劇場公開日 2022年7月22日

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「忘れてはいけないことがある」島守の塔 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5忘れてはいけないことがある

2022年9月14日
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太平洋戦争の末期、日本で唯一本土決戦があった沖縄の人達の大きな犠牲に心を痛めずにはいられない。
記録映画的に受けとれるこの映画を観て思うのは、戦争で1番の犠牲になるのは民衆だということ。
この映画は軍部の勝手な方針に振り回させる人々を1人でも救おうとする2人の男の話だった。彼らの行動は信念と勇気に基づいている。なぜ県知事を引き受けたのかと聞かれて、卑怯者と言われることが1番怖いと言った言葉に、日本人らしさを感じた。
どんな戦況になっても神風が吹いて日本が勝つと信じ、万一の時は国のために死ぬと誓う女性たち。戦時教育とはなんと愚かなのか。
この戦争で沖縄が払ったものすごく多くの犠牲を私たちは忘れてはいけないと思う。

ニョロ