唄う六人の女のレビュー・感想・評価
全96件中、1~20件目を表示
サスペンススリラー❓
宣伝でサスペンススリラーと謳ってるが、これは完全にファンタジーだ⁉️
ハリーポッターや千と千尋とかと同類だから何でもあり突っ込み禁止(笑)
ファンタジーにしては話は面白かった
もしファンタジーと宣伝文句に有ったらファンタジー嫌いだから観なかっただろう
予想外のテーマだった
何というか,とても独特なストーリーだった。
ずっと何がテーマかわからず、この不思議な女たちはなんなんだろう。それぞれに刺す,濡れる,撒き散らす、牙を向く,見つめる、包み込むとテーマがある。何がしたいのだろうと思いながら観ていた。映画が進むにつれて,自然の象徴のような女達だと気づく。
そして,2人の男。こちらも最初は同じように逃げようと反応するが、この世界の意味に気がつき使命感を持つ男と、真逆のゲス野郎に分かれていく。残念なのは森を守ろうとする竹之内がやられてしまうことだ。その意思は彼女によって引き継がれるけれど,ちょっと残念だった。
それにしても、山田孝之のゲスっぷりは最高だった。
そして,水川あさみの美しさも際立っていた。
六人の女たちは一切言葉を発しないが、その理由は後で分かる。 水川あ...
六人の女たちは一切言葉を発しないが、その理由は後で分かる。
水川あさみは前半は完全に視聴者を笑わせに来ているね。
内容的にツッコミどころはあるが、そこそこおもしろかった。
放射能汚染とかの環境問題を含ませると解り易さが増すが、それが為の臭...
放射能汚染とかの環境問題を含ませると解り易さが増すが、それが為の臭さも増すように感じる。それを超えた自然の不変のテーマの得も言われぬ奥深さ、怖さ、優しさも充分に含んでいるので解りにくくなってもそのほうが時代を超えた魅力を持ったかも知れない・・我儘な観客の戯言と言うことで・・好きな日本の自然の映像美が堪能出来る映画でした。
映像は素晴らしいと感じましたが。
前半は中だるみ。意味もわからないし、なんじゃこれっていう
感想で、早く終わってくれないかななんて思ってしまいました。
ハッとするような映像が挟み込まれてるのが救いでした。
後半、どういうストーリーかが明確になるんですけど、よくある話だったので
そこでもがっかり。急にいい話にされてもなあ(笑)。前半と辻褄が
合わない部分もあるし…。役者さんたちの演技はいいのに、残念。
実はかなり好み・・・・。
評を見ると評価は全く割れてる。分かる気がする・・・。結構粗削りで悪く言うと学生映画のノリ。ただ日本映画にありがちな演劇舞台のようでもあるが、そこは頑張ってフォトジェニックに映画寄りしてて好感が持てた。ロケ地と6人の女性たちの美しさで持った映画といって良い。一見🎥ミッドサマーを想起させる映像美。映像の美しさとその不可解な演出、物足りない竹野内と過剰な山田孝之の組み合わせもある意味妙なバランスとなって機能してるように思える。🎥PERFECT DAYSに出演してたアオイヤマダに導かれてこの映画にたどり着いたが、見て飽きは来ないのではないかと思う。すくなくとも🎥パストライブス 再会で描かれた女性像よりはるかに好きだが、女性の個の確立に反対するものではない。ボーボワールもシモーヌヴェイユも大好きである事をここに宣言しておきたい。
森を護る男。森の精霊の女たち。
アート系の映画と思ったら現代的テーマ性のある映画だった。
話さぬ6人の森の精霊のように女たち。
美しい顔の和服を着て物言わぬ女6人。
前半は不可思議なアート映画。
その印象は観終わったら変わっていました。
言いたいことをはっきり伝える映画です。
面白かったし好きでした。
ファンタジーの怪奇ホラーみたいな前半。
中・終盤にガラリとストーリーと主張がリアルになる。
女たちはファンタジー。
男たち・・・特に不動産ブローカーの宇和島(山田孝之)は、
浮世の煩悩そのもの。
《ストーリー》
フォトグラファーの萱野森一郎(竹野内豊)はある日、疎遠だった父親の死を
知らされる。
山奥の自宅の売却を終えて帰り道を宇和島の車で送ってもらうことになる。
しかしトンネルを過ぎた辺りで道が大岩に塞がれていた。
避けきれずに衝突。
気がつけば2人は古い納屋に監禁されていた。
そこは女6人の住む現実離れした空間。
1人目は、刺す女(ハチ)=水川あさみ。
2人目は、濡れる女(ナマズ)=アオイヤマダ
3人目は、撒き散らす女(シダ植物)=服部樹咲
4人目は、牙を剥く女(マムシ)=萩原みのり
5人目は、見つめる女(フクロウ)=桃果
6人目は、包み込む女(ヤマネ)=武田玲奈
今になって思うこと。
この6人の女たちの特性・・・これが意外と生きて来ない。
ただただ美しい森の精霊のようだが、邪悪。
叩いたり刺したり閉じ込めたり虫を食べさせたり、
かなりグロでサディスティックです。
ただ水川あさみは元々が恐いから如何にも“しばいたるでー“
って感じでしたが、
あのやたらと脚の長い美しい女に顔はあったっけ?
まぁ、オブジェみたいな女でした。
長椅子に反り返る女も、
完璧に広場のオブジェでしたね。
と言う訳でこの先何を見せられるか?不安になる頃。
パーンと舵を切ってリアリズムになります。
森一郎の父親の茂(大西信満)は土地を手放さずに何を守っていたのか?
今思えば、息子に相談する。
マスコミに働きかける。
などの行動を起こすべきで、一人で抱え込むことではない、
と思います。
森の護り人=森を深く愛する人。
でしたね、もしかしたら精霊たちに慕われ過ぎてたのかも。
綺麗で力強い映画でした。
美しい森、妖しい女たち、古民家、
竹野内豊の熱演、
悪人に徹した山田孝之の偉さ。
女たちの中では武田玲奈が儲け役で二役。
印象深い素敵なオリジナリティ溢れる映画。
監督・脚本は石橋義正。
215 唄ってねーぞ(笑)
オカルト風と思って楽しみにしていたらファンタジーですか?
彼らはアレの化身ですか?
なぜに彼女は二役?
鑑賞後の感想として
キャストの演技は非常によかっただけに
不動産の類は不要ですかね。
日本映画で投げっぱなしスープレックスはなんだかなあ
でしたが面白かったと言っておきましょう。
60点
京都シネマ 20231115
人間の愚かさだけど
人間の愚かさを扱いたいのだろう。
山を護ろうとする動物たちと人間、そこを訪れる欲望に取り憑かれた人間たちの寓話とも取れる様なお話。
ただ人間の愚かさは理解出来るのだが、最後に主人公が取る行動は願望であり、その結果は表面のキレイさだけのものだった。
バランスが悪い
前作から考えて監督のやりたいことはこれだろうな、と思ったものはあったが、後付けされたような物語性がチープ。
キャストはとてもがんばってるし、映像美とか目を見張るものはある、それにしても、ジャンルがサスペンスホラーって宣伝の時にどうしてそうしたのだろうか?と不思議になった。
ファンタジーじゃないのかな?
大人のお伽話
惜しいなぁ。途中途中に挟まる妙に説明的な台詞やゴリゴリな問題提起がなけりゃもっと好きだったかも。雰囲気と画面等々は好みでした。後半の展開が逆に勢い任せなのも少し冷めたか。もっとハッピーに〆ても良かったと思うしね。惜しいなぁ。
不条理なファンタジー
今年見た中ではワーストでした。
6人の女が存在する不思議世界、何の説明もなく戸惑い、命の危険を感じ逃げる主人公→途中から竹野内は父の写真の引っかかりからこの世界を何となく受け入れ始め、最後は自分の使命として山を守る決意を固めていく。一方山田孝之は土地の売買を完遂させるべく現実世界へ戻るべく女たちと対峙してもがいていく。
別世界→パラレルでも、時間軸でも設定として受け入れるが、女たちの振舞いがその世界にいる必然性が感じられない。
竹野内の父の守る理由が核廃棄物処理場建設の阻止という陳腐な社会ネタにしたため、現実世界の説明に山田の雇用側が登場するが単なる金儲け以外の野心、欲望が無いので、父を殺してまで山田が得たかったものも薄っぺらすぎて興ざめ。
さらに別世界に行くロジックも判明しないのに落石に衝突するシーンは現実世界の人間としてあり得ない→下手したら死ぬだけ、別世界で竹野内が山田に殺されるなら、山田が現実世界に戻って一捻りくらいないのかなどなど。
これなら自然を愛する父が愛したファンタジーワールドを残したいだけでもいい感じ。
ファンの方には申し訳ないが、山田孝之はそれなり熱演だが、竹野内が貧相過ぎて感情移入出来なかった。凄く良く言えばナイーブの中に芯があるなのだろうが、一部見せるボディも含めて捨て犬のような魅力のなさもダメでした。
竹中直人も最後だけ少しの見せ場しかなくもったいなかった
カラコン女子の威力にひれ伏せよ。
社会派ファンタジーとしておきます。
山田と竹野内どんなかんじになるか見に来たら、それよりもう女子部が全員美しくてヤバい!眼福!
一切喋らないのもフェチ度アップで効果大。
もちろん山田、竹野内さすがですよ。山田氏はプロデュースにも参加して入れ込んでるようです。
さて話は監督のオリジナル脚本なのかな?言いたい事はわかるし大義ある良い話。テーマになる問題もアルアルなんだけど、直線的で捻りが足りないです。
女子と不思議世界に時間使ってしまい謎解きをイメージと回想で済ませてしまったせいかもしれない。
それで結末だけキツ目にしたのかなぁ、、、
まあ、、女子部見るだけでも価値はある、、と思う。
薄っぺらく、かつ不快
本年度観た邦画では岸辺露伴に次ぐ不味さ。
粗筋を読んだ限り、マヨイガとかニンフとかのモチーフを使った都市伝説的な話かと思っていた。結果としてはまだしもそっちの方が良かったかなという印象。
まず女たちの造形があまりにも薄っぺら。魔女とかセイレーンとかニンフといった森に棲む者たちはもっと猛々しいものです。この映画の女優さんたちはとてもフォトジェニック(もちろんそれが狙いだとは思うけど)でも肉体を余り感じさせない。つまり体熱や体臭や汗がほとんど伝わってこない。「唄う」といってるけど彼女たちは声を発さない。この場合の「唄う」は生命感を発散させるといったイメージだと思う。だから肉体的な表現は極めて大事。でもそれが薄く全くリアルではない。きれいなおベベを身に纏い今美容院に行ってきましたっていう髪かたちで森を守れますか?彼女たちが説得性を持たないので森そのものにも深みや神秘性がでてこないのです。
続いて男優2名。竹野内豊は自分で「フォトグラファーです」と名乗る。つまりはファッション雑誌やCMを主戦場にしているカメラマンなのでしょうがこの設定と本映画の映像が何かCMっぽいことが響きあっている。いつもながら肉体的に弱々しく言葉にも重みがない。とても頼りがいのある人には見えないのです。そして山田孝之。私はこの人がかなり苦手です。素が極端な人見知りで反動で演技する時は目立つよう目立つようにアクの強い立ち居振る舞いをする、という触れ込みでそれが基本的なアクトのメカニズムになっている。つまり我々は彼が「弾けている」姿をいつも見せられるわけで押し付けがましく暑苦しい。今回は粗暴な人物の役柄で役には合っているのかもしれないが。
核廃棄場をつくるために森を買い取ろうとしていて、それを活断層があることを暴いて阻止するという設定もどうもね。そういった大袈裟な状況がなくても森は守らなきゃならないし。また核廃棄場をつくるためには長期間に渡り綿密な調査、アセスメントを行うので活断層を見落とすなんてことはないです。原発とごっちゃになってませんか。
竹野内豊演ずる萱島がブツブツと人間が生まれてきた理由がどうのこうのと言ってるんだけど何を言っているんだがちょっと分からない。
トトロやもののけ姫を観て育ってきた世代が中途半端な知識と見識で環境をテーマにした映画をつくるとこうなる、悪い見本でした。
なかなか良い
サスペンススリラーというよりも、ダークファンタジーといった色合いの作品。
そういった意味では、何となくミッドサマーのような雰囲気もある。
森の妖精の化身たる六人の女性と南丹山中の奥深い森の神秘的な映像展開がいい。
また、タイトルと対照的に一言も発しない女性たちのキャラクター設定も良かったと思う。
特に「見つめる女」桃果のキラキラした目が印象的。
山田孝之は相変わらずの安定感。ヒール役をやった時は尚一層味が出る。
竹野内豊はこういうショボい善人役は板に付いてる。
ところどころ、意味不明なカットもあるがあくまでもファンタジーと考えれば、それも納得。
それにしても、はじめしゃちょーはどういう経緯で本作に関わったのかな?
妖艶な不思議な世界
理解しようとしたら、理解できない
感じたまま、感じる
そんな映画でした。
6人の女達、スゴイね!
セリフがない!!
発するのは奇声や叫び声、泣き声だけで
特に水川あさみの存在感は凄かった
にしても、竹野内豊が演じた森一郎は
普通にあの世界を受け止められるってスゴイ!
そして普通に会話してるのもスゴイ!
あのやりとりが面白かったw
個人的に最近萩原みのりさんに注目してたので
出演してて満足満足
こんな演技もできるのかっ!!と、また興味が増しました
宇和島役の山田孝之は、最初から最後まで
ホントに嫌な奴でした!!!
万人受けする映画ではないですが
素敵な世界観の面白い映画でした
全96件中、1~20件目を表示