ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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アシリパがちっともアイヌらしくないのは・・
原作は読んだことがありませんが、ベストセラー漫画である事は勿論知っています。それを実写の恐らくシリーズ映画にしようというのですから、『キングダム』の成功体験から「夢よもう一度」を考えたのだろう事は想像が付きます。『キングダム』は3作を経てもまだワクワクを維持しているのですから、こりゃあ本作も期待しないではいられません。
アイヌの人々の蓄えた金塊の在り処を求めて203高地の生き残り・不死身の杉元とアイヌの少女・アシリパを中心に有象無象の人間が入り乱れるお話です。
うむ、強い覚悟の窺える作品でした。しっかりお金を掛けた迫力の映像と軽快なテンポで「一体どうなるの?」の思いをグイグイ引っ張って行きます。ただ、今回は多くの登場人物の紹介的な面もあるのか、話が広がった分、物語の芯と言えるものが少しボヤけた気もしました。でも、それもこれからの展開の礎と期待する事にしましょう。とはいえ、原作はコミック31巻ですから、まだまだ先が長い映画になるでしょう。『沈黙の艦隊』の様に、「この続きは配信で」と言った映画ファンを愚弄するような展開に成らない事を祈るばかりです。
そして何より、山崎賢人さんは『キングダム』と本作の大作シリーズ2本に主演して体が持つのかなぁ。
更に、ここからは微妙な問題です。アイヌの娘・アシリパは、近作で確かな実力を示している山田杏奈さんが務めています。その演技に問題はありませんが、気に成るのはその外観です。彼女の顔はどう見てもアイヌの人ではありません。アイヌの人でこの役を演じられる人が居ないのならば仕方ないし、彼女がメイクやCGで顔つきを変えるのは却ってアイヌの人々を愚弄する事になるでしょう。となると、これも仕様がないのかなぁ・・とモヤモヤしていました。
でも、そこでふと考える事がありました。も、もしかして、アシリパのアイヌらしくない顔つきというのも今後のお話の展開に関わって来るのでしょうか。「アシリパの父母は実は・・」と言ったお話に?あ~、モヤモヤするぅ~。でも、原作を読んだ皆さん、何も教えないでねぇ~。 (2024/1/19 鑑賞)
物語のテンポが割とゆったりしているな、と思ったら、端から続編がある...
時間を忘れて楽しめる。 ただ劇画調の誇張がこれ以上になると嘘っぽい...
思っている以上のクオリティ
「ゴールデンカムイ」の実写映画化と聞いて、初めは誰がやるのかと思うと山崎賢人さん!
ちょっと、違うよなって思いながら見始めると、
あれっ?こんなにも激しいシーンも違和感なくこなしていて自分の飛んだ思い違いだったなと感じた。
アクションシーンもさることながらストーリーのテンポも良くてとても見やすい作品でした。
次の続編にも期待したいです!
不気味なバイオレンス世界
巻頭いきなり日露戦争の203高地での白兵戦の戦闘シーンが延々と続きます。派手に肉体が吹っ飛び血まみれの日ロの兵士たちが、遠景での戦場全体、引きロングでの日ロの兵士たちの激突、そして寄せアップで兵士が1対1で殺し合う肉弾戦で描かれていきます。派手に肉体が吹っ飛び、血まみれの兵士たちが折り重なっていくカットが、CGも交えて小刻みなカット割りで、メリハリをつけてテンポよく一気に展開しますので、観客には戦慄と驚愕が走り、異常な緊迫感が漂います。
このオープニングで、何だか訳が分からないままに殆どの観客は、本作の不気味なバイオレンス世界に強引に引きずり込まれ心臓を鷲掴みにされました。
漸く山﨑賢人扮する主人公・杉元佐一、通称:“不死身の杉元”の、北海道を舞台にした話になった後も、銃撃、爆発、炎上、監禁・拷問、疾走する馬ゾリでの格闘に加え、ヒグマの襲撃と一騎打ちがたて続き、ほぼノンストップで、手を変え品を変えた激しいアクションが繰り広げられる、日本映画では珍しいジェットコースタームービーです。
そもそもが、明治末期の真冬の北海道を舞台にしたアイヌの埋蔵金探しの話なので、モノクロ世界というシンプルな映像構図での、強欲に満ちた登場人物たちによる迫力ある追跡劇や銃撃戦には、寄せアップと引きロング、フィックスとトラッキングを交えてテンポよくカットを割って映し出すので、異様な緊張感がスクリーンに溢れかえり、ハラハラドキドキが止まりません。
ただアイヌ語やアイヌの風習が出て来ると、いちいちテロップの解説やヒロインのアシリパの注釈が入り、その都度テンポが怠くなって急に熱気が冷まされるのが、本作の難点でしょう。
さて埋蔵金を狙う者たちは、主人公VS敵という単純な善悪対決構造ではなく、個性的で凄味のある物騒な曲者どもの集団がいくつもあり、敵味方が判然としないままストーリーが進行します。ミッション・インポッシブル最新作と同じような構図で、観客を不安と混沌に陥れ続け、何も解決しないままに本作はエンディングを迎えてしまいます。
つまり本作は、壮大な物語世界のイントロに過ぎません。恐らく、今後、互いに手を組んだり、裏切ったり、出し抜いたりといった、単なる勧善懲悪の枠に収まらないドス黒い駆け引きが繰り返されるのでしょう。
本作で伏線が色々と張られたので、PartⅡ以降のスケールの大きい展開が更に期待できます。
映画館で観るに値するスケールの大きさとストーリーの奥行きの深さを実感でき、大いに堪能できる作品といえます。
漫画実写の映画としては普通にいい
明らかにコスプレのような衣装、カツラ、メイク...
これを従来の映画の延長として考えると、どう考えても不自然
これはどの漫画実写化にも言えることだが、どうしても気になってしまう
(それはもう仕方のないこととして)
雪山の映像や動物のCG、その中での演技
これはすごいいい
ゴジラマイナスワンでも思ったけどかなり邦画も進化している
コミカルなテンポの入れ方も良い塩梅
るろうに剣心を彷彿とさせる、ワイヤーを使っているであろうアクションも、人間離れしている感じがむしろ漫画らしくて良い
漫画の実写化は、普通の洋画を目指すのではなく、RRRなどのインド映画風を目指すのが意外に良いのかもしれない
衣装の不自然さもむしろ似合う。舞台の演技を見ているように、映画を見るのが良いのかもしれない
何よりストーリーが普通に面白い
あとアシリパさんはかなり良いキャスティング
アニメの再現性は高いが
auの加入サービスでNETFLIXが1ヶ月だけ視聴出来たので、以前から気になっていた気になっていた本作を鑑賞してみした。
アニメ版はシーズン2辺りまでは全て観ていたので、予備知識はある状態での鑑賞です。
ワイルドな杉本のキャラを、どちらかと言えばスマートな印象の山崎賢人が演じ切れるかと、ジョジョの時に感じたのと同じ不安があったのですが、鑑賞してみると、殆ど違和感を感じない程、アニメの再現性は見事でした。
流石に若手の中では演技力が評価されているだけあると感心しました。
他のキャラも、原作の特長を見事に掴んでいて、作品としての完成度は高いと感じました。
興行成績も良かった様なので、続編にも期待できるた思います。
実写クオリティ凄い! けど
マルチメディア化の布石とはいえWOWOWクオリティは感嘆
映画単体としては微妙
映像が凄く良い
ゴールデンカムイの世界観を体験できる映画
キャスト最高
実写化恐怖症の私が大大大満足
原作の大ファンなだけに不安も大きかったけど、いい意味で大きく予想を超えてきました!
細部までこだわって原作を大切に作ってきたのがわかる再現度の高さ...監督の原作愛を感じました。
マンガアニメの実写化はがっかりしたことしかなかったのに、初めて楽しく観れました!
複数回劇場で観てもいいなと思うくらい、個人的には大大大満足でした。
え、そんなシーンまで違和感なく実写再現できるの?!みたいなところがあったり、アクションが本格的で目が釘付けになりました!
唯一残念なのが続きがWOWWOW独占ドラマということです...
これもシリーズ化するのか⁉️
良くも悪くも・・・
評判が良かったので期待してたのだが、
原作はあんなにも面白いのに、何故か全く面白く感じなかった!
正直、良くも悪くもなく、普通って感じでした。
原作にそって、そのままただ撮っているだけ
演出力も普通って感じで重厚感がまるでない。
本当に凡作って感じ。
特に細かい所のディティールの低さに辟易!
おんぶしている死体が重さを感じない人形にしか見えない!
熊のCGが酷いのは勿論、その死体がどう見ても
コント用の安っぽい着ぐるみにしか見えない!
こういう所にもちゃんと気を遣おうよ!
あと、笑えるシーンが全く笑えない!
最近、漫画の実写映画化で絶賛されていて、
実際に観るとがっかり、というパターンが多い。
観客側もちょっとは成長しないと・・・と、個人的には思う。
再現度すごいよね
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