「自分には微妙に見えた[???]」NOPE ノープ たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
自分には微妙に見えた[???]
池袋グランドシネマサンシャインにて鑑賞。
確かに、さすがジョーダン・ピール監督ならではの「驚き」に溢れた映画だと思った。
まぁ、映画館で予告編を見て、「ジョーダン・ピール監督作品だから、絶対に驚かされるんだろうな…」という程度の感覚で観に行ったのだが、映画館へ行く動機がテキトーすぎるかも…(笑)
超驚き映画『ゲットアウト』を観て「ジョーダン・ピール監督にはビックリだ…」と思いながら日比谷の映画館を出たことを思い出す。
また、ジョーダン・ピール監督の第2作目『アス』を観て「やっぱり驚かされたな…」と思いながら、御徒町の映画館を後にした。
そして、本作(監督3作目)を観て、「確かに驚かされたんだけど、よく分からなかったな…」ということを思いながら池袋を歩いた。
映画館で観た映画の印象は、どうしても観た場所に紐づけられて記憶してしまう…。
本作は、最初から「???」の連続で、時々「映像と音響がマッチしたシーン」でドッキリ!(笑)
牧場経営をしている家族がいて、ある時、空から何かが落下して来る不思議な現象。
父親は落下してきた物に当たって亡き人になるが、息子OJ(ダニエル・カルーヤ……『ゲットアウト』主演の黒人俳優)は空に何かある…と、妹と一緒に撮影したりするが、いろんな事が起こる。
そんなSFアクション・ホラーみたいな映画なのだが、観終わっても自分はスッキリできなかった。
映画は観終わって理解できなくても繰り返し観てしまう傑作(『2001年宇宙の旅』、『メッセージ』(ヴィルヌーヴ)等)は多々あるが、本作のように「さほど余韻が残らない分からなさ」はモヤモヤ映画でしかないと思う。
驚きたい人にはオススメだが、自分には微妙な映画に見えた。
<映倫No.49193>