パレスチナのピアニスト

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パレスチナのピアニスト

解説

プロのピアニストを目指して奮闘するパレスチナの青年を追ったドキュメンタリー。ピアノを始めてわずか3年後の13歳で国際ピアノコンクールで優勝を果たした10代のピアニスト、モハメド・“ミシャ”・アーシェイク。父はパレスチナ人、母はロシア人で、一家はイスラエルとの紛争を抱えるパレスチナ自治区のラマッラに住んでいる。プロのピアニストを志すミシャは、ユダヤ系イスラエル人であるピアノの先生からレッスンを受けるため、検問所を経由し3時間かけてエルサレムに通っている。息子が医師になることを望む父からのプレッシャー、自由に行き来できない国境、ヨーロッパ留学が決まった矢先に訪れたコロナ禍など、数々の困難に翻弄されながらも諦めずに挑戦を重ねる彼の姿を、13歳から17歳の4年間にわたって記録した。

2020年製作/61分/イスラエル
原題:The Pianist from Ramallah
配給:ユナイテッドピープル
劇場公開日:2022年7月2日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5主人公ミシャ君を応援したくなる

2022年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

非常に珍しいイスラエルのラマラ案件。ヨルダン川西岸ですね。ピアノの先生のところにレッスンに行くのに、検問所を通って3時間もかかる、そんな不便なエリアでピアニストを目指すミシャ少年に密着したドキュメンタリーです。見るとみんな、ミシャ君を応援したくなる素敵な映画。彼のその後が非常に気になります。「モハメド・ミシャ・アーシェイク」という名前はしっかりメモしました。

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駒井尚文|映画.com編集長