「放水が逆流するようにロバの潤んだ目には世界が、人間社会がどの様に写るんだろう、を想像してみて映像化してみました…みたいな?」EO イーオー もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
放水が逆流するようにロバの潤んだ目には世界が、人間社会がどの様に写るんだろう、を想像してみて映像化してみました…みたいな?
①映画が終わりエンドクレジットの終わり頃に、もはや見飽きたくらいの「この映画ではいかなる動物も傷つけられてはいません」といういつもの文章が写されるが、監督はもしや皮肉としてこの映画を撮ったのではと思ったくらい。
映画ではそうかもしれないが現実世界ではどうだろう。
我々人間は動物の肉を食べなければ栄養に偏りが出るからどうしても動物を殺して肉を食べなければならない(私は、ヴィーガンとか菜食主義とかは胡散臭いと思う主義。だって植物にだって命があるし何も意識がないと思っているのは人間だけかも知れないし。)
人間(だけとは限らず自然界とはそういうものだ)とは所詮他の命の上に生を営んでいるもの。
②人間のおかしさ・愚かさを描いた映画は数限りなくあるとはいえ、前例があるにしてもロバ(どんくさい生き物と見なされる)の眼から見たものとして描かれるのは前代未聞だろう。
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