「闇鍋日本」ゴールデンカムイ たまさんの映画レビュー(感想・評価)
闇鍋日本
久しぶりのレビュー
今作
原作漫画の評判の高さ、スケールの大きい冒険活劇が観られるかな、と思い鑑賞
また、アイヌの人々がこのようなエンタメ作品で描かれる、ということにも興味を抱き。
迫力ある活劇アクション。日露戦争203高地の激戦から物語は始まる。VFXを駆使した俯瞰ロングの迫力。寄りの生々しい兵士の戦いのショット…
原作漫画らしい濃いキャラたちの活躍。ケレン味のあるひとくせもふたくせもあるキャラクターを演じる俳優陣。
なかなかに面白い。
日露戦争や、蝦夷地と呼ばれていた北海道、帝国陸軍、屯田兵、
網走監獄、アイヌ民族、和人、埋蔵金…キーワードはさまざま。
かの時代の北海道はこんな感じだったのか…
アイヌの人々が住んでいた集落、食べられていた食物…
習俗、言葉、内地の和人のアイヌ民族への差別、なども描かれており非常に興味深かった。
漫画を読んでおられる読者には、物語もよくわかるのだろうけれど未読の私のような者には、ナレーションもありがたかったし、アイヌ語のテロップでの説明、人物の名前のスーパーも。
原作もこのような感じなのでしょうね。
原作は完結しているとのこと。今作はある意味顔見せ、
贅沢である。
物語が動き出す。全てはこれから、という。
山崎賢人、キングダムでの演技で彼のアクション俳優としての地位は揺るぎないが、今作にも主演とは…驚き。
両作ともに長大な作品。ラストまで走り切るご覚悟ありか。
彼のパートナーとなるアイヌの少女アシリパ、演じる山田杏奈、新鮮。
怪演は玉木宏。生きている!土方歳三の舘ひろし、ドラマ、エルピスで印象深い眞栄田郷敦、父千葉真一を超えるアクションをみせるか、魅力あるキャスト
北海道雪の大自然…見どころは多い。
激しい肉弾戦と隠された歴史…、
まぶされたユーモアとともに物語の行末を見届けたい