「誰のなんのための戦争?」島守の塔 げげげなさんの映画レビュー(感想・評価)
誰のなんのための戦争?
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人が人を殺す。
ただ、それだけ。
どれほど大義名分を振りかざしても
愚かな行為でしかない。
沖縄の平和な日常が
どんどん壊れていく様子に
胸が痛む。
吉岡里穂さんの迫真の演技も
映像も、本当にリアルに感じました。
祖父は、戦争帰還兵です。
生きて帰国してから
「死に損ないが帰ってきた」と
村八分にあったそうです。
祖父は、その後、
荒れて、暴君と化し
嫌われながら亡くなりました。
亡くなって10年ほどして、
戦争トラウマについて知りました。
祖父も、大陸で
戦友が砲撃を浴びて
粉々になっていったことを
1度だけ、父に話したそうです。
吉岡里穂さん演じる
比嘉凛さんが
最後に銃を置いて
どんな想いで降伏したんだろうと思うと
涙が止まりませんでした。
戦争ってなんなんでしょうね。
誰のためなんでしょうね。
お金や権力って、人の命より大切なんですかね?
そんなことを想いながら
鑑賞しました。
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