1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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1秒を取り返す物語
時が止まるというファンタジー系はあまり好きではないけれど、そうと知らずに観たらすごく良かった!
一途に想い続ける彼女の健気さが純粋に、失われたイノセンスを感じる!一歩待ち構えたら「そんな奴おらんやろ〜」となるところを自然に受け止められる人物描写が素晴らしい!その役に清原果耶というのも見事にハマっている!
劇中で女の子が弾く昭和歌謡の歌や昔ながらのラジカセで聴くラジオも良い。縁側で食べるスイカに夏の花火。京都の風情と相まって改めて良いなぁとしみじみ。
告白されても必ずフラれてきた彼は、この後どうなるんだろうか。映画では描かれていない未来が気になる。ワンテンポ早い彼とワンテンポ遅い彼女の2人はきっとプラスマイナス0で良いカップルになると信じて。
コミカルな岡田将生
裏の顔がない岡田将生
アマプラで再鑑賞。
ゴールドボーイを観たばかりなので、岡田将生の印象の振り幅が面白かった。
外見はいいのに中身が残念という主人公を、軽やかに演じていて、力を抜いて楽しめた。清原伽耶も役にはまってる。
原作と比較してしまうと、やっぱり原作に軍配が上がるが、クドカンならではの設定の工夫とか、パピコやミョウガなどの小道具の使い方とかは、さすが。
自分も、日頃は「ミョウガにすべて持ってかれるよなぁ」と思う口だが、たまに、すべてを持っていかれたくなる時もある。小さい頃のノスタルジックな味だからかもしれない。
笑福亭笑瓶が、元気な姿を見せているのもちょっとジーンとくる。
どうでもいいところだが、鍵を飲み込んだ赤ちゃんが大きくなった「五郎ちゃん」は、「不適切にもほどがある」の井上そっくり。クドカンの中学生イメージなのかな…とか、バスを使うアイデアは、この作品からとったのかな…とか、考えるのも面白かった。
主演2人の京都弁が可愛らしい
岡田将生の…
予告やキャッチコピーと本編が別物系
最後は事故る必要があったのか??
テンポが遅いんではなくボーッとしているだけになっちゃってる。
(ネタバレにはならないのでこのまま載せます。)
最近よくある予告と本編が違う感じの映画。
タイトルとキャッチコピーと、映画の中身が違うと思う。主人公が早いのは実際関係無い気が…。うーん
クドカンなので興味を持ちましたが鑑賞後ストレスが溜まります。
レビューを読むと聞き逃してる方がいると思うのですが、主人公だけ1日忘れているのはちゃんと理由を言ってるので伏線は回収されています。
伏線は回収されているんだけど、伏線回収されていない物語と同じくらいの感情になります。おすすめはしないです。
台湾映画「1秒先の彼女」をリメイクしたラブストーリー。オリジナルは...
コミカル
途中までは台湾の原作に見劣りしたが後半はよかった。 台湾版は動かな...
テンポの良さは心地良い。急がず生きようねって思える作品。
まずこの作品を鑑賞するにあたって、「リメイク元を見ずに鑑賞したほうがいい」との意見が多数見受けられたため、リメイク元にはあえて触れず今作を鑑賞しました。
展開のテンポの良さは見ていて心地良かったです。
一方この作品は最近鑑賞した作品の中では個人的に感想が難しい作品でもありました。
おそらくこのシーンはコメディ仕様なんだろう、というシーンが、笑えそうで笑えない。あとちょっと付け加えたら笑えそうな感じがあるのにその一歩手前みたいな状態になるシーンが割とあって、その度に「あれ?これたぶん笑うとこだったよね?」みたいなズッコケる感じになって歯痒くて惜しいなと思いました。
ただなんでしょう。ラストシーンは不思議とグッと込み上げるものがありました。
岡田将生さんのお芝居の良さかもしれません。
リメイク版を鑑賞し終えたのでリメイク元も鑑賞してみようと思います。
松本妃代の演技だけ観る価値はある
よかったのは松本妃代だけ。同じ事務所の成田凌がヒロインの相方だった「おちょやん」で知った女優だが兵庫出身というので台詞使いがいい。「おちょやん」では影の薄い役どころだったが、こんなに上手いなら出番があったらよかったぐらいだ。
岡田将生のぎこちない関西弁?もどきはどうにかならなかったのか?東京出身なら無理に京都出身にする必要がないのに。「おちょやん」のヒロイン杉咲花のように関西弁でまくし立てても違和感がないように特訓を受けなかったのか?
清原果耶は大阪出身なので台詞の使い方はいいが、1時間も仏頂面して演技をするのを観ているとすっかり幻滅してしまう。デビュー作の「あさが来た」から始まって岡田将生とは兄妹役だった「なつぞら」のようなNHKのドラマが多いので民放では潰しが効かなくなったにしても、このままでは先細りするのではないか。浜辺美波が「シン・仮面ライダー」で見せたような仏頂面のようでいても表情が豊かな女優の演技を観ていると余計にそう思ってしまう。
ほっこりしたが。。。
まっさらな気持ちで観て欲しい、稀代のラブコメディ
昨年台湾版オリジナル「1秒先の彼女」を観て、近年のロマンティック・ラブコメディの中でも群を抜いて面白かった。そんな「1秒先の彼女」が岡田将生と清原果耶で日本版リメイク!と聞いたら観に行くしかない。
1秒早いシャオチー(女性)が岡田将生演じるハジメくんに、1秒遅いグアタイ(男性)が清原果耶演じるレイカちゃんに、それぞれ変更されている。
「せっかち」と「おっとり」の性別を入れ替えることで何か変わるのかなぁ?と思っていたけど、後半に明かされる種明かしを含め、説得力が増した感じがする。
予告編でハジメとレイカの表記がカタカナにされていることも、観終わると納得しかない。
台湾版ではその辺の説明が無くて、「なぜこんな事が起きたのか?」については明かされない。明かされないけど、起きちゃったんだもん。起きたことに文句云われても知らんよ。ってな感じで、まぁ、それはそれで良い。
そこを独自解釈で補足してるけど、その解釈が日常生活の中で誰もが一度は感じたり、自分じゃなくても誰かが愚痴ったりしているのを聞いたことがあるような、身近な要素だってところもポイント高い。
ストーリーはほとんど一緒で、所々日本にローカライズされていて、そのおかげで台湾版では「そんなもんなのか?」と流していた部分も完璧に受け止めきれる。
ただ!もしもそんなことが可能なら、オリジナル版の記憶を消して、まっさらな気持ちで観たかった!
もっと新鮮に驚きたかった!なぜ去年オリジナル版を観てしまったのか…!
もし、「1秒先の彼」を先に観ていたら…、多分大絶賛だろうなぁ。脚本も演技も最高に良かったもん。ハジメの、あの「残念なイケメン」感は岡田将生の持ち味だし、レイカらしい飾らない美しさは清原果耶の清々しさがベストマッチだし。
でも、去年「1秒先の彼女」がめちゃめちゃ面白かったから、期待感マックスで観に来たんだよなぁ。どうすればよかったのでしょうな?
今回は、ラストシーンでハジメと同じくらい色んな気持ちがごちゃまぜに押し寄せてきて、何だかホロリときてしまった…。
驚きと新鮮さは先に観た「1秒先の彼女」なんだけど、感情的な盛り上がりと納得感は「1秒先の彼」に軍配が上がる。
この映画はネタバレなしで、実際に観て愛し愛されることの奥深さを味わって欲しい。台湾版観ていないなら、観ていないままで堪能して欲しい。
観ている人は日本版で追加された謎解きに「なるほど!」と、腹落ちして欲しい。
七夕公開な所も心憎い、素敵なロマンチック・ラブコメディですとも!
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