こどもかいぎのレビュー・感想・評価
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こどもらしさに学び、見守りたい
年齢層が保育園児ということで、遊びも交えた形式で進められ、奇想天外な発想も出てくることはある程度予想していた。形式としては、円座となり、一人ずつ話し、他の人の話は聴くというルールはあったけれど、ときどき守れないこともあった。お伽話のような話をする子もいれば、独身男性保育士をからかうような「クレヨンしんちゃん」ばりの発言もあり、楽しめた。喧嘩をして、「ピーステーブル」で気を鎮めて言いたいことを言う場が保障されており、仲直りする場合が多かったが、そうできない場合もあった。場合によっては、一般的な保育場面と同じように、保育者が仲裁することもあった。なかなか発言できない子もいたが、回を重ねるにつれて発言できるようになっていった。特に異性観は、成長につれて変化がみられた。年少者に助言できるようになる年長者も出てきた。卒園式は、さくらさくらんぼ保育園とはまた違うけれど、この園独特の儀式があった。「保育証書」という名称は初めて知った。園長が異動していたので、私立単独園ではないようで、このような独創性のある方法を導入できた背景を知りたいものである。『こどもの時間』『こどもばんぱく』とこの作品、それぞれに特徴があり、印象的である。
今年見た中で1番いい映画
ハイ、ロンパ。なんてダサイね
対話にはトレーニングが必要である。
いかに相手を説き伏せるかの技巧より、
話すにせよ聞くにせよ、対話を積み重ねられるだけの耐性を得るための。
大事なのはそこで、
解決なんてしなくともそれぞれが納得、ハッピーに過ごす子供らを眺めるうち
むしろ大人が求めがちな「対話」、
その単純さに気づかされた。
結局、子供らは成長途中で、だから結果に捕らわれないのかもと思うが、
大人だって生きてる限りは日々、学び成長し続ける生き物なわけで、
対話を阻むのはきっと「我は大人。大人ならきっちり解決」、
という頭の固さなのかもと思う。
人生は常に困難と共に続く。
つまり対話と、重ねた分だけの成長と共に終わりなく続く。
ハイ、ロンパ。
なんてダサイ。
子供らが笑ってるような気がした。
5歳を中心に、3歳から6歳が繰り返す、すごい人間訓練!
日本で、5歳くらいまで胎内記憶がある子供は、約30%。
胎内記憶の研究は、日本が一番例が多く、進んでいる。
この映画は、ある保育園の保育方針実話ドキュメンタリーだが
大人でさえも、出来ていない
●話し合い や
●感情の整理
など、人としての能力を、子供たちは
「話し合い」や、「こども会議」などを重ねて身に着けていく!
普通の子供たちが、覚醒していく
すごいドキュメンタリーだ!
泣いても、喧嘩しても、先生はことさら構わず、手を極力出さない。
考え方を導き、子供が自分で考えて、自分で良い方向に向かうように持っていく。
この忍耐。 これは愛だ。
母親なら待てず、我慢できず、「子供のため」と、言い訳をして手を出してしまう分かれ道だろう。
国立大学の大学生でも出来ない人が多い
最重要のヒューマンスキル、「問題解決能力」を
この子供たちは、3歳から訓練し、6歳では身に着けている!
この子達の未来は明るい!
小さい子達に関わる、全ての方に観て頂きたい。
貴方は出来ているだろうか?
この時期からの対話は凄いけど…
ビューティフル・ハート
名古屋の伏見ミリオン座で開催された、
第25回 ダイノジ大谷ノブ彦 映画会
に、行ってきました。
毎月開催されてたけど、これから不定期になるっぽい、残念…
でも、大谷さんソールドアウトおめでとうございます!!!
この作品は、子供達が会議を行う、ある保育園を撮ったドキュメンタリー。
言うまでもなく子供は純粋で、ハッとさせられますね。
あと、園長さん、保育士、の方々が、とても素敵でした。
全体的にハッピーな雰囲気に満ちているので、観ると楽しい気持ちになるし、純粋さに癒されます。
その反面、
この純粋な子供達も、これから汚れていくんだな…
と、悲しい気持ちになりました(笑)
少しだけど(笑)
ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」が、この映画に、とても合ってるし、いい曲。
なんか元気もらえる映画です。
落ち込んでる方どうですか?
PS.他にも言われている方いるし、大谷さんも言ってたけど、ユミコ先生かわいいです(笑)
アイドルレベルの先生がいる!
2022年劇場鑑賞179本目。
こどもがトークディスカッションする様子をおさめたドキュメンタリーという情報で鑑賞。
延々こどもたち同士が話しているのをニヤニヤしながら眺める感じだと思っていたのですが、先生が司会をしているので意外とちゃんとしてました。
話の内容より、5、6歳の子たちに対話で物事を解決する事を大切にしている事を描いていました。自分がこの歳の時、ガキ大将のクニオくんが休んだ時ケンジくんとクニオくんずっと休んだらいいのに、と話していたら先生にしこたま叱られた記憶があるのですが、こっちの言い分も聞いてほしかったなあ。
そしてこの映画の最大の見所はユミコ先生です。現役アイドルグループでもセンターはれるくらいかわいいので出てくるたびドキドキしてしまいました。
人間は変わらない
ユミコ先生が木竜麻生に似てるの。それは、どうでもいい情報だけど。
こどもかいぎの様子は大人の会議と全く同じなんだよね。
みんな自分の言いたいことを言って、聞きたいことだけを聞いて。自分の話を最後まで聞いてくれないと怒って、でも話が長いとやんや言われて。
大人の会議はこうした感情に、色んな理屈を持ち出したり、綺麗なプレゼン資料を作ったりして何かを被せて、感情を見えづらくしてるんだよね。ストレートに出してる分だけ、こどもかいぎの方がむしろレベルが高いと思うの。
子供がケンカをすると ピーステーブル というところで話し合いになるのね。互いの言い分を論理的に解釈するわけではなくて、互いの感情を吐き出すの。そうすると落ち着いて「じゃ、どうしようか?」ってなる。これも多分、大人と一緒。
感情を吐き出して、落ち着くのがまず大事だね。それから相手と「どうしようか?」と考えることができる。論理的には全く噛み合ってないんだけど、解決に向けて進む。
だから大人の会議も、数字作ったりプレゼン資料作ったりする前に、互いの感情を吐き出した方がいいと思ったの。『私は、これが、やりたい。どうしても、やりたい』『俺はヤダ。別にやってもいいけど、なんかお前嫌いだからヤダ』みたいな感じで。
それで互いに落ち着いて『でも、どうしようか?』となってから数字やプレゼンを作ったらいい。
数字やプレゼン資料を隠れ蓑にして『感情的に言ってんじゃなくて、論理的に考えてるよ』いたいなポーズで話し合ってたって始まらない。
あと作品の中で一番感動したのは、会議と関係ないんだけど、三輪車に乗るシーンだったの。
保育園にカッコいい三輪車が何台かあって、それで庭をグルグル回るんだよね。
それで一回乗った子供は、三輪車をゆずらないの。『そりゃ、そうだろうな』って思う。カッコいいし楽しそうだもん。
でも乗りたい女の子が体を張って止めて「一周したんだからゆずって」と懇願すんのね。でもみんな振り切って行っちゃうんだよ。
それで先生と「誰かゆずってくれないかなあ」とみてると、男の子がゆずってくれるの。
女の子は「ゆずってくれた」と何回も驚いたように言うのね。ゆずってもらえると思ってなかったんだよ。
今度はゆずった男の子と先生が「ゆずってくれないかなあ?」って待ってると、一周してきた女の子がゆずるの。そして、その後は、一周ずつかわりばんこに乗っていく。
こどもと大人は全く同じだからね。僕らの中にも、この「ゆずってあげる」感情があるはずなんだよ。
実社会ではね、せっかく乗った三輪車をゆずったら馬鹿って言われるよ。ゆずられた方も二度と譲り返さないよ。
でも、ゆずれる奴はいるの。そうするとゆずり返す奴もいる。
そういうのを、引き出して、生きていきたいと思ったな。
会話と対話と、子供から。
対話は大事
保育士には頭が下がります。
こどもでも対話が重要、ましてや大人は・・・
ある東京郊外の保育園で新たな取り組みとして、こどもかいぎ、が始まった、それは、子どもたちが輪になって自由に話し合うもので、議題となるのは子どもらしい疑問など色々だった。大切なのは自分の思いを言葉にして対話することで、時にはケンカをしても、対話によって相手を理解し、他者への配慮や優しさを学んでいくというもの。そんな彼らの園での日常を映したドキュメンタリー作品。
5〜6人でサークル状になり話をすることは重要なことだと思った。こども達が主役だけど、ユミコ先生も担任だからかよく登場してた。
保育の中に社会教育の場を設けることは良い事だと思うし、小学校になってもこのような対話の場が設置されれば良いのかな、って思った。
そして、大人がちゃんと対話出来てるのか?子供たちを通して大人社会の問題点や解決策にヒントをくれる作品でした。
ぜひ多くの人、特に大人の人に観て対話の重要性について感じてもらいたいと思いました。
意外にも泣いてしまった!
子どもたちの発する芯を突いた言葉、時間をかけてやっと自分の気持ちを表現できるようになった子のはにかんだ笑顔、話を聞いてもらえなくて悔しくて悔しくて、でもそれをちゃんと伝える子の目、どのシーンも愛おしくて。自分もあんな子ども時代があったなぁ、とか、大人はちゃんと話ができているだろうか、と考えながらみていたら、面白い場面ばかりなのに、最後は涙腺がゆるゆるになってしまった。良質なドキュメンタリー。
こどももおとなも懸命に生きてる
こども達がお互いの声を真剣に聴いていて感動しました。それは、おとなから聴いてもらえる体験があるからなんだろうなぁと思いました。関わっている保育士さん達がこどもを見つめる眼差しもあたたかいし、どうやってこどもかいぎを進行していこうかという葛藤も垣間見える作品でした。大きいスクリーンで視聴すると、映像や音楽も重ね合わさるからなのかそれぞれの感情もよく感じられました。
たくさんの大人に見て欲しい
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