「不思議な映画」NOPE ノープ タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な映画
メッセージを観たときにも不思議な映画だと思ったが、こちらも不思議だ。
兄妹のUFOに対してのモチベーションがいまいちわかない。スティーブ・ユアンが演じる彼は見せ物にした罰としてああなったのか?そんなドラマ的に見てもなんだか、さっぱりしない。
お猿さんが人を殺すのって可能だっけかな。チンパンジーが人を撲殺できるというのは聞いたことがある。それはそれでとても興味深いトピックだ。そのトラウマを抱えたアジア人、パーク経営者。それと、映画史の原点を再現したいというのは図々しくて良い。
話としては面白くないが映画としては楽しめた。帰り際に若者が映像だけだと怒っていたが、映像だけでもこんなに素晴らしいならいいじゃないか。夜にダニエル・カルーヤの白目が映えるのも良い。尺の割にキャラクターを掘り下げないドライな感覚も人を選ぶかも。
撮ること、観ることについて言いたいのはわかるが、ここが批評家受けするだろう。でもそこをそこまで論理展開していかないのは好ましい。目線を問題にするのなんて、めちゃくちゃ批評家好みだな。
低俗な話にするとリアルライフのなかでもヤバい人を対応したりするとき、目を見ると絡まれたりするので、ライフハックとしても正しい。
ビニールが苦手なのは、掃除機でビニール袋を吸うと詰まるそんなイメージかな。
帰りはキリン一番搾りを飲みながら帰った。
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