「解釈によって賛否両論どちらも取れる作品」NOPE ノープ 赤足さんの映画レビュー(感想・評価)
解釈によって賛否両論どちらも取れる作品
ゲットアウト、アスで人種差別から格差社会をスリラーやホラーを軸に融合させその圧倒的な世界観と現実社会を皮肉った!ジョーダン・ピール監督今までとは全く異なるジャンル
SFのUFO作品が表立ってストーリーはごくシンプルに見えるも、その裏側に隠れているテーマはやはりジョーダン・ピール節健在。
所々に散りばめられたヒントのピースを見逃さず見えて来る完成とその下地とエンターテイメントも忘れず、スティーブン・スピルバーグやM・ナイト・シャマランやAKIRAからエヴァンゲリオンのオマージュといたせりつくせりに一筋縄ではいかない怒涛のスピード感ある展開に目が離せない!
特にUFOを監督曰く、スティーブン・スピルバーグの代表作JAWSを海から空にシフトチェンジした感性はユーモラスで見ててハラハラさせられた。
今までの、ゲットアウトやアスの人間視点で見る部分からUFOの視点で、普通のエンタメと思ってしまうが根っこに隠されたテーマを理解するかしないかでかなり賛否両論する作品と言えよう、個人的には観終わった後に語彙力消失して何て言えばいいのか困惑する面白さをSFホラーで見事に描いた手腕は凄い、アスの時もそうであったが、1回では理解し得ないのでもう何回か見たくなる、スルメの様な噛めば噛むほど味が出る作品である!
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