「【”信頼の刀と疑いの盾を持って突き進め!”今作は様々な”信頼と疑い”をテーマとした掌編を詰め込んだ不可思議クスクス映画である。】」なまず NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”信頼の刀と疑いの盾を持って突き進め!”今作は様々な”信頼と疑い”をテーマとした掌編を詰め込んだ不可思議クスクス映画である。】
■看護師のヨ・ユニョン(イ・ジュヨン)は、自分と恋人・ソンウォン(ク・ギョファン)がSEXしている時の姿が写ったレントゲン写真が流出したと誤解する。ソンウォンは勤務していた医院を辞める。
そんな中、ソウルの街中に突如として多数の”シンクホール”が現れ、ソンウォンは土建業の作業者として働き始めるが、大切な指輪をなくしてしまうのである。
そして、病室の水槽では、一匹の”なまず”がそんなユニョンたちの”どーでも良い事”に対し、可愛い声でコメントをするのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・もう、粗筋を書いているだけで、訳の分からない映画であるが、今作は何だか可笑しい映画なのである。
・大体、”看護師もレントゲン室を好む”とサブタイトル風のテロップが出る、レントゲン室でSEXする男女をレントゲン写真で盗撮するという設定が可笑しい。
と共に、”男性の勃起したペニスはレントゲンに映るのか!”と言う疑問が湧くのである。海綿体だもんな。クスクス。
で、翌日、出勤したのはユニョンと副院長(ムン・ソリ)だけなのである。
・ソンウォンが無くした指輪が、同僚の足の指に嵌められているシーンも、不可思議過ぎるのである。そして、ソンウォンはそれを中々言い出せないのである。
・ヨ・ユニョンとソンウォンが喧嘩をしたときに、ソンウォンが彼女をムッチャ急な階段の下で待っているシーンもブラックユーモアに満ちているのである。”殺すつもりか!”
だが、その前にソンウォンの元カノがユニョンに会いに来て、DVを受けていたと話すシーンが挟まれているので、ソンウォンの言葉を信じて良いのか、疑えば良いのか分からなくなるのである。
<今作は様々な”信頼と疑い”をテーマとした掌編を詰め込んだ不可思議クスクス映画なのである。>
