「凄く愛情に溢れた映画でした。」あちらにいる鬼 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
凄く愛情に溢れた映画でした。
みはるさんのエンディングの涙について考えてみた。
どうしようもない人だけど、愛おしくて、愛おしくてしょうがない、いっそ死んで欲しいって劇中で言ってたみはるさん。
エンディングの涙はようやく自分の思い通りになった喜びか、それでもやっぱり生きていて欲しかったと願う悲しみか、それが綯交ぜになったあの表情、寺島しのぶさんの演技、素晴らしかったですね。
余談ですが、男は弱くないと愛されないんだなと改めて感じました。
男は強くなければ生きてゆけない、優しくなければ生きている資格がないとレイモンド・チャンドラーは言いますが、女々しくて弱い人滴し(女誑し)の男であればあるほど愛されるんじゃないかと······
コメントする