シニアイヤーのレビュー・感想・評価
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空気が読めない奴へのアイロニーだ。
知る限りプロムにこだわるのって、ダサいってよく聞くが。
いずれにしても、元々の美しさの競い合いもレベルが低いと感じたが。
多分、コメディなのだろうが、一番笑えるのは空気が読めないまま20年経ってしまったって事かなぁ。
まさかと思うが。
2001年のあの事件で止まってしまったアメリカンカルチャーに対する総括なのかなぁ?
20年経ってもアメリカンサブカルチャーは余り変わっていないと僕は感じた。
温故知新であっては駄目である。
『バチュラー』とかまだやってんでしょ?アメリカでも。日本とか韓国だけか好きなわけでない。
挿入されるダンスとかはカットだらけで、キレキレのダンスとは言えない。
主人公は20年かかってわかったのだろうが、2000年の当時でも5秒もあればわかる事。
さて、アメリカ人は本当に空気の読める大人になったろうか?同じに見えるけどね。
ダンスを踊る場面はカットを出来るだけ少なめにしてもらいたい。
最高!!!
令和の時代になっても、
上質なハイスクールコメディは出来るんだ!と示した作品。
レベル・ウィルソンは最高なんだけど、
周りの友達も超最高だった…。バカイケてる。
最初は90'sの価値観が最高だった、とか回顧するんじゃないかと
冷や冷やしてたんだけど、そうじゃなくて良かった!
この令和でもSNSとか生きづらさを感じる場面が多々ある中で、
そこすら飛び越えて描いてて良かった。
校長である親友の独白は泣いてしまうね、
最高の親友だよね。あの正義感の意味も分かるよ。
そんで、アリシア・シルバーストーン……。
泣いちゃうぜ。
元気が出る!
おもしろかったです!
元気が出ます!
主役の方の持つエネルギーが、何でも前向きに、笑顔にさせてくれます。
くよくよしても前には進めないから、まず一歩踏み出してみる。自分らしく、やりたいこと、興味があること、進んでいけば、道が開けると思いました。
周りに自分を大事に思ってくれている人がいる、大切にしていこう。と思いました。
元気をもらいたい時こそ、背中を押してもらえる映画だと思います!
アイタタ&ハートフルな青春返り咲きのNetflix独占配信映画
激ヤセしたけど魂まではヤセてないレベル=ウィルソンがプロデュースする渾身のハートフルパリピコメディー!!
20年昏睡していたアラフォー女子がパリピ女子高生を目指して大奮戦?! アイタタ&ハートフルな青春返り咲きのNetflix独占配信映画
突き抜けたイタさはやがて世界を魅了する・・・かも?っていう一本だす。
真剣に見ないのが正解、という褒め言葉
ここから先はすべて褒め言葉。皮肉ではない。
ほんとに2022年に作った映画か?というような
定番なベタな展開が笑えてホッとする。
設定も、展開が気になる面白さがある。
2002年って、日本でも平成バリバリの時代で
なんとなくそこらへんのパワーって共感できる。
今と20年前、どっちの時代が良い、悪い、ではなく。
良いも悪いも表裏一体。
どっちの時代も一長一短。
最終的に、どっちの時代のいいところを集結してハッピー感はあった。平和な映画。
そんな難しく考えなくていい。
それで正解。
今の時代だったら世間全体に咎められるような、批判がくるようなことも、「学校」という場所を舞台にしたことで
批判の「トゲ」がちょっと柔らかくなる。
「世間からの批判」ではなく「教師からの注意」という範囲でおさめてるから。
しかもその教師も、元同級生。親友。
昔の時代の良さも、
今の時代の規律も理解しているという完璧な存在。
現代への皮肉さあり、笑
20年前の、ストレートな表現に爽快感を感じる自分もいる。
今の時代、快適になった部分もあれば
窮屈になった部分もあるね〜〜〜
そんなメッセージをラフに明るく感じれる映画。◎
注射が痛くない時代の話かな?
おいおいアメリカどうした?
と感じさせられる映画だった。
現代の学校でイケてるとされてる人達が男の子はK-POPを意識してるのか日本のジェンダーレス男子をさらにアレンジしたかのような風貌。
フォロワー300万人の女の子も中性的な格好をしており、現代は皆平等なのよと、高校生が多様性をやたらと主張しており不自然だった。
メイン級の若者も個性派な格好をしており、かつての強豪チアリーディング部もチアなんて危ないからと変わったことをしているナヨナヨとした人達の集まりになっていた。
今のアメリカってこんなんになってるんですかね?20年前の主人公の時代の方が全然しっくりくる…
アジア系の人が何人か出てきてるし、男の人もスリムでしなやかな人がモテてK-POPが世界的に流行ってるので、そういうアジア文化がイケてる象徴なのかなぁと無理矢理自分を納得させようとしてました。
映画の話なのでファンタジーとして見れば良いのでしょうけど正直現代の話としては見れませんでした。注射が痛くない時代にはこういう風になってるかもしれませんが…見てて痛かったです。
ラストシーンは最高に元気になれる
風邪で寝込んでる中だけど、すごく元気をもらえた。
ライバルの女性は思い切りステレオタイプの嫌な女だけど、娘は現代っ子らしいさっぱりとした決断でクイーンを辞退するところが良かった。
20年昏睡してまた通い始めた高校だけど、友達も多様性に理解がありすんなりステファニーを受け入れてくれている。
最近の子供は運動会でも順位をつけないことなどに一部嘆くような声を聞くけど(自分も競走世代なので聞いた時は驚いたけど)その教育はまた新たな感性を持った素敵な人間性を生むのかもしれないと思った。
正直、面白い
40代の自分にジャストフィットでした。時代を超えた名作にはなりえないけど、正直こういうのでいいのよ、とおじさんの感想です。30代後半から40代までは必見!シンプルに楽しめます!オススメ!
シニアイヤー
いいねとフォロワー数以上に大切なものがある、という現代で大切なメッセージ。
マーサやセスといった周りの人々の大切さを20年越しに気付いたステファニーが素敵。お父さんの『無意味なんて言うな』というセリフも心に残る。
20年経過したら社会も人間関係も全く別物になっている。その変化に戸惑いながらも完璧に適応していくステファニーはすごいし、見るのが面白い。
ブリーが良い子。自分の力で道を切り開いていこうとする姿が印象的。
好きになる要素が色々ある
失われた20年!! レベル・ウィルソン痩せた…?それでも彼女の暴走は止められない!チアリーダーじゃなくてチアキャプテン。彼女の趣味はマドンナとブリトニー・スピアーズで止まったまま。ティファニーとステファニーの因縁。復学、主将、友達、人気者、そして私の人生/夢はプロムクイーンから始まる…はずだったのに?!
時代の変化、多様性を尊重する現代社会の流れに抗い逆らって。同級生の友達は(優しいし意味のある)"ポリコレ校長"になっていた?新入生は最低!人気者の島はどこ?スマホや、現実は惨めなくせに虚飾の世界を作り上げる場SNSを覚えた主人公は人気集めに奮闘。あんな時代錯誤でルッキズムやスクールカースト、そして性差別を助長するもの誰がしたがる?
"ガチレベチ"のレジェンド = アリシア・シルヴァーストーンもサプライズ出演!ティアラよりもっと大事なものに気付いて、人生で初めてワクワクしている。誰かと競い合う必要なんてないのに!2022年版プロムクイーン = いいねやフォロワー数、人気なんかよりもっと大事なもの…それは自分がどれだけバカやってもいつもそばにいてくれた友達。あの子に愛の受け入れ方を教えて。付き合わないか?
P.S. アンガーリー・ライスかわいい。
勝手に関連作『13 ラブ 30』『ライフ・オブ・ザ・パーティ』『ロミーとミッシェルの場合』『ペギー・スーの結婚』『セブンティーン・アゲイン』『クルーレス』
ぽりこれな現代
ウルフオブ~などに出ているジョナヒルが痩せたことがある。幾つかの映画に出ているが、じぶんはNetFlixのシリーズ「マニアック」で(やせたジョナヒルを)見た。
ふとくてコミカルなキャラクターでならした人が痩せると、かなり印象が変わる。
マネーボールやウルフオブ~やジャンプストリートなどなどの彼に好ましさを感じていた。が「マニアック」の痩せてシリアスなジョナヒルには違和感があった。といってイヤになったわけではないが「ジョナヒルはこれじゃない」感がぬぐえなかった。
おなじNetFlixのドントルックアップ(2021)でジョナヒルを見たとき、体型とキャラクターを元に戻していた。なんとなく自身の中でも「シリアスで痩身の俳優」に変調を感じたのではないか──と思った。のだった。
観衆は勝手なものではある。
だが俳優はイメージが固着してしまうもの──でもある。
(たとえば)ローレル&ハーディのハーディが痩せたら別物になってしまう。わけである。
レベルウィルソンの冠映画として二つ目だけど新体型としては初という感じのコメディ。
毒舌キャラなのでシンパシーを寄せにくい人だがじっさいはものすごい苦労人である。
本作ではいつもの体型をシェイプしている。
そのこと自体には新鮮と畏敬を感じた。
が、やはり「痩せたハーディ」のジンクスを感じた。
映画中は37歳だが実年齢は42歳。
毒舌や表情が、太いときよりも鋭い気配を帯びる。と同時に、42歳相応の分別がかいま見えてしまう。
この映画の主成分はもっとずっとハチャメチャな空気感だと思う。だが(ピッチパーフェクトのときみたいに)無茶ぶりしたセリフが、豊かな贅肉に当たってボヨ~ンと跳ね返ってくるような楽しさがない。
くすくすはさせられても哄笑にはならない。──という感じ。
だが映画は世のポリコレ偏重とSNS偏愛に、痛烈な皮肉をかましていた。
さいきん「ポリコレという怪物」というネットにある有料記事を読んだ。
アメリカでリア・トーマスというトランスジェンダーの元男性競泳選手が、女子の記録をつぎつぎに塗り替えている。この不条理にたいして真っ向から追及する者がいない。なぜならトランスジェンダー差別だと言われてしまうから・・・という話。そのことだけでなく様様な例をあげて、ポリコレは単なる言葉狩りに凋落しており、ゆがんだ社会を形成する──と警笛を発している。
ステファニー(レベルウィルソン)が20年間の昏睡から目覚めたところはポリコレ偏重の現代社会である。
そこでは(最優秀をえらぶプロムキング&クイーンのような)コンテストがなく、(優劣が競われる)チームの長がいない。
差が生じてしまうことを排除する世界&虚飾だらけのSNSが跋扈する世界──そんな現代に古い時代を背負ったままの精神年齢17歳のステファニーが迷い込む。
前述した違和感+ウィルソンのエロいジョークに辟易するところもあったが、風刺は的確だった。
ただ映画の主題はそこより、ステファニーが友人を厚意を裏切ってきたことにある。憧憬に執心するより、いつもあなたの隣にいてあなたのことを親身に思ってくれた友人に感謝をしなさい──からの、競い合うことなんかない、みんなステキだよ──へ落とし込んでまとまる。が、まとまりすぎのエンディングはけっこう恥ずかしかった。
クラスメイトを演じていたAvantikaというインド系の子が(ものすごく)魅力的だった。
また一瞬だけ出てくるアリシアシルバーストーンにときめいた。
ところでポリコレが発達した今、昔よりも差別が減っただろうか?個人的には単に陰湿になっただけだと思う。差別は、表から裏に回って、むしろ昔よりも先鋭化している。
さらに記事「ポリコレという怪物」にあるような差別よりもクリティカルな社会の歪みが生じている。
じぶんはポリコレとは誰かの「ごね得」に向き合うこと──だと思っている。
たとえば競泳選手リア・トーマスの問題だが、もしわたしに男だった過去があるなら女と競技しない。ぜったいに。LGBTQも性差別も関係ない、当人の自尊心の問題だろう。泳ぎたいなら泳げばいい。でもなぜ競技に出るのか?男が女に勝って喜ぶのは「彼」が恥知らずだからに他ならない。
元男の選手が女の競技に出るのは、そいつにスポーツマンシップがない=恥知らずだから。ほかに理由が見つからない。女に暴力ふるってるのと同じことだと思う。
お母さん食堂の件なんかも同様、声をあげたどこかの誰かの「ごね得」に向き合う。それがポリコレ。
シンプルでハッピー
何も考えなくても見られて、よかった。
最後は感動して泣いたけど、疲れるほど泣く感じでもなくちょうどよい。
この二十年の変化にびっくり!
バック・トゥ・ザ・フューチャーでは三十年の変化でカルチャーショックだらけだったけど、変化の流れは早くなってるのかも。
昔のファッションとかかわいいし、今のSNSを通じたヒエラルキーも息苦しいけど、相対的には今のほうが生きやすくなってるなぁと思った。
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