画はずっと豪華だし、主人公の白スーツ上下も偉そうで面白いと思うが、丁寧過ぎる展開に眠くなってしまった。そして40分ぐらい寝た。アラン・ギロディとかとも近い語り口でこれが、近年のフランス批評家筋が評価するのか。だとしたら生真面目過ぎやしないか。グレーディングの面白さとかもあるけれど、ストーリー運びが慎重すぎる。チャイナタウンに影響を受けたと公言しているのも頷けるが、1.0で進むジャンル映画は、リベットのシークレットディフェンスを思い出してしまう。主人公が胡散臭いショーン・ペンみたいなのはとてもグッド。