「お腹空いてない」CLOSE クロース ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
お腹空いてない
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森を彷徨うレオをレミの母が追うシーン,我が子の死の引き金になった忌むべき者であると同時にまさにその我が子にとってかけがえのなかった者を抱擁する彼女の行動が胸に突き刺さる。
中一男子といえば恋愛感情とか友情とか夢セイみたいな心身ともに湧き出るようなリビドーを持て余すわけだけれども,誰かの何気ない言動(多くは悪気のない)がそれを本人が思ってもいない方へこぼれさせてしまう。このこぼし方をしくじると自己肯定感を失う。本当にガラスの世代なのだと再認識させられる。
冒頭、花畑を駆けるシーンから否応無しに「怪物」を思い出して時々フラッシュバックしてしまった。どちらの結末がより希望を抱かせてくれただろう?
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