マッシブ・タレントのレビュー・感想・評価
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設定と演出は良いのに…惜しい
最近のニコラスケイジをそのまま
主人公にしたアクションコメディ。
あらすじは単純明快だが
ミッションを進めていく一方で
潜伏先のボスがニコラスケイジの熱狂的ファンで
映画作りを通して親交が深まっていくという
2人の関係性がユニークで良い。
各シークエンスは楽しめるのだが
次の展開への起点が荒い。
メインの2人以外には何のリアリティも無く
印象的だった若かりし頃の自分を
活かしきれていないのもやや気になった。
全体的に惜しいという印象。
ストーリーはともかく
ケイジの自虐をダシにして、ハリウッド的大袈裟さやステロタイプ(それが常に悪い訳ではないが)を嗤った作品だと思った。
エンドロールにコロナ検査担当者の名がクレジットされているが、20年後くらいにこれを見る人はしみじみと往時を思い出すのだろうなぁ。
セルフ・パロディ成功してる
ニコラス・ケイジのセルフ・パロディなんだけど、アイデア倒れに終わらず娯楽作品としてよくできてる。コメディ、アクション、家族愛、バディ・ムービー的な要素が程よくミックスされてて楽しめた。
これもニコラス・ケイジというキャラの面白さに負うところもある。飛びぬけてイケメンでもなく、なんとなく抜けてる感じが良いのかも。近年はB級アクションの常連だったし。
クロアチアで撮影された風景も美しかった。
かわいいニックケイジ
◉ニコラス・ケイジって改めてとても愛嬌のある俳優だと思った。借金や離婚でプライベートが大変なイメージがあったけど、この愛嬌によって、ファンから見放されないだろう。
◉映画自体は、テンポよくてとても見やすかった。「マンドー」ことペドロ・パスカルは、困った表情をするとめっちゃかわいい。かわいいオッサンふたりを眺めているだけでも、十分楽しい映画だ。
◉ただ、深い内容があるという訳ではないので、大きな感動を期待して見に行くのは止したほうがいいと思う。
推し活が凄い
全体的に面白くカーチェイスやアクションも迫力があり楽しかったです。
ニック・ケイジオタクのハビとニックの交流はオタクと推しの関係が見れて良かったです。
自作脚本やグッズの収集など推し活が凄くて観ていてオタクのハビを応援したくなる映画でした。
復権はならないだろうな。
かつてジャン=クロード・ヴァン・ダムが「その男ヴァン・ダム』で自身を演じ自虐とコンプレックスを炸裂させた。作品はそれなりに面白く、観た人はヴァン・ダムを好きになったが(好きな人しか観ていないのかも知れないが)、ヴァン・ダムの復権には至らなかった。
さて、本作。
やっている事は『その男…』と同じだが全国のシネコンでされている事にまず驚かされた。
やっぱり日本での興業って知名度が最重要視されるのね。パチンコのCMに出てて良かったね。
リアルとフィクションの間にある本作の助演のポジションに誰を置くかは重要で、有名人は本人役でない限りフィクション要素が強くなってしまう。その点でペドロ・パスカルという配役は絶妙だ。みんなが大好きなペドロ・パスカルの顔は滅多に見られない(我らが道)。逆に本人役の有名人がいないのは寂しかったかな。
本作でニコラス・ケイジの復権があるかとなると、やはり難しいのではないだろうか?
本作の鑑賞後、『フェイス・オフ』よりも『パディントン2』が観たくなる人が圧倒的に多いだろうし、『コン・エアー』よりも『カリガリ博士』の方が観たくなるだろう。
リアル作中劇
始めは自虐的なパロディコメディなんかな、と見ていたが、そのことを逆手に取った構成がとても見応えがあった。良い意味で意表をつかれる。ニコラス・ケイジファンでなくても楽しめる、ニコラス・ケイジファンならさらに楽しめる。
映画好きは楽しめる
ニコラス・ケイジが本人役を演じ、序盤からコメディタッチで面白いですが、終盤や終わり方がありきたりで盛り上がりに欠けた感じがありました。ある程度映画好きでないとネタが分からないと思います。
やはりニコラス・ケイジは偉大だった
いつからかニコラス・ケイジはキワモノの映画にばかり出演するようになってしまった。すべての映画を追えていたわけではないが。個人的には密かに「ニコラス・ケイジ映画」とジャンル付をしていたくらい。それくらいにイカれた映画ばかりだった。
そんな彼が自分のような俳優を主人公にした映画を作るっていうんだから、もう観るしかないでしょ。ニコラス・ケイジではなくニック・ケイジ。
と思っていたら、本当にニコラス・ケイジ(ニックはただの愛称)としての出演。自分の出演作を話題にし、「落ち目ではない」ってセリフをはき、家庭問題まで吐露する。さらには多額の借金問題に触れたり、LSDでぶっ飛んだりもする。でも、それがまた面白い。パロディの対象として自分を相対化できる彼がとてつもなく偉大に思える。
そんな設定で笑わせるだけでなく、家族愛や友情、俳優としての挫折と再起が、スパイ映画の中で見事に描かれる。もちろんツッコミどころもあるのだが、そこは気にしない。あー、でもダメな人にはダメなのかもしれない。今後の彼の出演作を観るのに先入観が植えつけられてしまったな。往年のファンには楽しめる映画だけど、初めてニコラス・ケイジを観る人にも楽しんでほしい(誰目線?)。
スターとしての魅力も実力も全く衰えていない
ニコラス・ケイジの魅力を改めて堪能する映画でした。
ストーリーの突っ込みどころとかはどうでもいいんです。
ニコラス・ケイジに今でも往時と変わらない面白さ、かわいさ、かっこよさ、渋さ(?)があるということが嫌というほどわかります。
近作では「ピッグ」もよかったですが、この調子であれば近いうちにまた新たな代表作が生まれるのでは……と予感させてくれます。
ペドロ・パスカルとのコンビが見られるというのもよく考えたら素晴らしすぎますね。
ニコケイ推しは絶対に見て!
最近B級映画、低予算の映画に主演しがちのニコケイさんであり、(借金を返す為なので仕方ないですが...)昔の大作映画にはもう主演しないのかなぁと思っていた中のこちらの作品。
非常に面白く、久しぶりに絶好調のニコケイさんを見る事が出来ました!
ニコラスケイジさんがニコラスケイジさん役を演じている、ニコラスケイジさん好きの為のニコラスケイジ映画でした。(ちょっと前にTwitterでバスってましたよね)
アクション目的で見に行く方は、少し物足りないと思います。
スパイコメディ?サスペンス?ヒューマンドラマ?として見に行くつもりでご鑑賞下さい。
パディントン2のくだりと、麻薬をやって頭がおかしくなるニコケイさんとペドパスさんのくだりは良かったです。
(ペドロ・パスカルさん見た事あるなぁって思ったらキングスマン ゴールデンサークルのウィスキーでしたか)
ラストのカーアクションも良かったね。
ニコケイさんのメタなネタが多めであり、
ニコケイ推しにはたまらない作品だと思います。
もちろんニコケイさんをあんまり知らない方でも楽しめると思います!
久しぶりに絶好調のニコケイさんを見てほしいです!
ニックとハビの友情物語
ニコラス・ケイジが本人役として主演する、おもしろそうな予告に惹かれて鑑賞してきました。期待どおりのおもしろさと、ちょっぴり感動要素をプラスして楽しい作品に仕上がっています。
ストーリーは、かつての人気が衰え、今や仕事も家族も失い、借金だけが残る落ち目のハリウッドスターのニック・ケイジが、高額のギャラにつられて大富豪ハビの誕生日パーティーに出席して彼と意気投合するが、ハビを国際的犯罪組織のボスとにらんだCIAからスパイ協力の依頼を受け、スパイ映画の主人公さながらに事件に巻き込まれていくというもの。
前半は仕事も家族も問題山積のニックの現状やハビとの交流をコミカルに描き、後半は慣れないスパイ活動やアクションシーンを交えてシリアスに描き、最後まで楽しめます。そんなメインストーリーに、ニックが家族との絆を取り戻すまでの過程を絡めて描いているのが心憎いです。不器用ながらも家族のことを思ってきたつもりだったが、それは自己満足な一方的な愛情であり、やっとそれに気づいて、今度こそ愛する家族のためにと奮い立つニックの姿は、確かにかっこよかったです。
本作は、全編にわたってニコラス・ケイジ愛が溢れており、その象徴とも言える存在がハビです。彼がニックに見せる笑顔や態度、こだわりの脚本や秘密のコレクション部屋などから、とてつもない愛を感じました。そして、そんな彼がニックのために体を張った終盤のシーンは胸熱でした。彼もニックに負けず劣らずイイ男です。
ただ、ツッコミどころは多いです。ハビと組むルカスはさっさと邪魔者を殺さないし、部下も弱すぎるし、だから国際的犯罪組織としての強大さは感じないし、それなのに手が出せないCIAはポンコツだし、おまけに最後はハビは無罪放免なの? まあ、テンポよく展開するアクションコメディということで、流れに身を任せて野暮なツッコミはしないのが吉ですね。
主演はニコラス・ケイジで、大物俳優のプライベートをいい感じで演じています。共演はペドロ・パスカルで、ニックを引き立てながらも存在感を放つ演技が秀逸です。いっそこの二人のバディムービーをスピンオフで創ってほしいくらいでした。
ニッキーにも幸あれ!
ニックの黄金期を知っている世代には響きまくる演技とパロディと懐かしい映像たち!
失礼ながらその辺りだけを期待しての鑑賞でしたが、中々どうしてストーリーやテーマは単純ながらわかりやすく、伏線回収やどこまでが現実か余白を残すラストなど、大変に楽しめました!
願わくばニッキー(過去のニック)にも幸あらんことを…!
ニコラス・ケイジで、お腹いっぱいになる映画。 実はロマンチックコメ...
ニコラス・ケイジで、お腹いっぱいになる映画。
実はロマンチックコメディなんじゃないかと思えるストーリー。
グダグダしそうでしない、謎のテンポ。
ある意味、エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス。
いーやニコラス・ケイジじゃん!
2023年70本目。
ニコラス・ケイジがニック・ケイジというかつてヒット作に恵まれたが今はくすぶっている俳優を演じる・・・と聞いていたのですがみんな普通にニコラス・ケイジって呼んでんじゃん!「フェイス・オフ良かったです」とかさ!
もう一回返り咲くために一生に一度の役をやるんだと劇中で言っていましたがこの映画では無理じゃないかなぁ・・・(笑)結局最近の仕事選ばない感じの作品の一つでした。
ニコラス・ケイジのファン向けの作品ですね
ニコラス・ケイジへの愛情に満ちた作品で、ファン向けの作品ですね。
ファンの方なら☆4つ
そうじゃなければ☆2~3くらいでしょうか。
自分は「ザ・ロック」にはハマりましたがそれ以外の作品はピンと来ず。
(全部を見たわけじゃないですが)
という訳で☆3つになりました。
特段、彼のファンじゃなければ、レンタル・配信で「ザ・ロック」を見た方が
満足度が高くなるかもしれません・・・
子供の頃観てたアクション映画って感じ
感想を端的にいうと
15~20年くらい前のアクション映画を見てる気分になれる作品でした。
イイ意味で。誉めてるつもりです。
今はCGバリバリ使ったり
ラスト10分まで展開が読めない作品だったりな作品が量産されていますが
久しぶりにわかりやすいアクション映画を観た気分です。
「子供の頃、テレビでやってたアクション映画ってこんなんだったなぁ」なんて思いながら楽しく観られました。
再度言いますが、誉めてます。
何も考えなくていい、
ただただニコラス・ケイジが好きになる映画です。
仕事人間であり、離婚再婚を繰り返し、
浪費家であり、借金を返すために
さまざまな作品に出演しまくっていた
ニックにしか出来ない役、
…まぁニコラス・ケイジ本人役なので
それは当たり前なのですが。
上映時間も100分ちょいくらいなので、
最近の上映時間長めな風潮に逆らってて
すごく見やすかったです。
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