「洋物・必殺仕掛け人」MEMORY メモリー KTさんの映画レビュー(感想・評価)
洋物・必殺仕掛け人
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最近、上映されていた仕掛け人・梅安に重なるリーアム・ニーソン演じるアレックス。
年齢に応じた演技に痺れた。
007ゴールデンアイを手がけたマーティン・キャンベル監督による演出で窓ガラスからの射撃シーンや車に敵対する殺し屋を詰めて爆弾で爆殺する所は、ジェームス・ボンドを彷彿させニヤリとさせてもらった。
また最重要なUSBメモリーの隠し場所を元実家店舗の看板であったが、そのつづりberryからrを一文字抜いてberyとするひねりは素晴らしい。
berryはスラングで警察を意味するらしい。
正義を行うはずの警察が悪に加担し、証人のアレックスを殺そうとすることを皮肉っている。
それゆえ、アレックスは警察に正義はないと暗示し、最後を迎えたシーンは色々考えさせられる。
映画全体は1970〜1980年台のテイストで、埃っぽく粗っぽい雰囲気もあり、今のきれいな映画に飽きを感じている人にも向いているかと思います。
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