「戦争体験のシリアスさ」ゴールデンカムイ かつのじょうさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争体験のシリアスさ
原作マンガ未読、アニメが大好きな者です。
ハードな面と変態レベルのギャグの面を併せ持つ超個性的な世界観は、実写にするのは無理ではないかと心配していました。
が、とくに日露戦争シーンの銃撃・砲撃の迫力は実写ならではで、登場する男達が皆、なんだかんだ言いながらも日露・戊辰戦争を引きずって生きているんだと実感できました。
原作へのリスペクトは十分感じましたが、アニメほどギャグシーンが印象に残らず、
けっこう真剣な物語として見ごたえがありました。
ヒグマが怖かったです。気がついたらすぐそこにいるというのもリアルで、現在日本中でクマ被害のニュースを見聞きするので余計おそろしかったです。
あと、偶然最大寒波がきた日に観に行ったので、北海道の凍える寒さが想像できて、舞台の自然環境の過酷さを思いました。
出演者のキャラ再現度も高レベルで大満足です。が、鶴見中尉の声が私の頭の中では大塚芳忠さんで固まりすぎていて、切り替えるのが大変でした。
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