劇場公開日 2023年3月17日

「ジャニーズ映画にしては・・・ でも残念な作品」わたしの幸せな結婚 nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ジャニーズ映画にしては・・・ でも残念な作品

2024年3月21日
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鑑賞方法:VOD

ジャニーズ映画なのに、評価が異様に高いので配信ならと思い観ました
なるほど、評価が高いのはジャニーズファンと今田美桜ファンしか観に行かなかっただけだからですね
よくある、異様に評価の高いインディーズと一緒の現象です

女性にはイケメンのオンパレードだし、男性には、普段の役柄とは正反対の奥ゆかしい今田美桜が可愛くて仕方なかったろうね

目黒蓮は抑えた演技のせいで、よけい素人っぽさが浮き出てしまっているし魅力も半減
もう、ただのコスプレ
ファンはそれを喜ぶだろうけど

ジャニーズのタレントは日常の延長線上のようなキャラクターでしか通用しない
例をあげるなら
レジェンドアンドバタフライのキムタク
くさい芝居が必要な時代劇でボソボソ呟くだけ
綾瀬はるかの演技とチグハグだった
ばるぼらの稲垣吾郎
非現実の異様な世界は演劇のような自己陶酔が必要なのに、二階堂ふみの圧倒的な存在感を含め、まわりの熱演の中、一人だけおいてけぼりでした

今田美桜はよくやっているようで、やはりまたまだ、ぎこちない
今田美桜を知らない人には、だれ?あの美少女となるでしょうが
やはり、気が強くて、頑張り屋とかの固定イメージが出来上がってしまっているし
ずっと彼氏がいた発言でわかるように、実際の彼女は役柄とは正反対ですから
広瀬すずが広瀬すずであるが故に、役者としての力不足で伸び悩むのと同じ
とはいえ、化粧っ気のない今田美桜は新鮮で萌えます

そして演出がタルい
漫画原作をまんま絵コンテにしたようなエピソードの羅列
盛り上がりにかける
アニメはおもしろかったのになぁ
特に異能力の発動シーンがハデハデなのに迫力が無い
品に綺麗なだけ
これは監督本人が不得意だと本人が言っていましたね

テレビ、映画でヒット作を数多く手がけた塚原あゆ子ですが
ジャニーズのための映画
ジャニーズタレント優先の忖度は仕方がない
今田美桜はあくまで添え物
もっと女性目線の話なのに
まあ、ジャニーズ映画の女優はみんなそうですが

これ、ちゃんとした役者でやれば日本のX-Menくらいの面白い作品になったと思うんだけど
ジャニーズ映画としては、まあまあくらいの作品になってしまった
それで十分なんだろうけどね

原作者はこんなんで納得したのかな
害のある作品でないだけが救いです

nakaji