ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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原作リスペクトが感じられ、今後も楽しみ
予告などで公開されていたビジュアルを見て、よくこれだけ原作に寄せて来たなぁと思ってはいたが、実際に映画館に足を運んだら、想像以上だった。特に、自分は玉木宏演じる鶴見中尉に度肝を抜かれた。原作でも、脳汁が溢れるシーンは気持ち悪いのだが、実写はその数倍(褒め言葉です!)気持ち悪かった。
玉木宏というと、数年前「7人の秘書」での演技で、心底ガッカリさせられていたので、自分の中では、今回の演技で評価が爆上がりした。
杉本役の山崎賢人は、さすがの安定感!
一点、戦闘シーンを観ているうちに、「あれ?全体的なトーンが、キングダムっぽい」と思ってしまったのは、グリーンバックで撮影して、CGと組み合わせる技術的な問題からくる印象なのかな。
アシリパの山田杏奈は、ラスト近くの食事シーンの表情がまさに原作そのもので、大満足でした。
あと、白石役の矢本悠馬もナイス!
今後も楽しみにしています。
長期戦になりそう。
まだまだ序盤のキャラクター紹介編。 ヒグマに対して狼が嘘くさいのは...
漫画の実写化成功の作品!92点
雪山サバイバル&アイヌカルチャー
豪華なキャストたちが躍動している
これで終わり?
原作も読みたい、実写も続き見たい。いい制作チーム
🏔あらすじ
日露戦争終戦後、戦争時に不死身の杉元と呼ばれていた杉元佐一が北海道に渡った。小樽の森の中であるおじさんから金塊の話を聞く。ヒグマに襲われて、助けてくれたアイヌの少女アシリパと目的は異なるが、一緒に金塊を見つける旅に出る。金塊を奪い合う戦争が北の大地で始まる。
🏔よかったところ
・笑いあり、感動あり、学びがある映画でした。
・キャスティングがフィットしており、キャストさんたちも難しい役ばかりであるが、違和感なく再現されいてる。
・黒岩勉さんの人の心を動かす脚本がすごい!
・北海道が金になるシーンでおおとなりました✨
🏔いまいちなところ
・笑いを取る為には理解できるが、それでも顔芸は多すぎる気がします。
🏔考察
・グロテスクなシーンが苦手な方は少しきつく感じるシーンが多いかもしれません。
・原作を読みたいと思う実写でした。漫画の文化と日本映画の進化でかけあわせた新しい日本映画の1ページが楽しみです。
・アイヌの先住民の知恵をしっかいり書き出している。
・アイヌに限らず、先住民の知恵と言葉は学びに多い。
・なぜ、お金による戦争と独裁に覚える恐怖はいつの時代にもあり、消えないのだろうが。
・エンドロールでとてもいい制作チームと感じました!
🏔学び
・生きているうちに必ずその人の役目がある。
・諦めずに対策を考えることは言葉にすれば簡単であるが、実践することが難しい。
・知恵で戦う人は生き残る
これは・・・!
楽しく観れる、矢本悠馬にハマったが玉木怖い(笑)
最後まで製作して欲しい
キャスト、衣装、デザインの再現力は最高です。
漫画の実写化は、映像技術の向上により最近はかなり原作ファンでも納得の映像が多いです。本作も同様にかなり作り込んだ映像です。最も実写化にあたり心配したのは動物です。熊、リス、狼など話の展開にも重要なやく割りです。これがややもすると着ぐるみだったり、安っぽい映像だったりしますがその心配をさせない出来映えでした。
あとは脚本となります。
アイヌが密かに貯めた20貫の金塊を、ある男がアイヌたちを皆殺しにして強奪。金塊の隠し場所を誰にも伝えずに捕まり、網走監獄に収監された。足の腱を切られ脱獄不能となった男は、獄中から外の仲間に金塊の在処を伝えるべく24人の囚人の体に金塊の場所を記した刺青を彫る。それは全員で一つの暗号になっており、金塊を狙った屯田兵による移送の最中に囚人全員が脱獄した。帰還兵であり「不死身の杉元」と相棒のアイヌの少女アシリパがこの金塊を求め囚人達を探す。しかし彼ら以外にも第七師団の鶴見篤四郎、囚人の親玉土方歳三もその金塊を狙っていてそれぞれの思惑が絡み合う展開です。
分かりやすく丁寧に描かれています。しかし、原作漫画の5巻までの話で終わります。まとまっているので、万一企画倒れで本作だけとなっても十分にはなっています。ただ続編も撮影済みとなっていると原作は全31巻です。このテンポでは6作まで製作となります。続編であってもそれぞれが単体でも成立していなければ、映画化の意味がありません。今回はうまくまとまっていますが、その後が単一で成立する展開かやや心配です。
衣装がなんかもうちょい
山崎賢人は杉元じゃないけど、けどやっぱ山崎賢人でよかったのかもしれない…
山崎賢人の普通っぽく言うセリフの言い方が好きだった。オソマばっか、とかそういうやつ。
あと序盤の戦争シーンが悲惨でよかった。
続編やるなら見る。
漫画原作ならでは
続き面白そうです。
いまいち
映画ならではのアクションの再現率の高さとアシㇼパさんの変顔の再現率の高さ
原作既読勢。アニメは今出ている分まで全部見ています。
キャストが出た時には正直(山崎賢人ォ?大丈夫かよ…)と思いました。
正直開幕直後まで思っていましたが、風呂のシーンでようやく目が覚めましたね。
すまなかった。お前のその筋肉なら、最後まで杉元をやれるはずだ。がんばれ。←何様
尺が決まっている分、どうしてもダイジェストになってしまうのは仕方がない話ではありますが、それでも導入編としてうまく全員の魅せ場を表現出来ていたように思います。
特にアクションが素晴らしかった。
根幹となる杉元とアシㇼパさんの共闘もですが、他のキャラ。特に鶴見と土方の場面は全部持ってかれた感ありました。
二次元の迫力も良いですが、やはり実写の良さはアクションの“映え”ですよね。
なお、キャラにつきましては……
個人的には白石が一番好感度高かったです。原作でも憎めないキャラですが、動くことによって更に愛着(と脇キャラ臭)が増したと言うか。
今回はちょい出でしたが、尾形役の眞栄田さんのツラの再現率が高すぎて、うっかりちびりそうになりました。
それにしても山田杏奈さん。元々演技力に定評のある素晴らしい役者さんですが、まさかアシㇼパさんの変顔百面相をここまで忠実に再現されるとは。
続編があるようですが。出来るだけ早く拝見したいものです。はい。
週刊連載漫画実写化の宿命?
映像のクオリティー、アクション演出等々、日本映画もここまで来たかと思わせてくれるほどの娯楽大作。予告編映像を見た時からこれは間違いなく成功するだろうと確信していた。
今やコミック実写化において欠かせない存在となった山崎君。「キングダム」は一作目が残念で続編は見てないけど、「ジョジョ」の実写化は成功してたと思う。そしてアリシパ役には山田杏奈とまさに原作のイメージそのまんまでキャスティングも絶妙。
撮影もちゃんと雪国でロケしていて映像も美しい。何らハリウッド大作に見劣りするところが見当たらない。これはほんと大成功だなと思いながら見ていた。でも、あれ、なんか途中で飽きてきたな、なんでだろう。確か原作は五巻くらいまで読んでいて忠実に作られてるのはわかったけど、一本の映画作品としてはなんだか物足りない。欠点という欠点は見当たらないのに。
これは原作に忠実に作ったのが逆に仇になったんじゃないか。原作は連載漫画だから毎回見せ場を作って次回につなげるわけだけど、それを一本の映画にそのまんま忠実に描くと単調になってしまいメリハリがなくなってしまうのではないか。連載漫画が一話の中で序章からのクライマックスに至るように、映画も一つの作品として序章からのクライマックスという感じで描かないといけない。でも原作通りなぞってるだけではどこがクライマックスかわかりにくいし、それに向けてどのように盛り上げていくかが描かれてないと乗れない。本作では第七師団に囚われた杉元の救出劇がクライマックスなんだけど、それに向けての盛り上がりにいまいち欠けていた気がする。映画は映画として大胆に構成をアレンジしてもよかったのかもしれない。
ほんとケチのつけようがないほどよくできてたと思うけど、なんだろう、傑作を見た後の満足感がなかった。
そういえば原作自体その後読んでないな。個人的にはそれほどこの物語にははまらなかったということかな。でもアイヌ文化とかよく調べていて興味深いし、登場人物のキャラもたってた。原作途中で読むのやめたのはあまりにもふきだしの文字量が多かったから。それといまどき、金塊探しなんてちょっと古くないかな。確かに時代背景は古いんだけど。もっと深みのあるテーマだったらよかったのかも。どっちにしろ年取ったせいか最近こういう娯楽作品は楽しめなくなって来たのかな。
今後、アイヌの歴史とかに触れることあるのか、ただアイヌのキャラクターとして取り上げるだけでそれだけで終わってしまいそうな気もするけど。その辺を描いてくれれば作品にもっと深みが出るかも。
とにかく娯楽作品としては結構高水準な作品。原作ファンには満足できる作品だと思う。
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