「俺たちのニコラス・ファッキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン・ケイジ!」マッシブ・タレント とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
俺たちのニコラス・ファッキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン・ケイジ!
子供のときに何度も繰り返し見ていた『60セカンズ』や『ナショナル・トレジャー』をまた見たくなったし、『ナショナル・トレジャー3』を作るのにまだ遅すぎることはない!あの頃は映画一本一本の重みが今とは違ってパッケージヲタクとしてDVDの特典映像も確かに全部見ていたな〜と思い出した。
俳優=スパイ?人物主体(キャラクタードリブン)なメタ的アクションコメディの快作!これは言わずもがな我らがニコラス・ケイジが長年積み重ねてきたものがあってこそ。"ニコラス・ケイジ"という名前を聞くと("ハンフリー・ボガート"のように?)イメージするものがある存在自体がインパクトあるキャラクター/ブランド。例えばハイテンションなオーバー演技や、打席に立つ回数の多い芳ばしい作品選び。それだけで一定のファンがいるほど一種"ニコケイ映画"というブランド、そしてたまに出る名作。その辺りはニコケイの中で明確に何かが違うというよりは、監督など"調理する側"の腕次第(ex. アダム・サンドラー)。その点で、本作はニコケイの文字通りすべてを愛したからこその賜物✕セルフプロデュース。
ペドロ・パスカル演じる熱狂的なニコケイ・ファンかわいい。ペドロ・パスカルが注目を浴びたキッカケは『ナルコス』(や『ゲーム・オブ・スローンズ』)などドラマであるが、映画畑でも確実にその地位を築いている。が、本作含め、(倫理観のイカれた世界で正論を唱えていた)『キングスマン/ゴールデンサークル』や『イコライザー2』など基本的にまだずっと2番手/3番手あたり。今年は特に『マンダロリアン』S3と『ラスト・オブ・アス』があってドラマは圧勝状態なので、ぜひ今度は映画も主役をドンドンと演じていってほしい気持ち。ぼくらのニール・パトリック・ハリスによるニック・ケイジのエージェントもよかった。
本日の教訓 : 卑屈になるな
NEVER SHIT ON YOURSELF!
P.S. 大好きでBlu-rayも持っているくらいだけど、『パディントン2』も見直したくなった。