#マンホールのレビュー・感想・評価
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ちょっと無理やりでも予想できない展開というのは映画体験として重要
見たかった作品。配信待ちだったがレンタルDVDがあったのでレンタル。
最初の展開では、警察に電話しろよとしか思わなったが素性を考えると警察にかけないのも納得。ちなみに分からないが普通の110なら一番近い警察署にかかると思うんだけどどうなんだろう。
最初から主人公に共感できないとの声も多いがむしろリアルにしすぎたなと思った。出れないマンホールの中で足はケガして雨も降ってきて死に瀕してて、冷静に状況説明できるやつがいるわけがない。ただリアルにかきすぎるとヘイト向くぞと思ったが案の定。それも狙いだったんだろうからお見事。個人的には殺人犯なのはおいといて、アカウントをマンホール女にわざわざ書き換えたりキャラとしてはありきたりじゃなくて良いキャラだと思う。
総じて派手な映像で魅せる映画が流行りそうな昨今の映画の中で9割マンホールの中のシーンという挑戦的なつくりと、それでも飽きさせない展開がすごい良かった。SNSの見せ方もとても上手くて引き込まれる。ああいうSNSのコメントを声を出してしゃべらせる作品も多いが自分の目で読むほうが話に入り込めると思っているのでそれも良かった。準主役ポジションの奈緒さんが声とアイコンの写真だけの出演というのも面白い。
今作を見て改めて思ったが、先の読めない展開というのは映画体験としてとても重要で、主人公が善人である必要もないしハッピーエンドで終わる必要もないからこういった作品が流行ってほしいと思う。ありきたりな、展開の読める作品では面白さを感じなくなってしまっている人って一定数いると思うので。今作は当時話題になってた印象はないがもっと評価されるべきだと思った。監督か、脚本か、またサスペンスを撮るならぜひ見たいと思う作品だった。
期待したものとは違った!!
洋画の「リミット」「オキシジェン」が好きなので少し期待していましたが、シチュエーション・スリラーは見せかけで、ただの変な設定の邦画で、サスペンスですらない感じでした。主人公に最初から共感できず、楽しめませんでした。スマホの画面や、SNSの文字列を映画で見せられても、面白くも何ともないです。「白ゆき姫殺人自」(2014)の方が、SNSを使った演出が遥かに上手かった事を思い出しました。主人公の変な過去は無しで、電話のやり取りだけで物語が進行していく知的な脚本だったら良かったです。舞とのやり取りはまあまあでしたが、全体としてはかなり微妙でした。
もしかして、吉田くん?
映画好きの中で結構話題になっていた作品。映画館では鑑賞できなかったので、サブスク解禁された今のタイミングで遅ればせながらの鑑賞です。「マンホールの中に落ちてしまった男がSNSを使って助けを求める」というざっくりした内容だけは知っている状態でした。
結論ですが……私には合わなかった。
本作は基本的にマンホールの穴の中だけで繰り広げられるという、いわゆるソリッドシチュエーション作品です。このジャンルは『SAW』『パラノーマルアクティビティ』などの大ヒット作品がある一方で、個人的にはめちゃくちゃにハズレ作品が多いという印象があります。よっぽど上手い構成や脚本を作らないと苦痛を感じるほどつまらない映画になります。
本作はそれら有象無象のソリッドシチュエーション映画の中ではかなり頑張っている方でした。「マンホールの中に落ちる」「どうやら何者かに連れ去られたらしい」「主人公にも何か秘密がある」など、観客の興味を持続させる展開が矢継ぎ早に繰り広げられ、終盤までは結構手に汗握る展開でした。
しかし、一番大事な事件の真相が発覚するラストシーンは正直「ガッカリ」の一言です。犯人の正体が分かったところで「誰やねんお前」ですし、その後に続く展開も「何これ?」ってなります。とにかく終盤の展開が酷くて、中盤あたりまでの盛り上がりと俺があれこれ推理していた時間を返せと言いたくなりました。
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結婚式を翌日に控えた川村俊介(中嶋裕翔)は、職場の同僚たちからの結婚祝いのサプライズパーティに参加し、ほろ酔い状態で帰路についていた。その道中、川村はいつの間にやら意識を失っていて、目が覚めると深い穴の底に倒れていた。どうやら帰宅中に工事現場か何かの穴に落ちてしまったようだ。足を怪我して自力での脱出が出来ない状態の川村は、携帯で何とか助けを呼ぼうと奮闘する。
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シチュエーションはかなり面白いんですよ。謎の穴の中に閉じ込められた男がSNSという集合知を利用して脱出を試みるという展開は、今までありそうでなかったストーリーですよね。使い古されたソリッドシチュエーション映画に新しいエッセンスを加えていて新鮮味があります。序盤の怒涛の展開が本当に良くて、話の転がし方やストーリー構成やオチの展開次第では大傑作になりうるポテンシャルがあったように思います。
ただ本作、残念ながら話の転がし方は良かったけど構成だったり一番重要なオチがなんとも貧弱なんですよね。酔っぱらってマンホールに落ちてしまったのかと思いきや、飲んでた場所とは大きく離れた場所であることが判明し、どうやら何者かに連れ去られたのだと発覚します。誰もが今まで登場してきたキャラクターの中に犯人がいるのだと考えると思いますが、本作は最後にだけ登場するポッと出の女が犯人です。終盤に突然出てきて「お前が犯人だったのか」とか言われても……。例えば回想シーンの中でもいいから登場するとか、話の中にでもいいから印象的に登場するキャラクターであったならば納得感はありますが、ダメなミステリー作品の典型例みたいなオチでしたね。
主人公の川村が実は高校時代の同級生である吉田がなりすました姿だった…とか、突拍子も無くて笑えもしません。劇中に伏線ありましたか?私は分かりませんでしたよ。そして吉田が高校時代に川村の恋人だった折原奈津美が犯人だと断定した根拠も薄く、そして折原がどういう経緯で吉田が犯人だと見抜き、川村の遺体の場所を特定したのかが全く分からない。
「なんでそうなるの?」「なんでそう考えるの?」が繰り返される終盤の展開は観てられないほどに酷くて正直苦痛でした。中盤までのドキドキを返してほしい。
日陰者だった吉田がクラスの人気者の川村を殺害する際、川村が久々に会ったはずの吉田に対して「もしかして、吉田君?」と声を掛けたのが印象的でした。影が薄くて誰にも相手にしてもらえなかったのが悩みだった吉田のことをしっかり川村は覚えていたんですよね。それなのに吉田は凶行を止められなかった。印象的なシーンでした。
マンホールの中に意味がある!脱出だけの話じゃない!
いや~、面白かった。
映画館で予告編みたときから、興味はあったんだけど、見そびれちゃったんだよね。大きな期待での鑑賞でしたが、十分な見応えでした。
結婚式前夜、お祝いパーティーからの帰り道、遠退く意識の中、気が付いたらマンホールの中だった。足を怪我して、脱出もままならない。同僚たちに連絡しても誰にも繋がらない中、元カノに助けを求める。そして、SNSに、自らを偽って求めた助けが大きな反響となっていく。
どうやって脱出するのか?結婚式に間に合うのか?
コメディタッチの脱出劇と思っていたが、事態は思わぬ方向に進んでいく。
この手の映画は、自分だったらどうするだろうって考えちゃう。
まぁ、その前にあの高さから落ちてあの程度のケガって時点で不自然だったけどね。
【ネタバレ含む】
内容はサスペンスタッチに進んでいくので、未読の人はここから読まない方がいいかな。
ネット住民の異常さも目につくなか、ホンッとこの男、最低だなって思ってたら、想像を上回る悪党だった。性根から腐っている最低男。この結末に納得の一本でした。
こういう低予算映画は好き
惜しいかなー。
面白かったんだけど、主人公にもう少し危機があった方がいいと思う。
フォールに通じるものがあるよね。あちらの映画も面白いんだけど主人公の危機が少ないっていうか、、
例えば泡が押し寄せてくるシーンもさ、息吸えんじゃね?って思わせちゃダメなんだよね。
水とかで溺れる!っていう方が恐怖が伝わりやすい。危機がそれだけなの微妙だったしガスの対処法が流石にあれはないなと思った。むしろその方が死ぬのでは?みたいな。
ただマンホールに落ちただけと思っていた物語は、終盤死体が現れることで
ただ落ちただけではない、というミステリー展開に。これもね、もう少し伏線があってもよかったかなと。確かになんか警察を嫌がってる感じはあったけど、身代わりになった元の男との物語も欲しいかな。
そしてラスト。あの少年、あれが登場した身代わりとその彼女の子供とかなんか必要じゃない?だってそうでないなら子供である必要性ないし。むしろなんで子供?と疑問が湧いちゃう。
全体としてはいいんだけど色々不満があるなあ、とまあいつもの調子で不満をいっぱい書いてますが★は3.5よりの3ということで、、、
最低なヤツw
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主人公の男は結婚前夜、仲間のサプライズパーティに招かれる。
で酔っ払って帰宅したが、気が付くとマンホールの中にいた。
足を怪我し、上へのぼる梯子も壊れ、どうしようもない状態に。
スマホは生きてて、GPSで今渋谷にいることが分かった。
気がついたのが深夜のため、誰に電話してもつながらない。
唯一つながった元カノが渋谷に来てくれるが、見つからないと言う。
雨が降ってたが渋谷は降っておらず、GPSの誤作動と判明。
主人公はマンホール女と名乗って今の状況をネットに上げる。
女なら助けに来ようとする男もいるだろうとの考えだった。
するとバズり、ネット民による場所の特定が始まる。
朝になり電車の音が聞こえ、それにより場所が特定された。
でもそれ以前に、主人公は自分のいる場所を知ることになる・・・。
主人公は実は偽物だった。本物を殺し、その顔に整形したのだった。
遺体はその時、廃校となった母校のマンホールに投げ捨てた。
朝になり、その本物の遺体が目の前に現れたため、場所が分かった。
で居場所を元カノに連絡、来てくれてロープで救出される。
でも元カノではなくて黒木華だった。本物と幼馴染だった人物。
本物を殺したのが主人公だと疑ってて、主人公に薬を盛った。
でそのマンホールに落とし、反応を観察してたのだった。
で自ら場所を特定できたことで、真犯人と断定。
で主人公の顔に切りつけるが、ここで主人公の泣き落とし炸裂。
同情したのか華はそれ以上何もせず、去って行こうとした。
すると華を後ろから襲い、殺そうとする主人公・・・。
でも救世主が現れ、主人公をマンホールに落とし、蓋をした。
救世主はネット民。華を「マンホール女」と思ったのだった。
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劇場で見た。まあそれなりにおもしろかったけどな。
最後に主人公のクソな過去が分かるのも面白い。
ただ何やろ?全く共感するところがなかったんよなあ・・・。
主人公は最初こそ好青年なのだが、すぐにクズっぷりが出る。
元カノに助けてもらおうという甘い考えもそうやし、
本当にちゃんと探したのか?とか言う身勝手さもそう。
さらに警察の遅い対応にも半ギレ。とにかく謙虚さがない。
女癖が悪く、社長令嬢と結婚するために元カノを振った過去、
ネットで女を演じる小手先のズル賢さなんかもそうやし、
なかなか場所特定できないネット民にイライラしたりとか。
コイツ糞やなあ、助からんかったらええねん!!
かなり早い段階からそう思ってたもんな。
そして最後はホンマの糞野郎の殺人犯であることが判明。
めっちゃええヤツが実は殺人犯、みたいな意外性もないし、
焦燥感から短気を起こしてたけど最後はええヤツやったとか、
見てる者が救われる要素も全くないまま終わるんよな。
主人公を演じてる人は知らんかったけど、ジャニーズなのな。
ようジャニーズがこんな糞みたいな役を受けたなあw
しかも全般に夜やしマンホールの底のため、顔が薄汚い。
途中からココリコ田中にしか見えんくなってたわ(場)
思いもよらない展開に驚き。
映像の切り替え方や、映し方がうまい。
暗い部屋の中で見ていたのですが
ホラー映画じゃないのにホラー感を感じて来て
怖くて電気つけました。
ミステリーなのにホラーをすごく感じる演出です。
マンホール女って言う、あえて女を選ぶあたりが
ずる賢さをもともと持ってる人なんだなってのはわかりました。
そして、主人公はまさかの整形によって、死んだ人になりきって生きていた吉田くんです。
全くもって予想してなかった状態に驚きました!
この瞬間初めて、おもしろい!!ってなりました。
頑なに警察を拒否していたのは、殺人を起こしていたからなんですね。
あんなに抜け出したがっていたマンホールから、抜け出すことを拒否する流れに持っていっていて、逆転がすごいです。
けど、あんなに痛がっていた足を半ばあたりらへんの泡あたりのとき、全然痛がってなくて、あれ?でした!笑
5年前交際していた謎の舞という女だけが
川村くん(吉田)とずっと連絡を取り合えてました。
後からなつみと言う女に電話をかけた吉田は
【なんでしゃべらないんだよ、全部知ってるからだろ】
と言い始めます。
本当の川村くんの死ぬ前交際していた彼女がなつみだったようで、マンホール女垢を使って、なつみを殺させようとし向けますが、舞に装っていたなつみがマンホール上から現れました!
そしてやばいやつと思われてたSNSの仮面は小学生くらいの男の子!
マンホール女だと思って救ったのはなつみで、吉田をボーガンで撃ちました。
小学生でボーガン、何で持ってんだ。笑
結局マンホールにイン。最後フタが動くと言うことは
上まで来てるのか、否か。
人殺しなのに捕まらずにマンホールの中に閉じ込められたお話でした。
落下ダメージは勘弁な
駄目じゃないし、良くもない、ザ普通!
SNSを使った所、顔すり替えは良かったです。
以下気になるシーン
あんな汚いパイプから漏れたガスはセロテープじゃ止まりません。
足切ったのに泡しみない?痛くないの?と思ったら別シーンでは凄く痛そう…どっち?!
渋谷の街からどうやって運んだ?目立たない?
作中の時間軸だと連絡は警察と同時期くらいに見えたけど現場への到着が遥かに早い正義に乾杯!
何より最高なのはガス爆発でも無傷な無敵のボディ!
色々な言いましたけど、どうしてこうなった?とか、マンホールの一人ぼっちは怖いぞとか、考える部分はあるので普通に楽しめます。
この穴、何がおかしい。
感想
結婚式前夜、男は幸せの絶頂から転落した
GPS不能
2分1度訪れるピンチの連続
手元にあるのはスマホのみ
つながるのは元カノとSNSのフォロワーたち
タイムリミットは夜明けまでー
ツッコミどころは色々あるものの、設定は好きです。
マンホールの中の虫、ネズミの死骸、ガス漏れと嫌ですね。
足の怪我も痛そうでホチキスでの応急処置は痛々しいです。
中島裕翔の前半嫌なやつ、後半狂気はよくできてました!
奈緒はほぼ声だけの出演でしたが福岡弁が良かったです。
ユーチュバーLLL役の響の長友がへずまりゅうみたいでした笑
SNSでは男性になるより女性になったほうが食いつきがいいとマンホール女とはよく考えたものだなと…。
ネットは怖いです、すぐ人物特定されます。そして加瀬はどうなったのか?
後半の怒涛の展開は驚きました。まさかの整◯…。
そしてあの女優さんがシークレットで出演しているとは!!黒◯◯
※正義に乾杯
早く映画撮りたかったのかな
「穴の中」という状況ですぐさまSNSで脱出を試みる方法を取った狡猾さに、主人公の性格の悪さが垣間見えたので(こいつ何かあるな)という、なぜこのシチュエーションになったのか合点がいった。ただ、気絶状態で5m近く落下して裂傷のみ、真上にスマホ投げて撮影した映像で手がかり得た、穴の中に充満した泡をガス爆発で吹っ飛ばしたけれどわりと無傷だったことは、「運良く」というふうに片付けるしかない。
そして、主人公がなぜ他人の人生を乗っ取らなければいけなかったのかというバックボーンが描かれておらず感情移入できない。ボウガン子供が、ボウガンを持っていることについては親が持ってたか・ネットで買ったかでよしとするとして、どうやってそこまでいったのか?子供なので車は無理。交通手段はタクシー?その場合お金は?ボウガン持ってるくらいだから金持ちの子かな。電車?電車なら朝始発でボウガン持って?…自転車?たまたま家近かったん?
とにかく会議で「ワンシチュエーションスリラーでいこう!マンホールにしよう!」とだけ決まってて、あとは後付けしたストーリーのような感じ。勿体無い。おもしろいですけれども。
ホッチキス・・・‼️
最初はマンホールからの必死の脱出口を描く、シチュエーションサスペンスなのかなと思っていたら、とんでもなかった‼️序盤はマンホールに落ちて負傷した主人公が、別れた彼女に助けを求めたり、SNS上で情報を提供してもらったりしながら必死にマンホールから出ようともがく‼️しかしSNS上での告発から主人公の女性遍歴が明らかになり、好青年と思われていた主人公の性格が?となるあたりから雲行きが怪しくなる‼️そしてとんでもない主人公の正体が明らかになった時、映画はサイコサスペンスへと方向性を変えていく‼️そして主人公に恨みを持つ復讐者の登場などもあって、映画は無情にもマンホールのフタが閉められて幕となる‼️とにかく主人公の正体をめぐる意外性や、ラストに流れる坂本九の名曲「上を向いて歩こう」の効果的な使用、実質声のみの出演であるわがゴヒイキ奈緒ちゃん、そして復讐者に扮する意外なあの女優さんの登場も含め、1時間40分がアッという間‼️ただ初見のインパクトは強くても、リピート鑑賞に耐えうる作品の力は無いかも・・・。
着眼点というか、発想はいいけど
あの高さから落ちたら足折れるんじゃないの?
吉田君の背景が画かれてないから犯行動機もわからんし
女性ひとりの犯行には無理がある。
だが、面白いです、この映画
悪い奴じゃん
たまたまマンホールに落ちた男が、四苦八苦して脱出する話と思っていたので、意外な展開に意表を突かれ、楽しめた。
ただ消化不良なところは多く、本物の川村の元彼女が犯人にしても、彼女1人で川村をこのマンホールまでどうやって運んだ?女1人で可能か?
結婚式に現れない川村を捜索することになるんだろうが、マンホール女のネット上で名前がでているからそこから捜査されるだろうし、マンホール女として写真を載せられた元カノが問い詰められるだろうから、彼女の犯行バレちゃうよね。
川村は助かるのか、本物の川村の横で死に絶えるのか。
落ちたというより堕ちた
思ってたのと違った。
主人公が落ちたあとすぐに「あ、この人誰かに恨まれてて落とされたんだな」って分かったけど、せいぜい婚約者あたりかと思っていた。
(50人とは言わないまでも色んな女に手を出していて、婚約者には実はバレていて友人(永山絢斗)に相談してるうちにそっちでくっついてしまい子供は実はそっちの子供で主人公が邪魔になった位の話を予想しました)
マンホールの中に遺体があるのが分かったときも、子供の頃たウッカリ落としてしまった人とかかと思いました。遺体が新すぎるのはおかしいと思いましたが…
そしたらそこからまさかの展開で、マンホールに落ちた程度のことではとても同情に値しないような堕ちた人間であることが判明していきます。
ラストシーンはどういう意味なのか?
こちら側に委ねて終わりか?安易だな。
面白い題材なのに所々いい加減で昇華しきれていない気がする、そんな映画でした。
ただ、深淵のプリンスがあんな子供にもかかわらず人を傷つけても大丈夫なことが怖くて、ニーチェの言葉のように次に穴に堕ちるのは彼なのかなって匂わせるのは面白かったです。
DOWN/ダウン
先日見た『FALL/フォール』は地上600mの高さのTV塔に取り残されて…。
一方こちらはマンホールの穴の中に落ちて…。
極限状況下でのサバイバル。もしあなただったら、どっちの方がマシ…?
…え? まだ地に足が着いているマンホール? いつか誰かが気付いてくれるって?
いやいや! そうも言ってられないのよ。
一流不動産会社に勤務。営業成績もトップ。上司や同僚からも人望厚い。社長令嬢と婚約し、明日結婚式。おまけにイケメン。
何事もパーフェクトの川村。
サプライズパーティーで盛り上がり、その帰り。急に酔いが回ったのか、ふらふらと…。
気付いたら、何処ここ?!
汚ならしい穴の中。ムカデやクモやネズミの死骸が…。
どうやらマンホールの中に落ちたらしい。梯子を伝って出ようとするが、脚を負傷。結構酷い怪我。思うように動けず…。
無理して動き、梯子をよじ登っていたら、案の定梯子が壊れ…。
自力脱出は望めなくなった。
明日は結婚式。早く脱出しなければならない。
不幸中の幸い。スマホは通じる。GPSで場所も分かった。
婚約者や友人に連絡。時間も時間だけど、こういう時に限って出ない。
手当たり次第知人に連絡。その中に元カノも…。唯一出てくれたが、まともに受け止めてくれず…。
面倒は避けたかったが、そうも言ってられない。やっと警察に連絡。イライラするような事務的質問の後、ようやく救助を派遣。
…が、いつまで経っても救助が来ない。
雨まで降ってきた。
元カノの舞が心配して連絡してきた。彼女との会話で、驚きの事が分かる。
雨が降っているのに、舞は雨が降ってないと言う。
GPSで示された場所が違う…? だから救助も来ない…?
どういう事…?
酔ってふらふらとマンホールに落ちたのではないとしたら…?
あのパーティーで例えば飲み物に何かを入れられ、眠らされ、拉致され、何処かも分からない穴の中に落とされたとしたら…?
一体誰が…?
犯人探しと何より脱出。
川村はある事を思い付く。
SNS上に“#マンホール”を上げ、救助・場所の特定・犯人の割り出しを求める。
あっという間に多くのフォロワーが集まり、情報や協力で次第に場所の特定や犯人の目星が定まっていく。
が、予想を遥かに超えた衝撃の展開とオチが…!
邦画としてはなかなか面白いシチュエーション・スリラーではなかろうか。
梯子壊れ、怪我、雨、ガス漏れ、廃棄物の泡…。ヤバい事態が続く。
応急手当は痛い!
場所はまるで見当違い。単なる事故かと思ったら、事件性…。
怪しいのは誰…? パーティーにいた誰か…? 同期の友人が怪しい。唯一連絡が取れた元カノだって怪しい…。
動機は…? 妬み…? これだけ順風満帆なら誰かしらいる。それとも恨み…? 川村には悪い噂も…。
今はSNS時代。こういう時でもSNSが救助の手立てになる。
SNSを使って情報提供。警察なんかより頼りになる!
その一方、SNSならではの誹謗中傷。本気で助けようとしてくれているのか、それともただ面白がってるだけなのか。
救助や場所の特定より犯人探しに躍起。怪しい人物もすぐに特定され、SNS上で総攻撃。
不安。苛立ち。絶望。疑心暗鬼。
その穴の中に落ちて、川村も次第に平静でいられなくなり…。
一線を超える。…いや、彼はすでに一線を超えていた…。
もう一度言うが、衝撃のオチ…!
玄人好みのヒューマン・ドラマに手腕を発揮していた熊切和嘉監督が、珍しいエンターテイメント・スリラーに挑戦。一筋縄ではいかない作風を見せる。
『ライアーゲーム』『マスカレード・ホテル』の脚本を手掛けた岡田道尚によるオリジナル。何かと原作氾濫する現邦画界で、オリジナルで挑んだシチュエーション・スリラーは評価したい。
ほとんど一人芝居。Hey!Say!JUMPの中島裕翔が熱演。
以前も『ピンクとグレー』で手堅い演技を見せていた。
その『ピンクとグレー』と通じる演技を感じた。つまり、表の顔と本当の顔。
その演じ分けと次第に明らかになっていく本当の顔は、狂気すら孕んでいた。
主要でクレジットされているキャストは二名。一人は僅かな出演で、もう一人は声のみ。
EDでクレジットされるサブ的なキャスト以外に、思わぬビッグなキャストが! 登場した時そうだよね?…と思ったが、やはりそうだった。
誰かはご自身の目で。ネタバレになっちゃうから!
本作のオチ、ネタバレせずに書きたい所だが、そんな力量ないので、ネタバレチェック付けて触れるとしよう。
とある事がきっかけで場所が分かった。
そこは、因縁ある場所。
やはりこれは、復讐であった。
泡をライターのガス引火で吹き飛ばした時、土の中から腐乱した死体が…。
“この男”の誰にも知られてはならない過去と罪…。
この場所は都内ではなく、埼玉県郊外の廃校。
かつてその近くの工場で働いていた。
同僚が一人退職。東京の大会社へ就職。恋人もいる。
誰もが羨む人生が待ち受けている彼の名は、川村。
その彼を、何者かが襲う。殺す。
死体を穴の中へ。
まだやる事があった。整形外科へ。手術で川村の顔にして貰う。
まんまと川村の顔と人生を手に入れた。
川村は本人ではなかったのだ。本物を殺し、成り済ましていた偽者。
他人の人生を横取りしていたゲス野郎。
そんな彼に天罰。
この憎き男を罠に嵌め、偽りの顔を剥がし、罪を暴かせ、絶望の底に叩き落とす。
恐ろしいほどの執念。
全てを企て、仕組み、唯一連絡が取れていた元カノにも声を変えて成り済まし、SNSでも協力者に成り済まし、目論み通り誘導。
殺された本物の川村の恋人であった…!
このオチは全く予想出来なかった。
てっきり元カノと思っていた。
ただただ衝撃の奈落に落とすのなら、この脚本は成功している。
が、伏線を張り、大どんでん返しで言うなら、失敗している。
何故なら伏線も全く張られていない。同期友人や元カノなど前半に登場した人物は全くの無関係。
後半になって主人公の本性や恨みを持つ人物が現れて、唐突過ぎる。
ただただ衝撃の展開か、大どんでん返しに期待かで、本作の評価は真っ二つに分かれるだろう。
面白味のあるオリジナル脚本だが、ツッコミ所も多々。
端から何で警察や消防に連絡しない? 警察には連絡出来ない理由はあるのだが、それは秘密が明かされてからになるので、序盤では出来ない理由はなかった筈だ。
超充電長持ちのスマホ! 何処の会社のですか…? 充電が残り少なくなり…の危機はない不自然さ。
犯人である恋人、GPSを誤作動させたり、たった一人でこんな計画立てたり、何かのスペシャリスト…?
でも一番の問題は、キャストに中学から麻薬常習のお騒がせの役者や、プロデューサーに今問題渦中の某事務所の社長の名が…。
タイムリー過ぎるWパンチで、某事務所所属のアイドル主演ながら、地上波では放送出来ないだろう。今公開だったらお蔵入りになってたかも…。
先にも述べたが、作品としてはなかなか面白かった。
あの名曲が皮肉に聞こえるダークなラストも嫌いじゃない。
あなたは復讐のマンホールに落とされるほど、偽りの顔に成り済ましていませんか…?
永山絢斗さんが出演されてるので観に行きました。 拘束された加瀬はど...
永山絢斗さんが出演されてるので観に行きました。
拘束された加瀬はどうなった!???
ファンとしてはそこを描いて欲しかった…
マンホールに落ちた後、加瀬含め何人もの友人・同僚に電話かけてたけど、誰も出ず。周りもグルだったのか…?主人公の本性はすでに周りにバレていた…?
色々とナゾと腑に落ちない部分が残る終わり方でした。
大変面白かったです!
(完全ネタバレですので鑑賞後に必ずお読み下さい)
結論から言うと大変面白かったです!
見初めの時はなぜすぐ110番や119番しないのか?と思われましたが、なるほど過去にそういう事情があるなら特に110番はしたくないのだろうなとは思われました。
細かい点は2点ほど疑問はありました。
1点目は、GPSの偽装など技術的に可能なのか?
2点目は、泡をガスを爆発させて消し飛ばす場面でほぼ無傷というのはあり得るのか?
ただそこまで致命的な欠点とも思えず、もしかしたら私が知らないだけでGPS偽装も可能で、ガスでの爆発もあの程度で収まる加減もあるのだろうとも思われてはいます。
なにより事件の真相が予想外の展開を最後見せて一段階さらに掘り下げられ、何も知らないままで見たのでなるほど!との面白さはあったと思われます。
惜しむらくはTwitterをモデルにしたアプリが映画の中で登場しますが、世界的に発信して行きたいならちゃんとTwitterから権利を取って映画のリアリティを上げて欲しかったなとは思われました。
似たテイストの映画に『search/サーチ』が過去あったと思われますが、そちらでは出てくるネットアプリが全て現実にある物だったと思われます。
そこの志の有無で映画の質も変わって来るのではとは思われました。
惜しい点がもう1つあるとすれば、題材的にストーリーの広がりには限界があり、個人点数的にも傑作にはなり難い題材とは思われました。
ただ、このストーリーでは最大限の面白さに達していて、ルック映像や美術やSNSの描き方も質高く、映画として志の高さはそれでも感じられました。
主人公の川村俊介を演じた中島裕翔さんも、この内容の役をジャニーズ所属の人がやるというのも人間の深さを見ているようで良い傾向だと僭越ながら思われました。
面白い映画でした。
意味不明な展開のオンパレード⁉︎
深夜で人気の無いマンホールに落ちて助けを求めるワンシュチュエーション映画。
うーん。謎の行動が多過ぎでのめり込むことができない。
【以下おもいっきりネタバレ注意】
1番分からないのは都会?で飲んでいてマンホールに落ちたはずが、どーやって田舎のマンホールに移動しているのか? さっぱり意味分かりません。
SNSを駆使して脱出を図ろうとするわけだが、深夜にそんなに都合良くいくかいな!の連発。
そしてラストに明かされるキーマンのフォロワーが子供とは? 深夜にずっと起きて何やってんですかね?
そして次第に明かされる主人公のクズっぷりには辟易したわ。
全38件中、1~20件目を表示