「中国映画では(結構)珍しい純粋恋愛映画。迷ったらおすすめ。」あなたがここにいてほしい yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
中国映画では(結構)珍しい純粋恋愛映画。迷ったらおすすめ。
今年223本目(合計499本目/今月(2022年7月度)35本目)。
※ 時間の合間を縫って「劇場版アイカツプラネット!」をみましたが、アニメ映画にレビューの需要はないと思うので飛ばします。
さて、韓国中国(アジア)映画といえばシネマート、ということでシネマートさんです。
その中でも韓国映画はアクション、恋愛、史実もの…とわかれているところが強いですが、国の制度が違う中国は、何かと当局を美化するような内容であったり(そうしないと国の許可がおりない?)、謎の展開になることが多いのですが)、そのために「よくわからない謎の展開」になることがしばしばありますが、後半ごく軽く「大人の営み」が描写されるのみで純粋な恋愛映画とみて差し支えありません(だから、中国か韓国か日本かというのは、あまり関係がない。文化圏的にも似るから)。
ラストまで本当に展開が読みづらい映画ではありますが、これほど(作話の範囲とはいえ(ただ、どうも原作小説があるらしい))2人の幸せを願った映画は他にないくらいです。
このことは国がどこであろうが「正当な恋愛のきっかけをもった人」に対しては等しく及ぶ考え方であるので(フランスだから支持しない、とかという考え方に立たない)、見ていてとてもよかったです。2022年後半もあと5か月ありますが、トップ5には入るかな…というところです。
採点対象は下記を参考にしています。
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(減点0.1) 相変わらず字幕の抜けが多く、工事現場の「注意!」といった部分や、エンディングロールの「行政」などの説明は何もないので(特に「行政」は定義のしづらい語)、一部推測する必要が生じます。
また、中国語を学習していなくても「日本と中国の漢字の違い」といった軽い読み物でも扱いますが、「告訴」という語は、日本では堅苦しい語ですが、中国語では単に「誰かに何かを言う」程度の意味(英語では tell 程度)であることは前提な気がします(翻訳されていない)。
ただ、一部の翻訳漏れがあるとしても評価は高い映画です。
…にしても、ここまで特に「当局」(要は、中国共産党)を刺激するほどでない単純な恋愛映画でも「放映許可番号」って必要なんですね…(統一的に全部何であろうがいる、という扱いなのかな?)。
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