女神の継承のレビュー・感想・評価
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ドキュメンタリー方式とかこれまた面白い手法だと感じた 最初は何を見...
ドキュメンタリー方式とかこれまた面白い手法だと感じた
最初は何を見せられているのかと思った
だけどどの段階化はわからないが徐々に何かが取りつかれた世界へ引きずり込まれていく
終盤の展開は少し早い気もしたが、ニムのインタビューで根こそぎもっていくスタイルがなんともいえない後味を残す
祈りとは愛である
祈りの先に救いがなくても私達は祈るしかない、なぜなら祈りは愛だから。
崇めている神は良いか悪いか、月日の流れで神の存在意義は変わるし儀式の意味も変わる。
呪詛でもそうだけど神は良い所と悪い所がある。だから崇めて鎮めて敬って良いところだけ享受出来るように儀式を行い依代を用意し手綱を握る。良いことも悪いことも全て神の采配となる。
最後のインタビューでニムは己が女神の存在を感じられない=自分に女神が継承されてないと嘆いたが、それは違うと思った。ニムに女神が継承されていなくても祈祷師としての能力や技術は持ち合わせていたし、女神をちゃんと愛していた。
ニムはノイによって巫女の役割を押し付けられていた事を知っており、それでも巫女の役目を果たそうとしていたが元からある自分の力への疑念が濃くなり神への信じる力=愛が揺らいだため、女神の御加護が弱まり悪霊たちにより亡くなってしまったのだと思う。
ラストの伏線回収。
とても良かったです。
お盆休みにピッタリのアジアンホラー
怖い、怖い。
全ての物に精霊が宿るというのをすんなり受け入れられる同じアジア人だから余計怖く感じるのかもしれませんね。韓国とタイ両国の共作?あまり韓国風テイストは感じられませんでしたが展開に理解が追いついていきませんでした。善が必ずしも勝利を収めるパターンではないことに良い意味で裏切られました。
「この車は赤い」の意味が気になる
悪霊の正体を明かにしようとするあたりまでは、謎解き風の面白さがあり、ドキュメンタリーとしての話の進め方も、それなりに楽しめた。その謎があっさりと明かになるのは、やや物足りないが、先祖の業が子孫に祟るという説明は、いかにもアジア的で、日本人としても理解しやすい。
主要な登場人物の一人が、これからという時に死んでしまうのも、予想外の展開で、逆にクライマックスに向けた期待が高まる。
しかしながら、そのクライマックスのシーンで、ドキュメンタリーの手法が、完全に裏目に出てしまう。
除霊の儀式が失敗しそうになったり、目の前で人が殺されそうになったり、あるいは、自分が殺されそうになってさえ、漫然とカメラを回し続けている様子を見るにつけ、撮影クルーの余りの間抜けぶりに、恐怖よりもイライラを感じてしまうのである。阿鼻叫喚の修羅場を映し出すカメラワークも、不自然さを通り越して、もはやドキュメンタリーの体をなしていない。
ラストにこれがやりたかったのであれば、始めからモキュメンタリーにはするべきではなかったのではないだろうか?
犬のシーンよりも、遊び場で幼い女の子を泣かすシーンの方がえげつない
韓国×タイでしょ?嫌な予感はしてたんだ(^_^;)
さほどでも…
タイトルなし(ネタバレ)
タイ東北部山間部の小さな村。
ここでは女神バヤンが信仰されている。
ある一族の女性に代々女神が憑依し、憑依された女性は祈祷師となる。
テレビクルーがその祈祷師に密着取材することになったが、祈祷師の姪が変調をきたすのをカメラが捉えた。
もしかすると、女神が継承されるのではないかと、クルーは姪一家もあわせて取材することにした・・・
といったところからはじまる物語で、テレビのドキュメンタリー形式をとったホラー映画で、なんだか『ブレアウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』のような感じだねぇと既視感が襲う。
序盤はフツーのドキュメンタリー風、中盤から姪の若い女性の変調の様子が映し出されるが、定石的な描写でかなり飽きてきます。
配信作品を観なれた若い世代なら、「倍速ないの? スキップ機能ないの?」と思うんじゃないかしらん。
で、姪に獲りついたのは女神ではなく悪霊、とベテラン祈祷師が告げ、悪霊祓いの儀式へと突入。
吉日を狙っての儀式なので、その数日前が儀式の準備が整えられるが、その中で、姪は別人格のようになり、叔母の現祈祷師は頓死してしまう。
そして、儀式当日。
大規模な祈祷が行われるが、そこで惨劇が繰り広げられる。
女神なのか、悪霊なのか曖昧模糊として描かれ、集団ヒステリーのようにみ見えたりもする。
食人行為にまで発展するに至って、「過ぎたるは猶及ばざるが如し・・・」というのが、その残虐描写への感想。
定石的なホラー映画だと、惨劇の原因が明らかにされ、ホッとするという安心カタルシスのあとに、追加のショック映像、となるのだが、そこのところは回避。
すべては謎のままで、あまつさえ、儀式前日に頓死した叔母の祈祷師の口から「わたしに女神が憑依しているのかはわかりません。その実感はないのです」と語られ、どこにも論理的安心感を与えない。
これはこれでいい、とも思うけれど、結局、恐ろしいのが、人間なのか、悪霊なのか、女神なのか判然としないのは、やっぱりよくないなぁ。
個人的には、いちばん恐ろしいのは「人間」、というのが好みなんです。
尺も2時間超と長く、かなり苦痛な作品でした。
今度の『〇〇村』は、タイ版『女神村』。
邦題はこれでいいのか・・・・・
実は、予告編を見て楽しみにしていた作品。
舞台はタイになるのですが、初めて日本に「エクソシスト」が公開された時、日本人にはあまりお馴染みではないお話なので、ついてこれなかった人もいるはずだったと思いますが、本作品も、タイの宗教ではないのですが、精霊的なお話なので、実際の内容などは1度見ただけでは理屈は分かり難ですが、悪魔祓いの映画としては、これまで見てきたモノの中で史上最大なものではないでしょうか・・・
内容の作りが、テレビ局のドキュメンタリーの制作の中で起きている事になっているので、見終った後も、何だが本当のお話だったんじゃないかと幻覚する程の内容で、全体的には、お話の進み位のテンポが微妙な感じなので、ちょっとお尻が痛い思いますが、後半はなかなか見応えがあります。
特に主人公と言うか、ヒロインの女の子の演技は大変によく、普通に可愛い子なのですが、役者魂が座っていないとなかなかあそこまで出来ないような・・・・
私的には、何時も善が勝つとは限らない的な要素があり、こう言った作品は意外に好きだな・・・
本物らしさを表現している意味では良いけど、もう少しお話の作り方が上手ければもっと良い作品になったのかなと思うとちょっと残念・・・・
しかし、邦題は本当にこれでいいのか・・・・・・・・・・・・
久々のガクブル映画!
韓国製のホラーってあんまり馴染みがなく
見終わった後に何も残らない凡作ホラーかと思っていたらこれはやられた。
モキュメンタリー形式で始まる前半は何となく撮った
霊媒師のインタビューがダラダラと流れてもの凄く退屈。
これは失敗したかな〜と思い始めた頃「何か」に憑依されたような
奇行を繰り返す娘に焦点を当てた所から不穏な空気が漂い始める。
お祓いをする準備が終わる迄自宅に軟禁している娘の常軌を逸した行動の
隠し撮り映像がだんだんエスカレートしてこれはヤバい。
クライマックスのお祓いが始まると予想以上に強大な邪悪な力で
まさに阿鼻叫喚の地獄絵図がスタート。
ここからは死に物狂いで逃げないと間違いなく殺されるのに
押さえる所はしっかり撮ってるカメラマン魂に脱帽!
最近の生ぬるいジャパンホラーを凌駕した傑作。
子供の頃観てたらトラウマになりそう。
アジア版エクソシスト😅
全く手を緩めない恐怖と絶望の応酬
タイ東北部、山奥のとある小さな村。
この地域にはバヤンという女神への信仰があり、ドキュメンタリーの取材班はこのバヤンの霊媒であるニムという女性に密着取材を始める。
取材を始めて少し経った頃、ニムの姉の娘であるミンが突然別人のように奇行を取り始める。
今までの経験から、ニムはバヤンの代替わりが始まり、その後継者として選ばれたミンが取り憑かれたのだと推測するが、実際にミンに取り憑いていたのは想像を遥かに超える強大な“何か”であった…
ナ・ホンジンプロデュースのタイホラーとあって興味はあったものの、ホラーが苦手なものでなかなか足を運びづらかった本作。
そうこうしていたら、後輩が観たいと言い出したので思い切ってその後輩と観に行くことに。
ただ、その彼もホラーは苦手みたいでビクビクしながら劇場へ。
…
まあ、死にますわそりゃ。
足ガクガク、溜め息しか出ない。その後輩は夜も眠れなかったらしい…
そこまで煽るつもりはないけど、ホラー苦手な人は怖いもの見たさで行くものではない。
確かに物語の構造は非常に『哭声 コクソン』に似ている。
あの後半にかけて地獄へ突き進む感じ。祈祷じゃどうにもならないっていう。
ただ、自分自身『哭声 コクソン』の延長線上の恐怖だと思ってたので完全にやられた。
『哭声 コクソン』似てはいるけどこっちの方が断然ホラーだし、後半は全く容赦のない怒涛のお化け屋敷ホラーなので、超ビビりな者としては生きてる心地がしなかった。
こんなに薄目で観た映画は初めてじゃないかと。
まあフィクションだと割り切れればこちらの勝ちだけど、哭声の時にあった心の余裕が全くない。
印象的、というより衝撃的なカットが多かったのも特筆したい部分。
どうしても後半ばかり記憶に残るが、前半も数分に一回現れる“異質さ”が恐ろしい。
ミンの深夜の職場での淫行やバヤンの首がもげたことに絶叫するニムの姿は強く脳裏に焼き付いている。
若干音に頼り過ぎているとも思ったけれど、アジアの陰湿な雰囲気が画面全体に蔓延っていて素晴らしかった。
鑑賞直後はあまりの衝撃に怖い以外の感想が持てず、評価不能にしようかと思ったが、数日経ってまた恐怖を噛み締めることでジワジワと魅力が体に伝わり始めた。
何かの正体とは一体何だったのか?
そもそもバヤンとは何者なのか?
考えれば考えるほど深まる謎に自分も闇へと堕ちていく錯覚を起こす。
観賞後、後輩から「気付きました?取り憑かれたミンが車に乗せられてる時、本人は無表情なのに窓ガラスに映った顔は笑ってたんですよ。」と言われた。
なんでそんなとこ気づいちゃうのよ。
そういうのが一番怖い、でも物凄く気になる。
多分もう観ない。でももし続編のようなものが公開されるなら観に行ってしまうだろう。
モキュメンタリーホラーの可能性を再確認すると共に、ホラー好きの気持ちが少し分かったような気がした。
〈余談〉
ニム推しです。生きてて欲しかった。
職場でハメてる様子が防犯カメラに映ってるのはどっかの性癖に刺さりました。
いつも通り人の心がないのでワンちゃんの悲劇に関しては特に何も思いませんでした。
なにせ『籠の中の乙女』の猫ちゃんの悲劇でニヤニヤしてた人ですからね。はい。
ドキュメンタリーというホラー
流れは前半が土着信仰に基づく巫女(霊媒師、祈祷師、シャーマン)の生活ぶりのドキュメンタリー、中盤がその巫女の姪が謎の憑依を受け変貌していく様子(ここが怖いの)のドキュメンタリーだけど、この辺から被写体に関わっていくスタッフ、終盤が悪霊祓いの儀式に伴う恐怖のあれやこれや。
ドキュメンタリーにスタッフが絡む時点で彼らの死亡フラグは立てられたようなもの。
頼りのなさそうで、実は実力がある(のかもしれない)祈祷師はやっぱり。
主人公と思われた巫女は、あっさり死ぬ。ほんと前触れもなく。工エエェェ!!!!(゚ロ゚ノ)ノってなるでしょ。
彼女が亡くなったから、後詰がなくなり、その後の展開も悪いことしか起きなくなってしまった。
岸田今日子似の巫女の姉は巫女になりたくなくてキリスト教に改宗した人、それに全ての根源その姉の旦那の血筋がヤバかったと言う。悪霊から見て「女神を断った女」と「殺された恨みを持つ家系の男」が夫婦になったことで復讐の時が来たということで姪にのりうつったらしい。何でも先祖がたくさん首を切ったらしいが、その舞台となった廃屋は禍々しいけどどう見ても近代的なコンクリートの建物。歴史的に考えても第二次大戦よりあとの建物のはず。その程度のわかい悪霊があんなことやこんなことが出来るのかなあ。
さて、主役(最初にクレジットされている)巫女の姪ミン役の女優さん(名前が難しい)は、なかなかの熱演だった。およそ考えられるR18のあれやこれやを全てやってのけるとはなかなかの根性だ。ビジュアルから言って韓国や日本なら坂道などのアイドルグループにいてもおかしくないだけに、あの演技が日本の誰にできるだろうって考えた。憑依されるだけなら小松菜奈でもできるだろうけど、あれやこれやは無理だろうな。
結局なんだったのという思いは残る。解決されない点ではバイオハザードやゾンビものと通じるところがある。正直言ってエンタメなら最後はちゃんと救いを作って欲しかったと個人的には思う。
演出のひとつとして気になったのが、子供を突き飛ばして睨みつけ泣かしてしまうところ。子供の泣き方はリアルと感じられ心が傷んだ。はじめうろちょろする白い犬はフリだなと思ったらやっぱり⤵︎ ⤵︎
巫女が崇めているバナンという神は実は姉の旦那の家の守り神だったということ?だから、終盤なんの前触れもなく誰かに壊されたのかなあ?「誰がこんな酷いことを!」まあそうだなあ。
前半部分だけではほぼ興味を持ってくれそうにないだけに、もう少しエンタメに振った方がと思う映画でした
アジアホラーは湿度がぐっと増す
色々としんどい映画で、終わった後だいぶ疲れたんですが、
しっとり、じわじわ系かと思いきや結構がっつり怖くて……良い映画と一言で言うよりは今まで生きてきた人生の考え方をある意味崩されたといいますか……。
日本人には特定の宗教はないかもしれないけど、昔から日本人含め人に根付いている信仰という物の根底を揺るがしてしまう映画だと思います。
最後まで、女神がいるのか、神はいい物なのか、悪い物なのかという曖昧なところもまた考えさせられる。
そんな曖昧な神様というものに、今も世界が翻弄され、戦争や差別になっているという事実が1番怖いですね。
同じくカルトホラーですけどミッドサマーとは違いアシタノホラー湿度がぐっと増すのがまた雰囲気があります。
映画のあとは美味しい肉食べました。
スピンオフも楽しみです。
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