犬も食わねどチャーリーは笑うのレビュー・感想・評価
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結婚式をクライマックスにした方が良かったのでは?
愛し合って結婚したはずの2人がいがみ合うようになるというのは、古今東西で使い古された話だが、SNSというのが今風ということか?
夫の後輩の結婚式が一つの山場になるのだろうとは思っていたが、スピーチのシーンが予想以上に面白くて、「2人で新しい生活を始めた時のときめきを忘れないで」という言葉も心に響いた。
それだけに、その後のコールセンターでのドタバタで、お互いに「結婚というシステムに乗っかるだけで相手に向き合っていなかった」ことを反省するくだりは、どこか蛇足のように思えてしまった。
どうせなら、結婚式をクライマックスにして、コールセンターの場面と順番を入れ替えた方が良かったのではないだろうか?
いずれにしても、夫婦にとってはコミュニケーションが重要で、特に、面と向かって文句を言い合えるような関係を築くことが大切だということを、改めて認識させてくれた映画だった。
タイトルなし(ネタバレ)
前半のデスノートあたりまでは軽いノリ。旦那あるある話で盛り上がって面白い。
これをどう治めるのか、、と思っていたら、だんだん重たい話になる。
男と女のあいだには暗くて深い河がある、、。今も昔も変わらない。
恋愛時代は楽しいけど、結婚は現実だ。
結婚というシステムにとらわれずうまく付き合っていくべきだという話???
なんとなく解るような解らないような着地点。
香取慎吾君がすごくマッチョだ。
チャーリー可愛い。
全ての夫婦に観てもらい「話し合い」をしてもらいたい
完成披露先行上映舞台挨拶中継にて観賞。
妻が「旦那デスノート」というSNSに旦那の愚痴を書き込んでいるということを知ってしまうところからお話は始まる。
お互いを大事に思い、一般的な理想の夫婦像になろうとしてネガティブなことを言えなくなり我慢をしてしまう。
夫婦で話し合いをすることができなくなり、どうして分かってくれないの?と相手のことを憎く思い次第に溜まりに溜まった鬱憤を爆発させてしまう。どこの家庭にもありがちな夫婦喧嘩の始まりである。
夫婦であっても家族であっても他人であり別の個体。分かったつもりでいても相手は常に変化をし続けている。話し合いをすることの大事さ、話し合いをすることができる関係性の尊さを改めて痛感。目に涙が滲む。
しかし本作を観ていると直近で同じ岸井ゆきのさんが出演されている「神は見返りを求める」をふと思い出してしまった。こちらの作品も人間関係の不和からドン底に落ちてしまうというお話だが、こちらと比べると本作のお話はマイルドでちょっと物足りなさを感じてしまった。
また、付き合い始めの頃や新婚の頃のエピソードを思い出し2人で初心戻り関係が戻ると思いきや再度ドン底に落とされてまた初心に〜というのが繰り返されて正直まだあるのかよと思ってしまった…上映時間は117分だがそれ以上に長く感じた。
お話の発想はとても面白いと思ったし、役者さん達の演技もとても良かったので、ここらへんがもう少しどうにかなったらもっと良かったのになと思ってしまった。
本作は妻の表に出さない裏の顔の怖さや、夫婦間の男女のすれ違いがクローズアップされているが、本作の1番の怖さは同性であり子を持つ母であり妻に1番共感できる立場である姑が全てを知った上で鬼畜の所業をしているということ。会話をしなければ心の内は分からないが、会話をすること自体ができない相手が身近にいて離れられないというのが1番の恐怖だと感じた。
お互い本音をぶつけ合うのも悪くない…いい意味でww
「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露舞台挨拶中継付き先行上映 (長えよ)に。
舞台挨拶には、香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、そして市井昌秀監督が登壇。ただ舞台挨拶は司会の仕切りが今ひとつだったのがちょっと残念。
登壇した現在の香取慎吾より、映画の中の裕次郎(香取慎吾)がやたらバンプアップされていてなんかデカいww
筋トレが趣味という設定だからなのか、この体躯なので筋トレが趣味としたのかは分からないが、とにかくデカくてビックリ。
そして、それと対照的に岸井ゆきのがちっちゃくて可愛い。最初の方で、二人がベッドに寝ているシーンがあるが、足の太さからタッパの差から何から何までサイズが違いすぎて笑ってしまった。
「旦那デスノート」は何処かにありそうなSNSで、ここに本気で訴えるというよりは「ガス抜き」としては役立ちそうなサイト。当然「女房デスノート」もあるだろうなぁ。
ただ、個人的には、部下の結婚式のスピーチで本音をさらけ出して和解して、なんとか「旦那デスノート」の出版許諾を取り付けたい編集者と裕次郎の殴り合いのシーンで終わって良かったと思う。
その後の、裕次郎と二人だけの秘密だった流産の話を、夫が口を滑らせて姑も知っている事がバレて、再び険悪ムードになって日和が家を出てしまうくだりから以降は無くても良かったし、観終わった後もスッキリ出来たのでは。
果たして、修羅場と化したあのテレアポセンターは、その後どうなったのか心配でならないww
まあまあ、面白かったと言って良いんじゃないかと。
【愛し合い一緒になった相手なら、愚痴、不満、感謝はSNSではなく、勇気はいるけれど、相手の眼を見てキチンと自分の口で直接伝えようと、今更ながらに思った沁みるシーン満載作品。】
ー 一度愛し合った男女は、結婚というシステムに組み込まれても、簡単に関係性は崩れないと信じたい。青臭いと思われるかもしれないが、私は信じたい。-
◆感想<先行上映鑑賞なので、シンプルに>
・”旦那デスノート”
存在自体知らなかった。が、家人に聞いたら、今でも人気のサイトだそうである。だが、私は怖くて見れない・・。笑えないモノが多そうだから・・。駄目だなあ・・。
今作はこのサイトの人気投稿者チャーリーの名前で、夫、ホームセンター副店長の田村裕次郎(香取慎吾)に対する、日常生活の不満を書き込む日和(岸井ゆきの)の彼との出会いから、破局仕掛けるもギリギリ踏みとどまる姿を、ブラックなシーンや沁みるシーン満載で描いている。
・結婚前は、幸せいっぱいな気持ちの傍に”マリッジブルー”が控えている。
今作では、”旦那デスノート”の中身を見てしまった、結婚間近の若槻(井之脇海)が、マリッジブルーに陥り、披露宴にも、恰幅の良い婚約者(松岡依都美)から引き摺られながら式場に入る姿が笑える。
■沁みたシーン幾つか
・その結婚式場で、緊張の余りスピーチで固まっている裕次郎の姿を見て、その時点で夫婦関係は破局寸前の筈の日和が、裕次郎と出会った頃に教えてもらった緊張を解すポーズ
[肘を舐める。だが絶対に出来ないので、バカバカしくなって笑ってしまう。お暇な人はどうぞ。]をし、夫の緊張を解すシーン。
その後、裕次郎はお得意のホームセンターの商品紹介をしながら、”これらは、妻と選びました。お二人も、一緒に暮らす道具をお二人で一緒に選んで、幸せな家庭を・・”と告げるシーン。
涙を浮かべて、若槻は妻の手を握り、会場は満場の拍手・・。
・それでも、そんなに簡単に夫婦の溝は埋まらず、日和はある日、離婚届とエンゲージリングを置いていなくなる。
裕次郎は、日和が働くコールセンターに単身乗り込んで、”僕は結婚というシステムに呑み込まれていた。逃げていた。仕事に、筋トレに。でももう逃げない。”と驚く社員たちの前で日和に向かって大声で告げるシーン。
ー 布石として、コールセンターには様々な苦情の電話が掛かって来ることが事前に描かれている。その中にシステムオジサンというクレーマーがいる。又、責任者(眞島秀和)もセクハラ、パワハラしているシーンが描かれている。
更に言えば、裕次郎と日和が出会った頃、裕次郎が空をふらりふらりと飛ぶビニール袋を見て、”あれが地面に落ちる前に拾えたら幸せになれる・・”と言って追いかけるシーンが描かれている。
そして、コールセンターの窓の横をふらりふらりと飛ぶビニール袋が・・。-
・裕次郎と日和は、そのビニール袋を追って、フロアを飛び出し、公園の枝に引っ掛かっていたビニール袋を二人で取ろうとするシーン。
道行く人が不思議そうな顔で観ている中を、裕次郎は、日和を肩車し、それでも届かないので日和の身体全体を普段鍛えているバーベルの様に持ち上げるシーン。
裕次郎が渾身の力で日和を持ち上げる姿。観ているこちらも”頑張れ!”と心の中で叫んでしまう。そして、日和の手はビニール袋をしっかりとつかむ。
ー このシーンは、力が入ったし、沁みたなあ。裕次郎と日和のタッグ復活であり、裕次郎の”もう逃げない!”という思いが伝わって来たからである。-
<今作は、お付き合いしている方や結婚している方が見ると、沁みると思うし、そうでなくても面白き、ややブラックなコメディ映画である。
そして、大切な相手には、キチンと相手に対する不満、懐疑、愚痴、感謝と言った感情を、理性を持って相手の眼を見て話すことの大切さを、今更ながらに教えてくれる作品だと、私は思いました。>
誰も食わない夫婦喧嘩。
なにがスーパー踏ん張るくんは耐久荷重2tになりました、だ。
耐震グッズで夫婦を描写し、なんとか耐えてるぞー、と示したいのだろうが、後に妻になる岸井ゆきの扮する日和が初めてホームセンターに来店した時、既に背が届かず取れないところにあったその商品。
簡単に設置できてウレタンで、、蘊蓄はわかったけれどその商品特性の恩恵に預かろうとするのは女性!
7年後に別の女性客が来店しても、女性にとってとりやすい位置に置く場所を下げていない。
そういうとこだよ田宮!
そういうとこだよバツ3店長!
どれだけ知識があろうとも、目の前のお客様や妻が困っている根本を改善しないアホだから、ホームセンターの副店長の肩書きに胡座をかこうとしたり、妻にデスノートを書かれるのよ。
平成の象徴のようなSMAP香取慎吾がこんな鈍い男の役をやるもなんだかハマってしまっている。すごく気遣いのある人なのも、良くも悪くも子供の頃から芸能界漬けで常識がだいぶ業界寄りなのも知っている。
それだけに、実物が家庭をうまく回していて欲しいな。
不特定多数が読めるデスノートに書き散らかすに飽き足らず、出版までしたらもう最期と思ったが周囲の意見に反して自力で踏みとどまった妻、日和。
筋トレに逃げてなんの家事協力もしないが、若い女性同僚の色目には靡かなかった夫、ゆうくん。
2人がそうなったきっかけは、流産だった。
あまりに傷付いた時、元々は赤の他人の夫や妻に、悲しみ丸ごとさらけ出してって、普段しっかり者で責任感があるタイプほど、できないのはとてもとてもよくわかる。納得してしまった。
香取慎吾のホームセンター商品説明が、スマスマの料理説明と全く一緒、なんならその重要と思われる部分をゆっくり誇張する独特の口調、キムタクもいまだにやっている。SMAP育ち独特の宗教のような一貫性に少しだけ引いてしまうと同時に、これも木下グループ?草彅くんの映画も木下グループだったよね?と、新しい地図メンバーの仕事を支えているのは韓国系?!なぜ??SMAPは全員韓国通名を持ってる説はもしや本当なのか??と色々頭によぎってしまった。
犬も食わねどチャーリーは笑うって、夫婦喧嘩のことかと思ったけれど、冷凍ネズミのこと?!
すき家のペット用冷凍ネズミがお味噌汁に入っていた件も重なり、冷凍ネズミキーマカレーは怖すぎてそりゃカレーが好物だけに、外で食べようと思うよねぇと、そこだけ田宮のゆうくんに同情。
そもそもチャーリー、笑ってた?
鳴いてはいたけど、笑ってなくない?
誰も食わない夫婦喧嘩を職場に押しかけおっ始める、しかも夫はロッカーにも立ち寄らずに職場から走って飛び出してきた設定。いやいや貴重品とかよく持ってたね、ロッカーに入れてたならそこで着替えできたよね?と、さすがデスノート書いちゃう系の分別ない妻の夫だわ、似たもの夫婦かも、とちょっと思ってしまった。
夫婦喧嘩も仲直りの様子も、聞かされても本人同士以外は小恥ずかしいだけ。
夫婦は2人の世界で仲良くするのが大事だなと思った。
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