「ゲットアウトほどわかりやすく無い」NOPE ノープ kwmdさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲットアウトほどわかりやすく無い
ジョーダン・ピールのゲットアウトはアカデミー脚本賞を受賞したほど、よくできたホラーでした。結末を変更したことにより、よりわかりやすくなったそうです。
本作は、USはちゃんと種明かししないので、なんだかわからないくてつまらないと思う人もいると思います。監督はコロナ禍で、劇場で見るための作品として企画したと言っている通り、劇場で見ないと。配信でスマホで見ても、何もわかりません。出来るだけデカいスクリーン、音響の良い劇場、前の方の真ん中で見る必要があります。
デビット・フィンチャーのセブンを初めて見た時、ホラーなのかサスペンス知らずに見たので、クライマックスの荒野のシーンでは広い空からやばいものが降りてきて、この世が終わるのでは?と思っていたので、予告の出てくる紐の先に何があるかを楽しみにしてください。
内容は知らないで見た方が良いです。Jaws的であり、トレマーズ的であり、ナイトメア・アリー的であり、西部劇や特攻野郎Aチーム的でもあります。
さて、本作はジョーダン・ピール作品でありますので、何も考えずに見るとよくわかりませんが、おそらく社会問題を背景として扱っています。主要な登場人物や『あれ』は意味される側で、意味する側に回ると酷い目に遭うという話では無いかと思います。
ジョーダン・ピール関連作が好きな人は、IMAXをお勧めします。(IMAXが重要)
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