1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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月曜日は日曜日に、火曜日は月曜日に
かな〜りツッコミどころのある作品ですけど、主演2人のパワーあって、とても居心地のいい作品でもあります。前半は岡田将生に大爆笑させられ、後半は清原果耶に癒される。深いこと考えずに、この2人のハマり役を堪能しましょう。きっと楽しめるはず。
公開2日目なのに、大雨の影響からか、観客は自分ひとりだけ。おかげで、「大豆田とわ子と三人の元夫」のしんしんを思い出させる岡田将生のコメディシーンを、思いっきり笑うことが出来ました。お弁当で大盛り上がりするシーン、面白すぎて何度でも見たい笑笑 なんでこんなに関西弁がハマるんでしょうか。なんでこんなに、純粋無垢な演技ができるんでしょうか。岡田将生が出れば、コメディ映画は最高に面白くなる。頼むからもっと出てくれ!
今までにない役を演じた清原果耶も、やっぱり爪痕残して最高の演技。その顔つきと関西弁が非常にマッチ。ツンとした役が多かったけど、こんなおっとりとしたマイペースな清原果耶もめちゃくちゃ良かった。岡田将生と前後半で分かれているから、この凸凹具合が見ていて飽きない。毎度毎度、新たな一面を見せてくれるから大好き。清原果耶も、もっと映画出てくださいな。
前半パートはしっかりまとまっていて、ファンタジー要素も結構面白く星4.5は確実だろうなと思っていたんだけど、後半から一気にテンポが崩れてくちゃくちゃに。はじめくんだけ気付いていることに違和感ありまくりだし、そんなことしたら世界の1日が遅れちゃうじゃないかと思ってしまう。曜日はズレてしまうってこと?それとも、ただ彼女たちが1日得したってこと?だったら、はじめくんはまる2日くらい寝てたってこと?にしても、花火鳴ってたよね?
1日が消えたってより、寝てたら1日経ってたみたいな感じだし、そのことにはじめくんを除いて誰も一切気付いていないことに理解が追いつかない。あまりに無理な設定だから、結構モヤモヤのままエンドロール。ん〜、面白いんだけど納得いかないな。2人の演技だけで高評価だったら、作品の評価にはならないのでこの点数。宮藤官九郎の映画はぶっ飛び具合が変な方向に行くから、好きになれないんだよね。
まあでも、深いこと全く考えなかったら、とてもいい映画でした。流石に、観客1人は心配になっちゃいますけど、今後とも主演2人にはこの方面で活躍して欲しいです。原作は劇場鑑賞を見逃してしまいましたが、これを機に見てみよっかな。
台湾映画のリメイクらしい。 男女の役割を逆転しているとのことだが、...
台湾映画のリメイクらしい。
男女の役割を逆転しているとのことだが、それは良い判断だったのかなと思った。
岡田将生が一拍遅れた役だったらちょっと怖かったかも。
しみけんの安定感はさすがだったし、彼が渡すことであのアイテムはとてつもない説得力を持っていて最高だった笑。
疑問…
もともと面白い映画のリメイクだからもちろん面白いことは面白い。
ただオリジナルからの改変要素が逆効果にしかなっていないのは何故なのか…?オリジナルを再見して確認した。
何故男女を入れ替えたのか?これは多分オリジナルでも本人が言ってるとおり、そのままだと生々しすぎて「変態」っぽくなっちゃうのを恐れたんだろうな。オリジナルではあまり感じなかったんだけど…
しかしその影響で荒川良々演じるバスの運転手も一緒に行動することになったり(ここが最大の問題)、歌手の子が金目当てだったりと少しずつ無理が出てきて、最終的には名字が長いことが現象の原因みたいになって、おかしなことになってしまう。1秒遅い設定どこ行ったんや…
清原果耶と岡田将生なら、オリジナルのままでもちゃんと出来たんじゃないですかね?京都弁以外は。
そう。なんで京都にしたのかも謎。
二人とも関西人でもないのに、ハードル高い京都設定、必要でした?無理あったよ。
あとせっかくの「あの」シーンが大学から始まることでインパクトが弱まってしまったのは残念。大人数がいきなり止まってるから印象的だったのに。
今回はクドカン脚本による改変が疑問でした。せっかくの山下敦弘監督作なのに。二人ともこういうリメイクよりもオリジナル作の方が向いてるんじゃないですかね?
日焼けした清原果耶は可愛かったですが。
お互い日焼けして見つめるシーンが良い
設定は面白い!最後少し素っ気ないかな?
実は裏でこういう事が起こってた!って撮り方の映画 最近、多いな!
笑福亭笑瓶さん👍
七夕に打ち上がる花火!! レイカの願いよ、ハジメに届け! 写真に残した想い出は檸檬の如く
少女時代に交通事故に巻き込まれて両親が
亡くなった悲しき過去があったレイカ。
レイカを励まし続けた、頼り甲斐のある
お兄さんのような存在だったハジメ。
淡い恋心を抱きつつ、離ればなれになった2人。ハジメくんの住所を聞いておけば
良かった!と思うレイカ。
ハジメが少年のときに家を蒸発したお父さん。
京都の由緒ある街並み、2人だけの秘め事と
なった私書箱の『鍵』
大人になり、郵便局で真面目に働いていた
ハジメ、皇一?
ギャルのように成長した妹さんとその彼氏と
3人が暮らす家の趣き。
2人の名字の書き順がタイム・ラグに関係して、時間が止まってしまうエピソードが
面白く描かれていました。
写真館に飾られていたハジメの写真。
写真館の主と夜にスマホで聞いていた温かい
エールの声。
ハジメが歌手の女性に危うく騙されそうに
なるところを察知して護ろうとするレイカ!
少女の頃からハジメを慕うレイカは
大人になっても純粋な恋を忘れない
女性の姿でした。
ハジメのお母さんは行方をくらました
お父さんを想っていました。
バスが止まったときに突然出現したお父さんにもびっくりしました。
タイム・ラグですれ違う2人が
やっと出逢うことができたとき
七夕の願いが叶った!
砂浜に書いた相合い傘は、2人のロマンチックなラブレターのように見えました♥
安定の脚本、ストーリー、最後、清原果耶さん演じる女性の健気さに心打たれた。岡田将生さんのキャラも最高❗️
コレは リメイク成功。関西京都舞台が良かった。W主役の 岡田将生さん 清原果耶さんのキャラサイコーです。
もちろん、未見の 台湾版オリジナルも面白いに決まってる❗️
そう思わせる 笑いあり 涙あり オモロイ&心打たれる作品、2人の主人公に両方とも共感できるワシがいた。
岡田将生さんの 関西キャラ が関西の方には申し訳ないが むちゃくちゃ面白い🤣
京都の定義へのこだわり と 好みの女性に弱すぎる【それって・・騙されてるがな、ってツッコミ入れたくなった】
キャラも最高ですし、同居人の妹と彼氏 お父さんお母さんのキャラも強烈。
もう円熟の域の清原さん 存在感の薄い 幸の薄い 頑張れぇ、負けるなよ 的なキャラを好演
起承転結 ほぼ完璧【SF的描写は許容範囲❗️のわかりやすさ】。
今では珍しくは無いが、他の人物がストップモーションなのに 特定人物だけ動ける画像は凄い技術だよねぇ・・
おかげで、岡田将生さんの、郵便バイク🏍️場面、明白に ハメ込み なんだけど、かえってご愛嬌で許せるズラ
コレは有料パンフからの引用だけど
失われたもの、失いつつあるもの 刹那的な主軸のテーマがW主人公2人の視点で描かれる
もう 彼の眼中にすら記憶にすら無い 自分を受容する女性の健気さに
口は悪いが表裏が無い男性側が大切なもの【お父さん&自分を想ってくれてた思い】に気付く
その姿に、一瞬涙腺崩壊しかかった。
笑いどころ、小ネタもたくさん
郵便局の3人の受付、休み時間描写は さすが👍の関西のノリ でオモロイ 🤣最高
【私書箱】って存在に久々気づいた。 フイルムカメラ 京都の長屋みたいの ラジオ📻DJ
古き良き 触れ合い的な 良さ。 デジタルで忘れかけてる良さ も最高❗️
岡田将生さんは東京出身らしいけど、程よく 関西出身を配役
そうだよなぁ キラキラネームはOK🆗だけど、書くのめんどくさい画数の多い漢字
読むのが難読 漢字は 迷惑でしか無いよなぁ と感じ入る ジジイでした。
どうでもイイけど、今は亡き親父が パンチでデート とかフィーリングカップル 観て ぼやいてた
思い出した「関西の大学生は なんで 何年生 ではなくて 何回生なんだ❗️」思い出したヨ。
コレ立命館で撮影したみたいですけど、いくら苦学とはいえ 優秀な女性陣で 留年の繰り返し
見たことも聞いたこともないなぁ【男はたまにいる】という どうでもいい点で 星⭐️マイナス▼0・5
でも宮藤官九郎さんはさすが。何も期待してなかっただけに、掘り出しものでしたよ。
あまりにも突っ込みどころが多すぎるが、どこまで気にするかは個々人次第か…?
今年229本目(合計880本目/今月(2023年7月度)15本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
※ 公式サイトさん、「最後まで行く」もそうですが、海外リメイク(日本リメイク)などでタイトルが同じになる場合、どちらの作品のことなのか明確になるように工夫してほしいです(一定数混乱が生じそう)。
4本見た中では最後の作品で、チョイスした選択肢の中では「うーむ」というところです。
そういえば、明日、「先生!口裂け女です」を予約しているのですが、ここでは評価がボコボコにされていて、こりゃ大丈夫なんかいな…と心配している私です。
結局のところ、私もシネマートで見ましたが、原作映画があり、台湾(便宜上の国扱い。以下もすべて同じ)映画のそれを下敷きにしているため、あることないこと描けない一方で、日本リメイク版独自の展開もあります。この点、原作映画を見ていればある程度有利ですが、日本リメイク版独自の展開もあれば、「映画内でのルール」(主人公を誰に取るかは微妙だが、異なる視点からの描写タイプ。最近だと「怪物」等が該当)はそうそう最初に示されるので、そこはあまり気にならないところです。
国は違うとはいえ、日台ともに文化圏が似る事情もあるので、リメイク版独自の展開はあるものの理解に大きな支障をきたすことは(原作版を見ていなくても)ないものの、法律系資格持ちからすると、???な展開はかなりあり(原作版にはない。なお、台湾は統治時代の関係で、民法等は日本民法のそれをかなり参考にして作られているので、解釈が同じになることが多いです。韓国も同様)、「なんでこうなった?」「魔改造しすぎ」という点に大半行きつくんじゃなかろうか…という気がします。
ただそれは、決して多くはない法律系資格持ち(行政書士資格持ち)という、決して多くはなかろうという一種の「特殊な属性」からのレビュー感覚であり、やることすること無茶苦茶ではないので(各種の法規を知っていると変な展開になる点は否めないという程度)、どうするかは微妙です。
幸いにも、「誰の目にみても明らかにおかしい」点はなく、「資格持ちは一瞬で見抜いてくる論点の拾い漏れ」というものであり、まぁ「個人的には」かなり気にしましたが(以下の通り)、そこはどうとるかは個人差はバラバラな気がします。特に今週は「交換日記」か「バイオハザード」かという2択な様相で、この映画がどこまで伸ばせるか(7月2週はインド映画が3本もあるとか無理ぽ日程…)は日曜日次第なのかな、とも思えます。
評価は以下を参考にしたもので、3.8を4.0まで切り上げたものです。
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(減点0.3/事務管理と無権代理、事務管理の管理者の責任)
事務管理の管理者にあらゆる代理権が与えられているのではなく、対外的に本人の名で法律行為をしてもそれは(表見代理を満たさないなら)無権代理を問われます。かつ、本人の意に沿わない事務管理の費用請求権は「本人が現に利益を受ける範囲」に縮小されます。
また、管理者は、本人や相続人等が事務管理を始められるようになるまで事務管理を継続する義務があります(民法700条)。事務管理にかかわっていながら「仕事だから」という理由で抜けるのはまずい描写です。
※ このことは、例えば交通事故などで「そもそも救助義務者がいる場合」にも適用はされます(事務管理に関与した以上、勝手に離脱することはできない)。
※ もっとも、事務管理は費用は請求できても報酬は請求できない(個別法で修正あり。遺失物法)ため、「面倒なことに巻き込まれる割にメリットが少ない」というある種欠陥を抱えている(学説上の解釈の対立も大きい)のも事実です。
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(減点0.3/道路運送法の解釈)
バスにおいて、乗り場以外で降りたり乗ったりすることはできません(同法16条)。また、勝手に届け出した以外の範囲(地理的範囲)にバスを走らせることはできません(同20条。高速バスと変わらなくなるため)。
この部分はどう見ても突っ込み幅が大きく(マイナーな行政法規ではあるものの、特に後者は常識扱い)、どうなっているんだか、というところです。
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(減点0.3/自転車の無断利用と占有訴権)
自転車を無断利用する行為が占有訴権の観点で問題になることは、もはや言うまでもありません(民法200条、202条)。
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(減点0.3/地元(京都)ネタに移した割にそこそこの地理を要求してくる)
天橋立、宇治に関しては一般常識扱いされると思いますが、亀岡まで出してくる(しかも地名の言及のみで具体的な場所の描写はここだけはなぜか存在しない)のはどうなのか…というところです(関西圏に在住していても、そこまで知っている方はいない)。
※ いくつか海・川が出てくるところもすべて天橋立で、保津峡ではない模様。
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…というより、「事務管理と無権代理」の話、何度も書いているんですけどね…。
まぁ、事務管理で無権代理となる状況が発生しても(本人の名を勝手に使用すると(表見代理の条件を満たさないなら)無権代理になる、というのが最高裁判例)、本人の追認があればさかのぼって有効になるし、この論点を厳密につつくと大半の映画の描写にいちいち気を付けなければいけないし、難しいところではあります(ただ、トラブルになることもあるのは事実。特に今回の映画の描写の場合、無権代理の論点より、「管理者が勝手に「仕事に行くから」で抜けている」点のほうが減点幅はウェイトは大きいです)。
※ 急病人などを発見した場合、一般市民が救急車を呼ぶなども事務管理の範囲ですが、そのとき「到着するまでそこにいてください」と指示されるのも、このためです(最低限の聞き取り調査は行わなければならないため)。
奥原兄妹
オリジナル作未鑑賞 やはり清原果耶目当ての観賞 NHK朝ドラ『なつぞら』での兄妹役は、その後の活躍等により、今後も色々な作品で共演するだろうと期待してるが、さて、今作では・・・
先ずはとりもなおさず、故笑福亭笑瓶にご冥福をお祈りしたい 『鶴ちゃんのプッツン5』での軽妙なお笑いは、関西のベタとは違う何故か小気味よさを子供心に感じ取れて、好きな芸人として認識させて貰っていたものである
改めて本作ではオリジナルとは男女の役を逆にしての脚本とのことで、久しぶりの山下監督、そしてクドカンの脚本という座組での作劇である 子役に"怪物"の柊木陽太が出演してるのもトピックであろう
オリジナルとの比較は出来ないが、敢えて本作だけを観ての感想に留意させて貰う
現在流行りの"時間モノ"とは分ける、かなりご都合主義的というか、理屈として成立しないプロットを敢えて落とし込んだ勇気に先ずは賛辞を贈りたい 屁理屈として、世間とは時間軸がズレている人が、どこかのタイミングで平等になるように24時間をおまけしてくれるというファンタジーは素直に面白い発想だと思う 勿論その間も時間は流れているので朝昼晩は訪れる 時間が止まっているのではなく、片方は時間が失われていて、そしてもう片方は時間を余分に得られるという、お互いが認識した状態を前提に謎解きをドライブしていくストーリーテリングになっているのは、意見は分れるだろうが自分は素直に受け入れられたし、せっかちに時間を前借りしてる人がその借りた時間の利息を払うという発想も哲学的だ 生物が一斉に停止した世界で、AVジャンルであるところの『時間よ止まれ』的世界を、女性が主体で構築していく流れも違和感無く鑑賞出来る AVといえば男優シミケンが出演しているのもニヤリとさせるし、意外に演技が様になっているのも驚く
小ネタばかり回収するのもクドカンならではの愛嬌といったところか(ワイルドスピードの異名を紹介する件も、まさに仮面ライダーのオープニングを模した演出にセンスを感じる) クライマックスの交通事故からのラストの天橋立郵便局での邂逅は、もう一捻り欲しかったなと思うのは無いものねだりか(苦笑 2回も交通事故に遭わせなくても、二人の邂逅を演出できるアイデアを模索させてしまうのは、もしかしたら狙いだったのではと勘ぐるのも今作の愉しみかも知れないw
色々とツッコミどころ満載も含めて、今作の話題性、そして緩さに邦画の逞しさを感じさせる作品である
台湾版の方が良いけどリメイクとして○
台湾映画のリメイク版です。
元となった「1秒先の彼女」はとても良い映画でした。日本語版でリメイクされること、清原果耶が演じると楽しみにしていました。
台湾版の海とバスのシーンは今でも印象的。
ハードルも上がります。
正直、、、台湾版の方がテンポもよく、笑えるところと泣けるところがハッキリしていて良かった。
日本版は、リアリティが必要?なのでちょっと薄味という感じ。バスも海もあるけど、なんか違う。
台湾版を知らなければそれなりに楽しめると思います。
致命的なのは、ハジメはキャラクターとしてあんまり好きになれないかな。
桜子も面白みがない単に悪役。
レイカはキャラクターとしても好き。清原果耶も良い。
台湾版はどちらも愛されキャラだったけど。
基本設定は台湾版を踏まえつつ、別のストーリーになっているのは、リメイク版としは良いと思います。
なぜリメイク版は「1秒先の彼」なのか、、疑問に思ってたけど、見終わって納得。逆ならストーカーのホラー物になってしまうでしょうね。
オリジナル台湾版を鑑賞せずにどうぞ
オリジナルの台湾映画「1秒先の彼女」は以前に鑑賞したことがあり、ほのぼのとした雰囲気が素敵なラブストーリーだった記憶があります。本作はそのリメイク作品で、どんなアレンジがされているのかと興味をもって鑑賞してきました。
ストーリーは、何事も人よりワンテンポ早く行動する郵便局員のハジメが、路上ミュージシャンの桜子に出会って恋に落ち、日曜日に花火デートの約束を取り付けたものの、目覚めると月曜日になっていて、全く記憶のない消えた日曜日の謎を解こうとする中で、その鍵はいつも郵便局に現れる、人よりワンテンポ遅いレイカにありそうだと気づいていくというもの。
リメイク作品として最も大きな変更点は、男女の入れ替えで、これは大正解だったと思います。台湾版で男性が女性を連れ回すシーンは、見方を変えるとかなり危うく感じますが、本作ではそれが払拭され、すっきりと解消されています。また、舞台として京都を選び、市内の町屋、鴨川、宇治、天橋立、伊根などのシーンを入れ、日本らしいアレンジがされていたのもよかったです。
全体の構成も台湾版と同じで、前半はハジメを軸に描き、後半はそれをレイカ視点で描き直します。前半でやや説明的なシーンが多く感じますが、これが伏線となっていて、終盤で回収していくという展開は心地よいです。特に、ハジメの父との絡みで描かれる家族写真やミョウガからパピコにつながる流れに、温かい雰囲気と後味のよさを感じます。
ただ、そんな感じで台湾版をかなり忠実になぞっているため、どうしても展開や結末が読めてしまい、謎解きの楽しみはなくなります。また、前半のテンポがなんとなく上がらなかったことで、後半のスローテンポとの対比がいまいち鮮明に描き出せていないように感じました。情景的にも、京都の天橋立への道中も悪くはないですが、もっと美しくノスタルジックなシーンを描き、前半との対比を際立たせてほしかったです。
あと、台湾版ではさほど気にならなかったのですが、人の静止に対して樹木などが揺れていたり、帰りのバス内で花火の打ち上げ音が聞こえたりしていたのは、ちょっと気になりました。空中で静止していた花火は、山内圭哉さんが試し撃ちさせた一発だったと思いますが、その後の打ち上げは名前の長い花火師の仕業ですかね? こんな感じでついつい比較してしまうと純粋に楽しめないので、これから行く方は台湾版を鑑賞せずに行くことおすすめします。
主演は岡田将生くんで、ちょっとめんどくさいけど憎めないハジメを好演しています。共演は清原果耶さんで、控えめで一途なレイカをさすがの演技で魅せてくれます。いまいち乗れなかった前半に対して、後半で一気に巻き返してくる感じは圧巻でした。脇を固めるのは、福室莉音さん、片山友希さん、松本妃代さん、羽野晶紀さん、加藤雅也さん、荒川良々さん、笑福亭笑瓶さんら。できれば、エンドロールで笑福亭笑瓶さんへの追悼の言葉はほしかったですね。ご冥福をお祈りします。
観たい度△鑑賞後の満足度◎ コロナ禍を挟んで5年ぶりに訪れた京都で観た舞台が京都の映画。“なんで?”“なんでかなァ”…やっぱり関西弁はよろしおすなぁ
①お隣の国の映画のリメイクだということだし、岡田将生に関心はないし、清原果耶ちゃんが出ているのだけが観ようと思った動機。
それと、5年ぶりに京都ですることになった大学の同窓会の時間に間に合う映画はこれしかなかったというのも理由。
②人よりワンテンポ早い彼と人よりワンテンポ遅い彼女とがどうタイミングが合って結ばれるのか、というラブストーリーだろう、との漠然とした予想を裏切って、人よりワンテンポ遅い彼女が初恋を実らせるまでの話を、かなり凝った構成を取って回りくどーく描いた映画でした。
③私も子供の頃はノロイの、どんくさいのと言われていた人間ですし、今でもカメラのシャッターチャンスが遅れてぶれてしまう(最近のカメラはそういうどんくさい人間の為に自動修正してくれるのが嬉しいというか哀れまれているというか)人間なので、果耶ちゃん演じるレイカちゃんには感情移入してしまいます。
④何をするにも人より1秒早い事/何をするにも人より1秒遅い事と、名前の画数の多い人間はそれだけ時間の損をしているので損が1日分溜まったら1日分取り返させてもらえる、という話とは直接関係ないやん、とは思いつつ、「長宗我部麗華」とか「釈迦牟尼仏憲」とか「綾小路(だったかな?)平兵衛」といったわざわざ画数の多い名前を持ってくるあざとさに笑い、でも京都ならこういう名前如何にもありそう、と京都を舞台に選んだことも腑に落ちてしまいます。
⑤関西以外の地方の人はわからないでしょうけれども、同じ関西と言っても大阪・奈良・京都・兵庫・滋賀・和歌山(この並べ方は個人的恣意によっています)とでは関西弁に微妙な違いがあります。
果耶ちゃんは大阪出身なのでナチュラル、加藤雅也は私と同じ奈良出身なのでナチュラル、羽野晶紀は何と映画の中の設定そのまま宇治出身なので本場、で肝心要の岡田将生の京都弁というか関西弁は大きな違和感はありませんでした。生粋の京都(「洛中」だけを指しているのではありません)人の方にはどう聞こえたでしょうか。
⑥ハジメ君を郵便局の職員にしたのもなかなか上手い設定。
しかしラブストーリーの主人公があんなにウザいキャラにしているのも珍しい。あの、信号が青に変わるのを待てない感じ、先走りするところ、よく喋るところは大阪人にすれば良かったんじゃない?だし…大学生の街京都で大学生に心の中で悪態をつくところ(かっての私も含め確かに大学生にはそういうところあるけど)…動画配信の無料期間内に女の子にフラれるところ(見た目はよいけど中身に問題あり)…なんとなくKY…お調子者…40万円をあんな風にポケットに突っ込んどく脇の甘さ…でも、順番待ちでズルをした上客にちゃんと注意して一歩も引かない正義感、あんなミエミエな手口に乗っけられて40万円取られそうになる人の良さもあって、なかなかどうしても憎めないキャラでもあります。
岡田将生はその端正なルックスから嫌みな役や冷たい役に良さを発するように思っていたが、コメディにも意外と合うかもしれない、と思わせてくれた(ハリウッドのコメディ映画も美男俳優が主役のものも多いし)。
⑦果耶ちゃんはどんな役でも安心して観ていられるが、本作では少々とろくさいところはあっても、自分の好きな人を侮辱する性悪女に飲み物をぶっかける女気(?)もあるし、自分のやりたいことはちゃんとわかっているし、それを最後までやり遂げる粘り強さもある。
『護れなかった者たちへ』でも縛り上げた男を引きずって運び、本作でも動かないハジメ君を人力車に乗せたり降ろしたり海岸まで引きずって行ったり(人力車にも引きずって戻っんでしょうね)、大人しそうに、か弱そうにみえて男を引きずる根性のある女なんだね、果耶ちゃんは。
⑧ラスト、早速宮津の郵便局に転勤したハジメ君の元へ、やっぱりワンテンポ遅れてやって来たレイカちゃんにハジメ君と同じ様にウルウルしてしまった。
⑨他のキャストで印象的だったのは、笑福亭笑瓶さんがラジオのパーソナリティーに写真店の主人役と大活躍。ご冥福を。
加藤雅也は若い時は顔だけの俳優だと思っていたけれど、年を取って良い俳優になった(同県人の贔屓目ではありません)。
なんか好き
前半のはじめくんのシーンと後半のれいかさんのシーンとで、一気に雰囲気が変わります。
はじめくんは、一秒早いの通り、突っ走るわちゃわちゃ感が出てて、岡田さんすげぇなぁって感じです。
そこに、本当にひっそりとれいかさんが出てくるけど、おどおどした雰囲気でまったくかみ合わないもどかしさ。
なのに、あの奇妙な光景を、すっと受け入れて、自転車に乗っていく。それが当然と思わせるのが、清原果耶さんの演技かなぁと。おいおい、どうなんねん、ってツッコミたくなるくらいな状況やけど、そこにもかわいさを覚えてしまう不思議さです。
エンディングも、続きが気になる二人になってて、良かったなぁと思います。
見終わったら、なんか好きな映画だなぁって気分になってます。
清原果耶は良かった
以下の前知識&所感だけで鑑賞。
・フニャフニャした雰囲気の予告編
・クドカン脚本(予告編からはクドカンテイスト皆無で不思議だった)
・台湾映画のリメイク(原作は観てない)
普段恋愛モノに全然興味がなく、序盤は「観終わってから『これクドカンじゃなくて良かったんじゃないか?』って感じだったらどうしよう」と思っていたが、清原果耶が良くて結果的にはまぁまぁ楽しめた。
(あと、笑瓶さんが出てるとは知らず切なかった)
クドカンじゃなくても良かった感は拭いきれなかったけれど、砂浜で岡田将生を引きずる描写は死体運んでるみたいで面白かった。
(ここ、笑えるシーンで合ってるよね??)
あと、京都のかた的に岡田将生の京都弁どう聴こえてたんだろう…。
これまで岡田将生の演技に引っ掛かりを覚えたことは無いのだが、今回の話し方が何かエセ関西弁ぽく聞こえてしまって、中盤くらいまで何かの伏線なのかと思ってた。
脚本の妙と俳優の妙
あの清原果耶が舞台挨拶に立つというので
岡田将生・荒川良々・羽野晶紀、そして脚本宮藤官九郎・監督山下敦弘、柊木陽太・加藤柚凪の名子役も登壇
映画自体はそんな期待もしてなかったけど、これがなんとも思わずとても良かった、毎日、目覚まし時計が鳴る前に起きちゃう位せっかちな郵便局員が、ある日寝過ごす話
クドカンのうゎぁなるほどってなる絶妙な脚本の上で、強烈に個性的な俳優さん達がノビノビとやってる感じ、とても上質
台湾映画の原作も観てみよう
男女逆になってるみたいだけど、ならそりゃ本作の脚本がいかに素晴らしいかという証でもある
半ジャージと汚れた上履き。
支持。
関西日常会話の間を忠実に撮る腕、特に加藤雅也起用を評す。
山下敦弘クドカンだとこうかと納得、だがそれ以上は起きず。
清原果耶の美を消す半ジャージと汚れた上履きは何時迄も見ていたかった。
誰にも友達が居ないのが心地良い。
片山友希、か。
怪物との子役被りで微量減点。
なんか知ってる
と思ったら前に本家を見てましたね。印象は結構違いますが。俺も18画とかなのでそろそろ1日くらい奪われるかもしれません。
かやちゃんかわいいーあとよしよしさんよかったっす👏
あと不意に現れた元気な笑瓶さん。出演されてたんですね。寂しい。。ご冥福をお祈りします。
何でこの子の出る映画が大好きなんだろ
元は、我々が大好きな台湾恋愛ファンタジーです。男女の設定逆転と聞いた時には、正直「そりゃ、ねーよ」でした。
それがそれがそれが。
何なんですか?コレは。
あの、台湾独特の緩い焦ったさや。摩擦高めでココロに引っ掛かる切なさが。日本脚本で、現代日本設定で、国内ロケーションで、まさか倍加してるなんて、夢想だにせず。
清原伽耶が愛おし過ぎです。ジリジリする可愛さです。一人で、台湾オリジナル比の負け項目をキャンセルするってエライ。岡田将生のまさかの三枚目役、どハマりです。「怪物」の依里君役で涙を誘いまくった柊木陽太くん、またまたやられます。何と言っても、クドカンですよ。
コレは良かったわw
明確に言えます。まさかのオリジナル超えでした。
グアタイは元気な姿を見せとくれたぞ。麗華ちゃん、頼んだよー!の願いが叶うラスト。ボロ泣きに近いですからw
兎にも角にも。
良かった。とっても!
年一候補に入れたいくらいにw
追記
幾田りらの「P.S.」のMVも、映画鑑賞後に観る事を、強烈にお勧めです。コリもヤバいw
映画本編では描写されてない、小さな"片思い"のメロディですもんw
取り敢えず‼️❓今年、最高の映画❓‼️
韓国のオリジナルは無理筋で、何か企画倒れで、人間心理の上面をなぞるような作品でした。
それがリメイクは、男女逆にしただけでなく、微妙な距離感と心を最高の脚本とキャストで昇華しました。
韓国版はストーカーのような彼が、日本版ではひたむきで真摯で思いやりのある清原かやの泣かせる演技に。
とぼけた韓国版の彼女が、ただ抜けているだけでなく、無垢で、へこたれない、思いやりのある岡田将生の演技に。
まるで、それぞれに当てがきされているようなセリフと展開。
僭越ながら、清原かやが在籍する大学は母校立命で、宇治は我が家、京都市内の各所や天橋立、伊根、の景色は、上手く練られて映像化していることが、その苦心を、深く知ることが出来ました。
最後のどんでん返しは、映画史に燦然と輝くことでしょう。
取り敢えず、今年、最高の映画🎞🎟🎬🎦を是非。
1秒遅れの彼女。
消えた日曜日(1日)の話。
郵便局窓口で働くハジメ、彼は他の人より行動するのがワンテンポ早い、その郵便局に客として来るレイカ、彼女は他の人よりワンテンポ行動が遅い。そんなワンテンポ遅いレイカがバスに乗車中、降りる停留所でボタンを押し遅れた事がきっかけで自転車が突っ込む事故に...。
そんなワンテンポ早いハジメとワンテンポ遅いレイカのストーリー。
原作は知りません。
伏線伏線で話が繋がってく話、中盤過ぎの時間が止まるシーンで何でこんな世界観?何て思ったけどその止まった時間で話しが全て繋がりハジメとレイカの幼い頃の関係性、ハジメは最初覚えなかったけどレイカの幼い頃に優しくて好きだったハジメへの一途な想いがわかった瞬間に涙が出ました。
止まった時間の中で会ったハジメの父、父から預かった百円、その百円でアイスをハジメへ買ってあげてと父からレイカへのお願い。
そのお願いを思い出したのは横断歩道を歩いてる最中、信号が赤へ変わりトラックに跳ねられてしまう。
レイカ亡くなってしまうオチ?!何て思ったけど移動したハジメの郵便局まで訪ねてきたレイカの姿を見た時はまた泣けた。
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