の葛藤や、それを乗り越えた経験は、演じる役の心の葛藤と重なるのではないかなあ〜と思います。竹野内さんがこれから演じてみたい役なんかの話は、直接ご本人にきいて見たいな〜と感じました!(雑誌の記事に出ている以外にも、きっとご本人が感じることは色々あるのかも、、、この映画のこの役は好き、とか、、)
きっとこれからは年齢的にも、ご本人が言っているような、楽しむ気持ちを大切にしながらお仕事をして行くことが出来るんじゃないかな、そうなるといいな、と思いました。(身体も労わりながら!)。
記事は、山田さんや竹野内さん、水川さんの役者のお仕事に対する向き合い方とか、深い話もあって興味深いものばかりでした(山田さんと水川さんの古くからの友人関係も楽しそうな話が色々出てました!)。1番俳優歴の長い竹野内さんは、30代、40代は色々と葛藤が多かったと話していましたが、
映画から暫く経ちますが、追加コメントです(笑)
その後、当方は凄まじい風邪にかかりまして、病みあげてふとネットを見たら、水川あさみさん、山田孝之さん、竹野内豊さん、武田玲奈さんのインタビューや出演番組の情報がすごく増えていました。桃果さんのトークショーなんかも開催されてたみたいです(舞台挨拶での桃果さんのあのフワフワ感を、もう一度観客席で感じて見たかったな〜)
ご丁寧にご連絡ありがとうございます!
ご挨拶のないまま、朝、満員電車のなかでポチッとフォローボタンを押してしまいました。
当方、鑑賞する映画の数は少なめなので、あれこれ見ていらっしゃる方のコメントは大変参考になります。こちらこそ宜しくお願いします。
フォローありがとうございます。恐縮です。舞台挨拶の様子、興味深く読まさせて頂きました。ヤマネの子供二人は森一郎の子なのか?とあとでどう解釈すればと一番気になりました。
最近は、年齢を経て、雰囲気的にも体格的にも30代より重厚な役柄が合うようになられましたが、それでも身のこなしはすごく軽くて、身体能力もめちゃくちゃ高いように感じるので(確か学生時代は器械体操部員だったと聞いた記憶が、、)、ヒラリヒラリ型でも笑、そうでない役でも、お侍さん役でも現代の役でも、是非観てみたいなあ、と思います!
コメディ要素があるものでもバッチリいけそうですよね!
キアヌとは、穏やかで優しそうな雰囲気とか表情がすごく似ていますよね!
アクションは迫力を重視すると、一般的には華奢な体格よりも多少どっしりしている方が良いのかな、、と感じますが、竹野内さんであれば若い頃でもヒラリヒラリと身軽に身をかわすようなアクションだったら、武士でも現代の役でもバッチリハマったんじやないかなあ(そういうの、見たかった!)と思います。
あ、水川さんだけでなく、服部さんも不在でした。
あと桃果さんは、今ネットで確認したら、長い髪を後ろで束ねてました(、、ウソを報告してしまいました)
遠目で分かりませんでした。
失礼しました。
武田さんもスラっとされていてお綺麗でしたが、女優さん達は、スクリーンの中では皆さんとても強く感じるんですが、舞台挨拶で話をされていると、とても柔らかい感じがするんですよね。不思議です。
一番、役と印象が違ったのが桃果さんでした。髪型も役の時より髪が伸びたからか、大人しめの少し長めのボブでしたが、雰囲気がホワホワしていて、あの卵騒動?で叫んでいた姿とはイメージが違いました。
いずれにしても可愛かったです♪
服装は、多分、アオイさんは役の衣装(羽衣っぽい)だったのでは?と思います。
ダンスやアクションをされる方は、舞台の上でも立ち姿に一本、線が通っているようで綺麗でした。
いいねコメント、ありがとうございます!
水川さんだけ来ていなかったので残念でした〜。水川さんと共演経験のある竹野内さん曰く、水川さんは「ゲラさん」?で、一度笑いのスイッチが入ると止まらないそうです(可愛いイメージのまんま♪)お2人が再共演した感想なんか聞きたかったです。