「あの頃の自分と目があった」CLOSE クロース レビューとは到底呼べないレビューさんの映画レビュー(感想・評価)
あの頃の自分と目があった
なんとも切ない、心が締め付けられる映画でした。
街の風景と少年達の美しさが相待ってより胸を締め付けられる映画でした。
レオとレミを見ていると、誰もがそういう経験をしてるんじゃないかと思いますし、自分もそう言う経験があるし、レオの気持ちもわかるし、レミの気持ちも痛い程わかります。
しかしよくよく考えてみるとレオ側になった記憶はあまり鮮明ではないが、レミ側になった時の気持ちは今でも覚えて覚えているし、あの時は学校と言う社会しかなかったので本当に苦しかった記憶があります。
もちろん、年をとって部活など、会う人が変わっていくと、距離が変わるのは当たり前な事ではあるのですが、
二人だった世界から急に学校という世界に変わって、心が追いつかない気持ちが二人の眼差しからより伝わりより切なさを感じました。
あの時代特有のなんとも言葉に変え難い気持ちなどを、レオとレミを演じた二人から言葉にせずとも伝わってきて、あの時の昔の自分が頭に出てきてより苦しくなりました。
当たり前ですが、人によって感じ方は違うし、傷つけるつもりがなくって言った一言で傷つける事はあるし、ちょとした些細な事が、誰かに取っては大事な事だったり、今ならなんとも思わない事が、あの時代なら物凄く傷つく事もあるし、人間の残酷さや、人の気持ちの残酷を感じたりしました。
あと何でも人は自分の知らない物や見た事ない事をかってにいままであるものに方にはめがちですが、それもきよつけなくてはと思いました。
映画はレオの視点で描かれているので、レミの視点で描かれたり、レミの母親の視点で描かれていたらまた違うとは思いますが、最後にレオが後ろを見て走るシーンを見てそれでも、生きていくとレオは思ったのかなと自分は感じました。
長々とすいません。読んでくれた方がいればありがとう。
映画見たあとお腹が空いたので、二人が仲が良かった頃に食べていたパスタを食べたくなりましたが、二人がやっていた食べ方はできませんでしたが、満腹で家路につきました。