「ボケているのはリーアムでなく脚本家」MEMORY メモリー シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
ボケているのはリーアムでなく脚本家
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一年の間にリーアム・ニーソンの作品が続けて観られるのはラッキーだけど、作品の出来はボケた感じでアンラッキーでした。リーアムが暗殺を断念した少女が、翌日殺されたことを知って、本当は自分がやったのかと動揺するのは緊迫感があるけど、結局他の殺し屋の仕業と言う芸のないオチでガッカリ。認知症の殺し屋と言う設定は面白いけど、案外一貫してサスペンスが高まるような仕掛けもなく、リーアムの行動パターンもプロの殺し屋としてはなんかチグハグで、途中であっさり死んでしまうのも、なんぢゃこれ?ですね。また、登場人物がゴチャゴチャしてて分かりにくい上に、全く盛り上がりに欠ける展開で、脚本の悪さもさることながら、アクションには定評のあったキャンベル監督のナマクラ振りが目立ちます。役者では、リーアム・ニーソンは存在感たっぷりなんだけど、ファンとしてはあんまり老いぼれた役はやってほしくないな。
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