「自己肯定感上がります」アルピニスト ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
自己肯定感上がります
シンプルに幸せとは何かを突きつけられました。日本社会のことしか分からないですが、今は社会に適合することのハードルがどんどん上がってきています。だから、適応障害や鬱などのメンタル疾患が増えてきているのだと思います。いや、ADHDの人でなくとも普通こんなマルチタスクこなせないですよ。
本作を鑑賞していて、初心に戻れたというか、競争や他人との比較やエゴや、なんだかいつも疲弊している自分が馬鹿らしくなりました。そんな私を勇気づける様な神々しい山々と山を登るマークを映したカメラ。
マークはお母様の理解があったからこそ、自分を肯定して生きることができました。自分を肯定することに、人間の幸せの本質があるのではないでしょうか?誰でもスマホが欲しいわけじゃないし、誰でもお金が欲しいわけじゃない。誰もが山に登りたいわけじゃないし、誰もが冒険したいわけじゃない。私は私になりたいんだ。
人生をマニュアル化するのではなく、ユニークな人生を歩みたい。私だったら、2年位ずつ環境を変えたいな。
「世界にひとつだけの花」を聴くよりも、100倍説得力がありました。自己肯定感が上がります。
こんな登山をしていたら、長くはないかもと思いつつ見ていました。やはり、登山は帰ってきてなんぼという世界だと思います。
でも、マークさんは大好きになりましたし、お母さんもすごい人だと思いました。
ただ、やはり、最後まで無事に帰ってきて欲しかった・・・というのが本音です。あんなラストは見たくなかったな、と。
そうですそうです。共感します。
自分の人生振り返りますと、中学生の時は学校に行かず、家で映画ばかり見てました。老後を迎え、その時戻りたくないですが、あの時の経験が今役に立っていると感じますね。
適応障害か。今はそんな言葉あるんですね。今の方が幸せと思われがちですが、ご指摘の通り、適応の壁が高くなっていますね。全くだと共感します。すみませんでした。